CentOSの初期設定とセキュリティを最短で!

CentOSを最短でインストールする記事を掲載しましたが、ここでは最低限の初期設定とセキュリティ対策を行います。ここでは最新版のCentOS8を使います。

ここが終わるとサーバを構築する土台となるCentOSサーバになります。

順番に説明しますが、まずはネットワーク設定を含む初期設定を行います。次にソフトウェアの更新を行い、セキュリティ対策をして完了となります。

CentOSのネットワークとセキュリティをステップアップして習得するイメージ

このページの結論

CentOS8の初期設定とセキュリティは以下を行います。

  1. 初期設定① ネットワーク設定とネットワークへの接続確認
  2. 初期設定② タイムゾーンの設定
  3. セキュリティ対策① kernelを最新版への更新
  4. セキュリティ対策② ソフトウェアの更新

CentOSのネットワーク設定

まずはネットワークに繋がらないと始まりません。CentOSのコンソール画面から管理者アカウントのrootでログインします。

CentOSのネットワークとセキュリティの設定をするためにログイン

上の図のようなGUIのログイン画面では、管理者であるrootアカウントは表示されません。rootでログインするには赤枠内の「アカウントが見つかりませんか?」をクリックするとユーザー名を入力できる画面に変わります。

ログイン名とパスワードを入力するとデスクトップ画面が表示されます。

上の図のように、デスクトップ右上のメニュをクリックして赤枠内の「有線オフ」をクリックします。

サーバ検証用のため、無線ではなく有線LANを想定しています。

CentOS8でネットワーク接続を有効にする

上の図の赤枠のように、「接続オフ」のサブメニューの直下にある「接続」をクリックします。クリックするとネットワーク接続されます。もう一度右上のメニュを開きます。

CentOS8のネットワーク接続が有効になった状態

上の図のように、CentOS8のネットワーク接続が有効になったことがわかります。

接続済みにならない場合はネットワークケーブルが接続してあるか、対向のネットワーク機器が繋がってネットワークインターフェースのリンクが上がっているかを確認してください。

IPアドレスの割り当て

CentOS8のネットワークを有効にしたら、次はIPアドレスを割り当てます。IPアドレスを割り当てる前に、ネットワーク担当者からIPアドレスを割り当ててもらってください。併せてサブネットマスク、デフォルトゲートウェイ、DNSサーバのIPアドレスも聞いておきます。

それではCentOS8へ管理者rootでログインしてデスクトップを表示します。デスクトップ右上の黒いメニューバーをクリックしてメニューを表示します。

CentOS8のネットワーク接続が有効になった状態

上の図の赤枠内にあるネットワークマーク付近をクリックします。

上の図の赤枠内をクリックします。これから詳細なネットワーク設定をします。

DHCPでIPアドレスを自動取得できるネットワークもありますが、用途がサーバであればIPアドレスを固定する必要がありますので、ここでは固定IPアドレスを割り当てる方法を説明します。

上の図のように、ネットワークの設定画面が開きます。赤枠のねじのようなマークをクリックして、有線ネットワークの詳細設定に入ります。

上の図のように、CentOS8のネットワークで有線の詳細設定をするダイアログが表示されます。DHCPが有効な場合はIPアドレスにはDHCPで取得したIPアドレスが表示されます。

最初に①自動でネットワーク接続が有効となるように、①の赤枠の「自動接続する」をクリックしてチェックを入れます。

次に②固定IPアドレスを割り当てるため、赤枠の所にあるIPv4をクリックして固定IPアドレスに変更します。

上の図のように、IPv4の設定に変わります。赤枠の箇所をクリックしてIPアドレスの割り当てを自動(DHCP)から手動に変更します。

上の図のように、固定IPアドレスを入力するダイアログに変わります。①にIPアドレスとネットマスク(255.255.255.0など)、ゲートウェイのIPアドレスを入力します。

②にはDNSサーバのIPアドレスを入力します。入力が終わったら右上の適用ボタンをクリックしてIPアドレスの詳細設定ダイアログを閉じます。

設定が完了したら次は変更した内容を反映します。

上の図のように、CentOS8のデスクトップ右上のメニューから有線のサブメニューを開き、赤枠の「オフにする」でネットワークを一度停止します。同じ操作をして右側のように赤枠内の「接続」をクリックして、ネットワークを再接続します。

ネットワーク接続の確認方法

先ほどの図で、右上のメニューから「有線設定」を選べば下のようにネットワーク設定の詳細ダイアログを表示できます。

実際にネットワークに接続しているかは、端末を開き、デフォルトゲートウェイのIPアドレスにPINGコマンドを送り、ICMP応答が得られるか、ARPテーブルにデフォルトゲートウェイのMACアドレスが載るかを確認することでネットワーク接続は確認できます。

CentOSのタイムゾーン設定と時刻設定

CentOSをインストールして、ネットワークが接続できたら、次は時間設定をします。時刻が合っていないとログを見た時に何時起きたのかを特定することが難しくなります。

サーバを人が常に監視することは難しいので、ログの情報が重要となります。そのログに記録する時間が現実の時間を合わせないと事実を認識することが難しくなりますので、タイムゾーンは必ず設定しておきましょう。

CentOSのタイムゾーン設定

CentOS8のタイムゾーン設定を行います。

CentOS8のデスクトップから設定を開く

上の図のように、右上のメニューをクリックして、赤枠内の設定ボタンをクリックします。

CentOS8の設定メニューで詳細を探す

上の図のように最後に設定したネットワークが表示されています。赤枠付近にスクロールバーが隠れていますので、左メニューの一番したまで移動して「詳細」をクリックします。

CentOS8の設定で日付と時刻を探す

上の図のように、詳細のサブメニューに入ると左メニューに日付と時刻が表示されるので、赤枠内をクリックします。

CentOS8の日時とタイムゾーン設定

上の図のように、時刻設定とタイムゾーンの指定ができます。赤枠内をクリックすると地図が表示されます。希望の地域をクリックしてタイムゾーンを設定します。

設定後の状態が表示されたら、システムにタイムゾーンの変更が反映されています。

時刻設定

タイムゾーンを設定した図で、自動時刻設定がオンになっていますが、これをオフにすると、グレーアウトしていて変更できないタイムゾーンの上にある時刻設定部分が変更可能となります。

ある程度時刻を合わせておくとログの日時が飛ばないので、見やすくなります。

CentOSのセキュリティ対策

最低限のセキュリティ対策はソフトウェアの更新です。CentOSもWindowsと同じようにホスト型ファイアウォールが標準で動作しています。ソフトウェア更新で多くの脅威からサーバを守ることができるでしょう。

ソフトウェアの更新順序で一番簡単な方法は、kernelを更新してから他のソフトウェアを更新します。kernelの更新は心臓部のソフトウェア更新のため、最悪の場合起動しなくなる危険があります。そのため他のソフトウェアと分けて更新します。

まずは管理者のrootでログインしてください。

kernelの更新

yumで更新しますが、後継ソフトウェアがdnfと呼ばれるツールです。dnfの使い方は基本的にyumと同じです。CentOS8ではyumもまだ使うことができます。

kernelを更新する場合、万一新しいkernelに不備があって起動しない場合に対応するため、今正常に起動しているkernelも保険として残しておきます。

具体的にはdnf install kernelで新しいkernelを追加インストールします。kernelはバージョンごとにインストールするディレクトリが分かれているため、現在のkernelと衝突することはありません。具体的には次のように実行します。

CentOS8のkernel更新の準備

上の図のように、①kernel追加インストールコマンドを実行して、コマンドを実行して更新があることがわかると②更新がある場合はインストールしてよいか確認メッセージが出ます。初期インストールではできるだけ最新版のkernelを使うべきですので、yを入力してインストールします。

上の図の内容を詳しく説明すると現在のkernelのバージョンが 4.18.0-147.el8.x86_64 で、新しいバージョンは 4.18.0-147.8.1.el8_1.x86_64 であることを示してます。

インストールが正常に終了したらシステムを再起動します。再起動コマンドは reboot かshutdown -r now か init 6 を使いましょう。後になるほどUNIXを深く知っている方が使うコマンドです。

無事再起動したらまたrootでログインします。現在どのkernelで起動しているか調べるには uname -r コマンドを使います。

CentOS8で使っているkernelのバージョンを示すコマンド

先ほどインストールしたkernelに変わったことを確認できました。

以上でkernelの更新は完了です。

kernel以外のソフトウェア更新

kernelの更新が完了したら、次はkernel以外のソフトウェアを更新します。kernel更新ほど慎重にする必要はありません。bnf updateで更新します。

CentOS8のソフトウェアをdnfコマンドで更新

上の図のように、dnf update を実行する直前の状態です。コマンドを実行すると次のようになります。

CentOS8のソフトウェア更新確認中

比較的たくさんの更新が出てきました。yを入力してソフトウェアを更新します。更新が完了したら、念のためシステム再起動します。reboot や shutdown -r now や init 6 で再起動します。

システム再起動が無事完了して、CentOSが使えるようになったらソフトウェア更新は完了です。

まとめ

CentOS8のネットワーク設定、タイムゾーン設定で初期設定を行いました。CentOS8の初期設定の最後にソフトウェアを更新してソフトウェア上の脆弱性のないサーバができあがりました。

CentOS8でサーバを構築する方の参考になれば幸いです。

CentOSのインストールを最短で!

SEやっていると、ふと「Linuxサーバの検証環境がほしい」と思うことはないでしょうか。そのような時に役に立つCentOSを最速でインストールする方法をまとめます。

なお、検証環境を急ぎでほしい場合は大体ハードウェアの手当は無いことが多いので、仮想環境を使います。環境環境の構築については仮想環境を個人で試用してみたい!!に具体的な手順を説明していますので、参照ください。仮想環境の中でも比較的使いやすいHyper-Vを使います。

Hyper-Vの操作にはパソコンの管理者権限が必要となりますので、必要な権限があるか確認しておきましょう。

CentをインストールしてLinuxテスト環境が欲しい時
このページの結論

Hyper-Vを搭載したWindows10パソコンでCentOS8サーバを最短で構築します。環境は標準的な構成で1時間でインストールできます。

ただし、インストール前の準備に時間がかかります。

CentOSをインストールするための準備

インストールするCentOSは8を使います。実際にHyper-Vにインストールしてみると、デスクトップは下の図のようになります。

CentOSをインストールした後のCentOS8のデスクトップ

1つのWindowsパソコン上で2つ目のCentOSを動作させるためCPUやメモリ、ハードディスクへの負担は増えます。メモリやハードディスクへの負担は結構大きいので、確認しておきます。Red Hat Enterprise Linux technology capabilities and limitsにCentOS8と同じRedHat Enterprise Linux8の要件があります。最低限必要なリソースはディスクが10GB以上、20GB以上推奨で、メモリは2GB以上が良さそうです。

さらにWindowsは動作したまま、Hyper-V上でCentOSを動作させますので、メモリは2GBで、CPUは2コア、ディスクは50GBを用意します。

CPUはオーバーコミット(物理的な上限を超えて割り当てること)しても余裕があるの影響は出ません。ただしメモリやディスクはオーバーコミットするとパフォーマンスが低下するので止めましょう。

CentOSのインストール用にHyper-Vを設定

CentOSをHyper-Vでインストールするために、枠を作ります。Hyper-Vマネージャを起動します。

上の図のようにHyper-Vマネージャを表示できたら右上の赤枠内の新規をクリックします。

上の図のようにサブメニューが表示されます。赤枠の位置にあるように仮想マシンをクリックします。

CentOSをインストールする前にHyper-Vの仮想マシンを作成するダイアログ

上の図のように進みます。左側は項目名だけでなくメニューにもなっていますので、先行して進めることが可能です。順番に進める場合には右下のボタンをクリックして進めることもできます。

右下の「次へ」をクリックするか、左メニューの「名前と場所の指定」をクリックして次の設定項目に進みます。

名前と場所の指定

ここでは仮想マシンとして表示する名前と、データを保存するフォルダを指定します。

CentOSをインストールするためにHyper-Vで表示する名前とデータを保存する場所を指定

上の図のようなウィンドウが表示されます。①Hyper-Vマネージャで仮想マシンの名前として表示する文字列を入力します。②標準の場所以外に仮想マシンのデータを保存したい場合にチェックを入れます。③仮想マシンのデータを保存する場所を指定する場合に入力します。

ここでは、①にCentOS8、②にはチェックを入れ、③には「C:\Hyper-V\」と入力します。

設定が完了したら右下の「次へ」ボタンをクリックするか、左メニュー「世代の指定」をクリックして次の設定項目に進みます。

世代の指定

次は仮想マシンの世代を指定します。

CentOSをインストールするためにHyper-Vの仮想マシンを追加する際の世代の指定

上の図のように、第1世代と第2世代を選択します。第1世代は古いOSも動作する互換性を重視しています。不明な場合は第1世代を選択すると間違いありません。

設定が完了したら右下の「次へ」ボタンをクリックするか、左メニュー「メモリの割り当て」をクリックして次の設定項目に進みます。

メモリの割り当て

次はメモリの割り当てを決めまs。CentOS8では、前述しましたように2GBのメモリを割り当てます。

CentOSのインストールのためにメモリを固定で割当

上の図のように、①MB表記のメモリ割り当て欄が1024つまり1GBとなっています。ここを2048に変更して2GBメモリを割り当てるように変更します。

次に、②マシンには固定のメモリを割り当てますので、このチェックは外します。外さないとメモリ不足で操作できないことがありました。

設定が完了したら右下の「次へ」ボタンをクリックするか、左メニュー「ネットワークの構成」をクリックして次の設定項目に進みます。

ネットワークの構成

次はネットワークを構成します。

CentOSをインストールするための仮想マシンのネットワーク

上の図のように、ネットワークを構成します。赤枠の接続のセレクトボックスをクリックして「接続しない」から「Default Switch」に変更します。Default Switchは内部ネットワークで外部にはホストであるWindows10の物理ネットワークを、家庭のブローバンドルータのように使って外部ネットワークと通信します。

今回は検証環境をできるだけ簡単に立ち上げる目的のためDefault Switchを使います。

設定が完了したら右下の「次へ」ボタンをクリックするか、左メニュー「仮想ハードディスクの接続」をクリックして次の設定項目に進みます。

仮想ハードディスクの接続

次はディスクの容量を設定します。

CentOSをインストールするためのディスクの設定

上の図のように、仮想ハードディスクの接続画面が表示されます。今回は新規を想定しますので、①仮想ハードディスクを作成するに黒丸が付いていることを確認します。②容量は127GBも要らないので、50に変更します。

設定が完了したら右下の「次へ」ボタンをクリックするか、左メニュー「インストールオプション」をクリックして次の設定項目に進みます。

インストールオプション

次はインストールオプションを設定します。

CentOSをインストールするためのオプション設定

上の図のように、インストールオプションのウィンドウが表示されます。後でCentOSをインストールするため、「あとでオペレーティングシステムをインストールする」に黒丸が付いていることを確認します。上の図のように黒丸が付いていない場合はクリックして上の図のようにします。

設定が完了したら右下の「次へ」ボタンをクリックするか、左メニュー「要約」をクリックして次の設定項目に進みます。

要約

最後の要約に進みます。

CentOSをインストールするための最終確認

上の図のように表示されたら、右下の完了ボタンをクリックしてCentOS仮想マシンの作成を完了します。

CPUコア数の変更

Hyper-Vマネージャに戻ります。CentOS8の仮想マシンが追加されています。

CentOS8をインストールするためにHyper-Vマネージャに戻った所

上の図のように、CentOS8が出来上がります。CentOS8をクリックして右下に選択メニューを表示します。

CentOS8をインストールするためにHyper-Vマネージャで設定変更する箇所

上の図のように右下の操作画面で、赤枠のように設定が表示されます。設定をクリックして仮想マシンの設定を変更します。右下にメニューが出ない場合は仮想マシンのCentOS8を選択して右クリックしても同じメニューが表示されます。

インストールするCentOS8の設定を変更する所

上の図のような、ウィンドウを表示します。赤枠部分のプロセッサをクリックします。

インストールするCentOS8のCPUコア数を変更

上の図のようにウィンドウの表示が変わります。右上赤枠の箇所でCPUコアを1から2に変更して、OKボタンをクリックします。

これで仮想マシンの設定は終了です。

CentOSのインストール用ISOイメージを取得

次はインストール用のISOイメージを取得します。最初にCentOSのダウンロードページを表示します。

CentOSをインストールするためにインストール用ISOイメージをダウンロード

上の図のように、赤枠内に表示されている「CentOS Linux DVD ISO」をクリックします。

CentOSをインストールするためにインストール用ISOイメージをダウンロード可能なサイト

上の図の赤枠内のサイトから、何れかをクリックしてISOイメージをダウンロードします。サイズが7GBを超えるほど大きいのでダウンロードに時間がかかります。

ダウンロードできたら準備完了です。

CentOSをインストール

仮想マシンの準備ができて、インストール用にCentOS8のISOイメージが取得できたらいよいよインストールを始めます。

Hyper-V上にCentOSのインストール

Hyper-V上の仮想マシンのDVDドライブにISOイメージをマウント

はじめにHyper-Vマネージャーを起動します。

CentOS8をインストールするためにHyper-Vマネージャで設定変更する箇所

上の図のように、仮想マシンのCentOS8を選択して、右下の設定をクリックします。右下に表示されない場合は、仮想マシンのCentOS8を右クリックして同じ項目を表示することができます。

CentOSをインストールするためにISOイメージをマウントする手順

上の図のようにDVDドライブをクリックします。DVDドライブが見つからない場合は、右上のSCSIコントローラを追加してDVDドライブを追加できます。

CentOSをインストールするためにDVDドライブを選択

上の図のように、DVDドライブを選択すると右側の表示内容が変わります。①メディアのイメージファイルをクリックして黒丸にすると②参照を選択できるので、CentOS8のインストールイメージを選択します。

CentOSをインストールするためにDVDドライブを選択した後

上の図のように、設定画面に戻るとCentOS8のISOイメージをマウントできています。太字部分が変更のあった箇所を示してます。右下のOKボタンをクリックして設定ウィンドウを閉じます。

Hyper-Vで仮想マシンのコンソールを表示

Hyper-Vマネージャーの画面に戻ったら、次にコンソールを表示します。仮想マシンのCentOS8を選択します。

CentOSをインストールする前に仮想マシンのコンソールを表示

上の図のように、仮想マシンのCentOS8を選択して右下の「接続」をクリックします。仮想マシンのCentOS8を右クリックして表示されるメニューにも同じ項目はあります。

CentOS8をインストールするために仮想マシンのコンソールを表示

上の図のように表示されれば、コンソール接続は完了です。

CentOS8のインストールを開始

インストール用ISOイメージを接続できて、コンソール画面も表示できました。いよいよCentOS8をインストールしていきます。

CentOS8をインストールするために仮想マシンのコンソールを表示

仮想マシンのコンソール画面で真ん中少し下の「起動」ボタンをクリックします。しばらくして下のが画面が表示されればインストールの起動は成功です。

CentOSのインストール開始画面

上の図のように、表示した直後は「Test this media & install CentOS Linux 8」が選択されています。メディアのチェックは不要ですので、一度黒い画面をクリックします。一度黒い画面をクリックするのは、マウスの制御をコンソールに渡してキーボード入力を受け付けるようにするためです。

その後↑キーを入れて、「Install CentOS Linux 8」を白字にしてからEnterキーを入れてインストールを開始します。

CentOS8のインストールを開始して言語を選択

日本語を選択して、右下の青色ボタンの「Continue」もしくは「続行」をクリックします。

CentOSのインストールにおいてインストール概要を表示

上の図の右上にある赤枠をクリックして、インストール先を確認します。

CentOSのインストールでインストール先を確認

上の図のように、インストール先を修正できますが、今回は最短でインストールしますので、左上の完了をクリックします。

CentOSのインストールでインストール直前の状態

上の図のようにインストール先の赤字忠告がかくなっていることを確認し、右下のインストールの開始をクリックします。

CentOSのインストールが開始した状態

上の図のように、インストールを開始すると状態を下に表示します。真ん中付近に「rootのパスワード設定」と「ユーザーの作成」に注意マークが付いています。インストールが完了するまでに、それぞれクリックしてrootのパスワード設定と1つのユーザーアカウントを作ってください。

しばらくするとインストールが完了します。

上の図のように、インストールが完了すると右下に再起動のボタンが表示されます。右下の再起動のボタンをクリックしてインストールを完了します。

CentOSのインストール後にインストーラが起動した画面

上の図のように、再起動するとまたインストール画面が表示されます。赤枠内のボタンをクリックして一度電源をOFFにします。ISOイメージからの起動なので停止してもデータは破壊されません。

CentOSのインストール完了後にインストールISOイメージを取り出す

上の図のように、コンソール画面のメニューにある「メディア」からCentOSの取り出しを選択してメディアを取り出します。その後また起動ボタンクリックしてCentOSを起動します。

CentOSをインストールした後の作業

CentOSの初期設定

インストール後に初めてCentOSを起動すると初期セットアップの画面が表示されます。

CentOSをインストールした後の初回起動時の初期セットアップ

上の図のように、中央にあるLicensingをクリックしてライセンスに同意する必要があります。中央の「License Information」をクリックします。

CentOSのインストール後の初回セットアップ時に出るライセンス情報

上の図のように、ライセンス情報のページが表示されます。ライセンスに同意するには、左下のチェックボックスにチェックを入れて左上の完了ボタンをクリクリックします。

CentOSのインストール後にライセンス同意後の画面

上の図のように、Licensingの注意マークが消えて右下の「設定の完了」がクリックできるようになります。左下の「設定の完了」ボタンをクリックして進めます。

CentOSのインストール完了後のログイン画面

上の図のように、ログイン画面が表示されます。真ん中の青色をクリックして、インストールの最後に作成したユーザーアカウントでログイン(表示錠は「サインイン」)します。

ログイン(サインイン)に成功すると下の図のように画面が表示されます。

CentOSのインストール直後の初回ログイン時に表示される言語設定

上の図のように、初回の言語設定が表示されます。選択した言語にチェックが入りますが、変更する場合は言語をクリックしてチェックマークを変えてから右上の「次へ」をクリックします。

CentOSのインストール直後の初回ログイン時に表示される入力設定

上の図のように、初回の入力設定が表示されます。選択した言語に沿ってチェックが入りますが、変更する場合は入力設定をクリックしてチェックマークを変えてから右上の「次へ」をクリックします。

CentOSのインストール直後の初回ログイン時に表示される位置情報差サービスの設定

上の図のように、次は位置情報サービスの有効か無効かを確認されます。標準は有効ですが、無効にしたい場合は中央付近の「オン」の部分をクリックすると無効にできます。設定したら右上の「次へ」をクリックします。

CentOSのインストール直後の初回ログイン時に表示されるオンラインアカウントへの接続

上の図のように、オンラインアカウントへ接続するかどうかを確認されます。今回は検証んあので、左上の「スキップ」ボタンをクリックします。

CentOSのインストール直後の初回ログイン時に表示される設定の完了

上の図のように、準備完了が出れば初期セットアップは完了です。中央下にある「CentOS Linuxを使い始める」をクリックします。

CentOSのインストール直後の初回ログイン時に表示されるGNOMEヘルプ

上の図のように、GNOMEヘルプ画面が表示されます。右上の「×」マークをクリックしてGNOMEを閉じます。

CentOSにログイン後のデスクトップ

上の図のようにデスクトップが表示されたら完了です。

まとめ

CentOSをHyper-V上にインストールすることは簡単にできました。注意するところはいくつかありますが、それをクリアできると簡単に検証環境をWindows上に構築することができます。

自分専用のサーバ検証環境が簡単に利用できるようになり、便利になったと思います。せっかくの環境ですから有効に活用したいですね。

UNIXコマンドをWindowsで使いたい!

普段Windowsを使っていると、時々「ここでgrepがほしいな」とか「lessがあるといいな」とか、大きなファイルを編集する必要がある時に「ここでawkやsedがあれば助かるのに」とか思うことがあると思います。

Unixコマンドを使えるCentOS8の画面

このページでは、UnixコマンドをWIndows上で使えるソフトウェアを紹介してWindowsを便利に使えるようにしたいと思います。

このページの結論

UnxUtilsがインストールが不要で展開するだけで使える。環境変数LESSCHARSETをdosに設定すると日本語も表示できる。

主に使いたいコマンドは以下です。awkはgawkとして入っています。

  1. less
  2. grep
  3. egrep
  4. sed
  5. awk

UNIXコマンドをWindowsにセットアップ

UnxUtilsをダウンロード

UNIXコマンドをWindowsに提供してくれるUnxUtilsはダウンロードサイトから取得できます。

UNIXコマンドをWindowsで使えるUnxUtilsをダウンロードできるサイト

UnxUtilsをWindowsに展開

UnxUtils.zipをダウンロードサイトから取得できるので、展開します。パソコンの所有しているのであれば、C:\UnxUtilsフォルダに展開します。パソコンの管理者権限が無い場合には書き込めるフォルダに書き出します。

UNIXコマンドをWindowsで使うためにUnxUtilsを展開した状態

UnxUtilsをWindowsで使えるようにパス変数を設定

UnxUtilsを展開しただけでは、フルパスを入力しないとコマンドを実行できないので不便です。環境変数のPATHにUNIXコマンドが入っているフォルダを登録し、コマンド名だけで実行できるように環境を改善します。

OpenSSLコマンドにパスを通すためPCのプロパティを表示

上の図のように、①Windowsのスタートメニューにある検索マークをクリックしてpcと入力します。②検索したアプリとしてpcが表示されますので、右クリックしてメニューを表示させます。③プロパティをクリックします。

コンピュータの基本的な情報の表示

上の図のような、コンピュータの基本的な情報が表示されます。左上赤枠内のシステムの詳細設定をクリックします。

システムのプロパティ

上の図のように、システムのプロパティが表示されます。下の赤枠内の「環境変数」ボタンをクリックします。

環境変数の一覧画面

上の図のように、環境変数のダイアログが表示されます。①のPATH変数を選択して、②編集ボタンをクリックします。

PATH環境変数の編集画面

上の図のように環境変数名の編集ダイアログが表示されます。赤枠のように未登録最初の空行をクリックして、展開したフォルダのusr\local\wbin\を登録します。例えばUnxUtils.zipを展開したフォルダがC:\UnxUtilsであれば、C:\UnxUtils\user\local\wbinを登録します。

ここまで設定すれば新しくコマンドプロンプトはPowerShellのウィンドウからgrepやless、awkやsedを動かすことができます。あと一つlessの日本語の表示を設定が残っているのでこれを設定して完了となります。

lessで日本語が表示できるように環境変数を設定

標準の設定では、UnxUtilsのlessでは日本語の表示が化けてしまいます。これを回避する設定を行います。設定する詳細は省きますが、PATH変数を編集する直前の画面、で追加ボタンをクリックします。

UNIXコマンドのlessが正しく日本語を表示するために環境変数を追加する画面

上の図のように環境変数を設定する画面で、赤枠の新規ボタンをクリックします。

「新しいユーザー変数」のダイアログが表示されますので、変数名にLESSCHARSET、変数値にdosを入力します。

UNIXコマンドのlessがWIndows上の日本語表記を正しくするために環境遠陬を登録

上の図のように登録できたらOKボタンで環境変数を追加します。

UNIXコマンドをWindowsで使ってみる

UNIXコマンドlessの使用感

WindowsでUNIXコマンドのlessをipconfigに合わせて使ってみました。

UNIXコマンドのlessをWindowsで使ってみる

最後のENDがmoreを使った時と違います。矢印キーの上下で表示範囲を変更することも可能です。moreでは表示された内容を戻って再確認することができなかったので、とても使いやすくて満足です。

UNIXコマンドgrepやawkなど

コマンドプロンプトはWindowですが、grepやawk(実際にはgawk)なども使いやすく、Windowsであることを忘れてしまいます。

まとめ

サイズが大きいテキストファイルやCSVファイルを処理するにはUNIXコマンドのgrepやawkがとても使いやすいので、Windowsでも使いたく調べてました。とても満足で使いやすいので、興味があれば使ってみてください。

Bluetoothテザリングを使いこなす

スマートフォンを使ったWi-Fiテザリングが主流ですが、Wi-Fiであると共有鍵だけで接続できること、速度も速く大容量通信が可能です。無線通信にはもう一つBluetoothという規格があります。

Bluetoothはもともとイヤフォンやマウス、キーボード、最近ではIoTなどで利用が盛んです。Wi-Fiと比べてデータ通信量が少なくて電波距離が短いという特徴があります。でもBluetoothの通信速度は24Mbpsは出ますので、動画や大容量のデータ送受信をしなければ使えます。

Bluetoothであれば、ペアリング(接続設定)が事前に必要な点と電池消費が少ないというメリットがあります。ただし、Bluetoothは2.4Ghz帯しか使えないこととWi-Fiと比べると範囲が狭いというデメリットもあります。

Bluetoothにデメリットはありますが、Wi-Fiテザリングの場合はスマートフォン自体がWi-Fiを使えないので、データ通信を消費してしまう懸念もありますので、その心配が無いBluetoothテザリングにも利点が多いです。簡単にBluetoothテザリングができるよう本記事でまとめます。

パソコンはWindows10を対象としますが、MacについてはMac bookは4点気を付けると使いこなせますを参照ください。

Bluetoothは主にイヤフォンに利用
本記事の結論

スマートフォンのBluetoothテザリングをパソコンに簡単に設定します。思っていたよりは簡単で速度もそこそこ出ます。接続方法は以下にまとめます。

  1. パソコンとテザリングを提供するスマートフォンの間でBluetoothペアリングする
  2. スマートフォンでBluetoothテザリングを設定します
  3. パソコンの全ネットワークを切断します(ここがポイント!)
  4. パソコンのBluetoothネットワーク接続設定で、ペアリングしたスマートフォンに対して「アクセスポイント」として接続します。

Bluetoothテザリングの準備

スマートフォンのBlutoothテザリング準備

まずはBlutooth機能を有効化

Bluetoothを有効にします。まずは使えるようにしないと始まりません。このようなマークです。AndroidスマートフォンにはBluetoothテザリングの有効化の設定があります。

Bluetoothが有効な時と無効な時で背景色が違います。下の図はAndroidから取りましたが、iPhoneでも円の黒と青の配色は同じです。

Bluetoothが有効
Bluetoothが無効

次にBluetoothテザリングの有効化

次にBluetoothテザリングを有効にします。Androidでは「Bluetoothテザリング」そのままの名称であります。

パソコン側を準備してペアリング

パソコンからスマートフォンに対して、いつものBluetooth機器と同じようにペアリングします。下の図のようにWIndows10のパソコンの①スタートメニューから②設定をクリックします。

Windows10のスタートメニュー

下の図のようにWindowsの設定ウィンドウが表示されます。

Bluetoothテザリングの前段でBluetoothペアリングする準備のためにWindowsの設定からデバイスを開く

上の図の赤枠に所にある、デバイスをクリックします。

Bluetoothテザリングの前にデバイスを追加する

上の図のようにBluetoothデバイスの追加ウィンドウが表示されたら右上の赤枠内のある「Bluetooth又はその他のデバイスを追加する」をクリックします。

Bluetoothテザリングの前にBluetoothデバイスを追加

スマートフォンでもBluetoothデバイスを追加する操作を行うと、下のようにパソコン画面にスマートフォンが表示されます。

Bluetoothテザリングの前にBluetoothデバイスを追加するために検索

上の図でスマートフォンのXperiaをクリックします。

Bluetoothテザリングの前に検索したBluetoothデバイスと接続

同じようにスマートフォンのBluetoothにも、上の図の①と同じ番号が表示されていれば、パソコンとスマートフォンが接続をペアリングの接続を試行しています。②の接続をクリックしてください。スマートフォンも接続をしてペアリングを完了します。

正常にBluetoothペアリングできると下の図のように表示されます。

Bluetoothのペアリングが完了

上の図のように「ペアリング済み」と表示されたら、Bluetoothテザリングの第一段階は完了です。

Wi-Fiテザリングは事前共有鍵を使った1段階認証が主です。BuetoothテザリングはペアリングとBlutoothテザリングの機能有効化による2段階の接続手順が必要なので、Wi-Fiテザリングよりセキュリティを確保しやすいと言えます。このため、Wi-Fiテザリングと比較してBluetoothテザリングは接続が簡単でもセキュリティ上のリスクが少ないと言えます。

ここまでは通常の操作のため難しくはないと思います。いよいよBluetoothテザリングの設定に入ります。

Bluetoothテザリング接続方法

Bluetoothテザリングの接続、その前に

BluetoothテザリングはWiFiや有線LANのネットワークと分離されているようで、事前に有線LANやWiFiを無効化しないと、インターネット接続が上手く処理できないようです。

そこで最初に全ネットワークを切断状態にします。有線LANであればUTPを抜く、無線LANであれば切断します。

Bluetoothテザリングの前に全ネットワークを切断しておく

Windowsの標準設定ではタスクバーの通知領域にネットワーク接続の状態が表示されています。上の図のようにネットワークへの接続が無いことを確認してから進めます。

Bluetoothテザリングの接続手順

下の図のように、Windows10のタスクバーにある検索アイコンWindows10のタスクバーにある検索アイコンをクリックしてncpa.cplと入力します。

Windows10のネットワーク接続を最短で探す

上の図のように、赤枠内のようにコントロールパネル項目が表示されます。赤枠内をクリックしてネットワーク接続を表示します。

Windows10のコントロールパネルでBlueoothネットワーク接続を開く

上の図のように、赤枠のBluetoothネットワーク接続をダブルクリックします。

Windows10のBluetoothデバイスの一覧表示

上の図のように先ほどBluetoothペアリングできたデバイスが表示されています。次にBluetoothデバイスのアイコンで右クリックして[接続方法]=>[アクセスポイント]をクリックして選びます。

Bluetoothテザリングのための接続図

スマートフォン側がBluetoothを有効にして近くにあればBluetoothテザリングが有効になります。

Bluetoothテザリングのトラブル回避

接続方法が「直接接続」しか選べない

これはペアリング時にBluetoothテザリングがスマートフォン側で有効になっていないと起きるようです。

「直接接続」しか選べない場合は、パソコン側とスマートフォン側の両方でペアリングを解除します。データが残っていると引き継がれてしまうようです。その後Bluetoothテザリングをスマートフォン側で確実に有効にしてからペアリングし直します。

Bluetoothテザリングが成功してもネットワークに接続できない

最初に既存のネットワークから切断します。次にコマンドプロンプトでipconfig /renewでIPアドレスを取り直しましょう。私の環境ではこれで解決しました。

パソコン側にショートカットを作成

Bluetoothテザリングを便利に使うために、普段奥底にあるネットワーク接続のショートカットを作ってBluetoothテザリングを簡単にON/OFFします。

Windowsのタスクバーにある通知領域にBluetoothアイコンがあれば、下の図のように右クリックします。

通知領域のメニューからBluetoothデバイスを表示する方法

上の図の赤枠ないのように、「パーソナルエリアネットワークへ参加」をクリックします。Bluetoothパーソナルエリアネットワークデバイスのウィンドウを開きます。

Bluetoothテザリングのための接続図

上の図のようにBluetoothテザリングしたいデバイスを右クリックして、ショートカットの作成を選択します。デスクトップにショートカットの作成ができます。

デスクトップにできたショートカットアイコンを右クリックするとメニューの中に[接続方法]のメニューがあり、そのサブメニューに[アクセスポイント]を選択できます。

必須ではありませんが、ショートカットがあると便利な場合もあります。

Bluetoothテザリングの切断

切断する時はBluetoothテザリングで使用したデバイスの右クリックメニュー[接続方法]の位置に[デバイスネットワークから切断]メニューが表示されますので、それを選んでBluetoothテザリングを解除します。

Bluetoothテザリングの解除用メニュー
Bluetoothテザリングの解除用メニュー項目

以上でBluetoothテザリングからの切断もできるのようになりました。

Bluetoothテザリングのまとめ

Bluetoothテザリングはデータ転送量はイマイチですが、電池消費が少ないことと接続手順が簡単なので、外で使う場合には電池の消耗を心配することなく、使えると思います。

もし電源が不足したりする場合にはモバイルバッテリーや電源スポットを探すなど、電源の確保は必要となります。電源については別記事「充電ピンチを乗り越える」でも取り上げています。

ネットワーク切り替えができないとき

Bluetoothテザリングを使う時に、Wi-Fiネットワークから手動で切り離さないとネットワークが切り替わらないことがありました。細かい内容はネットワークに接続できない場合の解決ポイントを参照してください。

パソコンのデータ消去を確実に遂行する!

ハードディスクに保存したデータは破壊で簡単に復元できないようにできますが、USBやSSDなどどうしまようかということで、物理破壊に頼らないパソコンのデータ消去を確実にする方法を考えてみます。

確実に復元できないようにデータ消去できたことを確認するには、データを復元できないことを他のソフトを使って確認すれば良いと思います。

パソコンで利用したデータ消去を確認にしたい外部記憶媒体の一覧
Bruno /GermanyによるPixabayからの画像
このページで説明する内容

破壊に頼らないデータ消去方法を説明します。フリーソフトを使ってデータ消去を行い、復元できないことを確認する手順を説明します。

  1. データを復元できないようにランダムデータですべての領域を上書きするフリーソフトを使ってデータを消去します。
  2. 2種類のデータ復元ソフトで復元できなければデータ消去ができたとします。

データを消去するフリーソフト

Windowsのフォーマットではデータを消去できない

Windowsのフォーマットはデータそのものは削除しません。データそのものが入っている場所を記録している管理領域を削除するため、データそのものが残っているためです。

Windowsのクイックフォーマットは、Windowsのフォーマットでは追加で実行している不良領域のチェックを省略して高速化しているにすぎません。

このためWindowsのフォーマットでは、データを保管している領域は削除しないため、復元ソフトでデータを復旧できることになります。

具体的な例でいうと、書籍の目次と索引は破ってシュレッダーして処分しますが、書籍の内容自体は残している状態と同じです。

データを消去できるフリーソフトをダウンロード

ではどのような方法なら確実にデータ消去ができるのか? 消せないなら意味のないデータで上書きすれば良いのです。このようなフリーソフトはいくつか存在します。

データ消去を目的としたAlternate File Shredderというフリーソフトが直観的で使いやすそうです。Alternate Toolsのホームページからダウンロードできます。英語サイトですが操作画面は日本語に変更できます。

Alternate Toolsのホームページを表示すると下の図のように英語サイトが表示されます。

パソコンのデータ消去ソフトAlternate Free Shredderのホームページ

上の図のようにホームページが表示されたら、右側の縦スクロールバーを一番下まで移動します。

パソコンのデータ消去ソフトAlternate File Shredderのダウンロードリンク

上の図の赤枠内にある「Start Download of Alternate File Shredder」リンクをクリックしてFileShredder.exeをダウンロードします。

データ消去ソフトのインストール

先ほどダウンロードしたFileShredder.exeをダブルクリックしてインストーラを起動します。

パソコンのデータ消去ソフトAlternate File Shredderの言語設定画面

上の図で日本語でよければそのままOKをクリックしてインストールを進めます。

パソコンのデータ消去用ソフトAlternate File Shredderのセットアップウィザード開始ウィンドウ

上の図ではセットアップの開始案内なので、次へをクリックしてインストールを進めます。

パソコンのデータ消去用ソフトAlternate File Shredderの使用許諾契約書の同意ウィンドウ

上の図のように使用許諾契約書への同意確認が表示されます。同意しないとインストールできないので、左下の「同意する」にチェックを入れて右下の「次へ」をクリックしてインストールを進めます。

パソコンのデータ消去用ソフトAlternate File Shredderのインストール先を指定するウィンドウ

上の図ではAlternate File Shredderのインストール先を指定します。デフォルトの指定で問題なければ、変更しないで右下の「次へ」をクリックしてインストールを進めます。

パソコンのデータ消去用ソフトAlternate File Shredderのプログラムグループを指定するウィンドウ

上の図のようにAlternate File Shredderのプログラムグループを指定するウィンドウが表示されます。変更が不要なら右下の「次へ」をクリックしてインストールを進めます。

パソコンのデータ消去用ソフトAlternate File Shredderの追加タスクを選択するウィンドウ

上の図のように追加タスクがいくつか表示されます。一般的な項目にチェックが入っています。変更が必要なら修正して右下の「次へ」をクリックしてインストールを進めます。

パソコンのデータ消去用ソフトAlternate File Shredderのインストール準備完了のウィンドウ

上の図のようにインストール準備完了のウィンドウが表示されたら、内容を確認して、間違いなければ右下の「インストール」をクリックしてインストールを進めます。

パソコンのデータ消去用ソフトAlternate File Shredderのインストール処理の情報を表示するウィンドウ

上の図のようにウィンドウが表示されたら、インストールは正常に終了しています。修正履歴の情報を表示しています。右下の「次へ」をクリックしてインストールを進めます。

パソコンのデータ消去用ソフトAlternate File Shredderのインストール完了のウィンドウ

上の図のようにセットアップウィザードの完了が表示されたら、右下の「完了」をクリックしてインストールを終了します。

パソコンのデータ消去を実行してみる

パソコンのデータ消去のためにインストールしたAlternate File Shredderを起動します。下のアイコンをクリックして起動します。

パソコンのデータ消去用ソフトAlternate File Shredderのデスクトップアイコン
デスクトップアイコン
パソコンのデータ消去用ソフトAlternate File Shredderのスタートメニューアイコン
スタートメニューアイコン

Alternate File Shredderを起動すると下のようなウィンドウを表示します。

パソコンのデータ消去用ソフトAlternate File Shredderの起動直後のウィンドウ

上の図のようにAlternale File Shredder起動直後の画面が表示されます。下にあるオプションを下の図のように変更します。

パソコンのデータ消去用ソフトAlternate File Shredderのオプションを変更する箇所

上の図の赤枠のようにチェックを入れて確実にデータ消去されるようにします。

次に消去したい外部メディアをUSBなどでパソコンに接続します。その後エクスプローラからクイックフォーマットで残っているデータを全部削除してください。フォーマットでデータを削除する理由は、データ消去ソフトは空き領域のデータを消去するためです。

データを全部削除したら、右上のファイルメニューをクリックします。

パソコンのデータ消去用ソフトAlternate File Shredderのファイルメニューを表示

上の図のように、ファイルメニューから「空き領域の完全削除」を選択します。

パソコンのデータ消去用ソフトAlternate File Shredderの対象となるドライブを選択するウィンドウ

上の図のように完全消去するドライブ選択画面が表示されます。今回は外部メディアのため、上の図の赤枠内にチェックを入れて外部メディアであるDドライブを対象にします。チェックが入ったら上の図の中央下にある「OKボタン」をクリックしてください。ただし、OKをクリックすると最終確認も出ずにデータ消去が進みますので、対象が間違いないか確認してください。

パソコンのデータ消去用ソフトAlternate File Shredderが処理を開始した状態

上の図のようになればデータ消去の処理を開始しています。時間がかかりますので、終わったらシャットダウンしておきたい場合もあります。その時は「後処理」と書いてある右側のセレクトボックスをクリックすると選べます。

パソコンのデータ消去用ソフトAlternate File Shredderの終了後の後処理を指定するセレクトボックス

上の図のようにデータ消去終了後の処理を選択できます。処理が終了すると下の図のようになります。

パソコンのデータ消去用ソフトAlternate File Shredderのデータ消去終了画面

上の図が表示されたら、正常に外部メディアのデータ消去が完了しました。

データを復元するフリーソフト

フリーソフトを使ってデータを復元できるか試す

データを復元できないことを確認して、データ消去が成功したことを示します。すべてのソフトで確認するのは時間の無駄なので、異なる2つのデータ復元ソフトを使います。実際、どんなソフトでもよいのですが、フリーで利用できるデータ復元可能なソフトを使っています。

フリーソフトRecuvaでデータ復元できるか確認

RecuvaのホームページからRecuvaをダウンロードします。Free版でもデータの復旧はできますので、Free版をダウンロードします。rcsetup153.exeをダウンロードしてインストールします。

使い方の詳細は省きますが、Recuvaで復元してみた結果は下のようになります。

パソコンのデータ消去を実施後にRecuvaでデータを復元できるか確認した結果

上の図の結果を見るとファイル名はやデータは復元できませんでした。復元できたのは、Alternate File Shredderの一時ファイルと思われるが15個あります。1GB毎の一時ファイルが14個有り、747MBの一時ファイルが1有りました。重要データは復元できなかったのでデータ消去成功です。

フリーソフトGlary Undeleteでデータ復元できるか確認

ベクターの配布サイトからダウンロードできます。gunsetup.exeをダウンロードします。

使い方の詳細は省きますが、Recuvaで復元してみた結果は下のようになります。

パソコンのデータ消去を実施後にGlary Undeleteでデータを復元できるか確認した結果

上の図の結果を見るとファイル名はやデータは復元できませんでした。復元できたのは、Alternate File Shredderの一時ファイルと思われるが15個あります。1GB毎の一時ファイルが14個有り、747MBの一時ファイルが1有りました。重要データは復元できなかったのでデータ消去成功です。

Recuvaと同じ結果となりました。

まとめ

Alternative File Shredderを使うと、パソコンのデータ消去を確実にできることがわかりました。パソコンを廃棄したり、USBメモリでデータ受け渡しする際に、フリーソフトで過去のデータを消去できるのはとてもありがたいです。

ノートパソコンスタンドで入力環境を改善する!

働き方改革やコロナウイルスの影響で、テレワークが主体となりつつあります。そこで問題になるのが、長時間のノートパソコン使用時の姿勢です。

長時間ノートパソコンを同じ姿勢で使っていると、猫背になり肩や腰などが痛くなります。机や椅子がノートパソコン作業に快適ではないこともあり、ノートパソコンの利用環境を改善できないか検討して、ノートパソコンの画面が上にあるなら視線を上げられるので「姿勢を改善できるよね」と考えました。

ノートパソコンのモニタを立ち上げられる製品を使ってみましたので、紹介したいと思います。

ノートパソコンスタンドの使用イメージ
Photo by Tim van der Kuip on Unsplash

このページの結論

ノートパソコンスタンドを用意すると以下の効果がありました。

  1. モニタの位置を目線近くまで上げられるので、姿勢維持に効果的でした。
  2. 姿勢を維持できると猫背になりにくいので、肩こりや腰痛を軽減できます。
  3. フリースペース化やテレワークさらにノマドなど場所を移動する場合には折りたためるスタンドが最適です。

ノートパソコンスタンドが必要な背景

会社がフリースペース化して固定席がなくなったため、快適にするための固定環境が取れなくなったためです。固定席があれば外部ディスプレイやUSBキーボードなど周辺機器で快適にできるのですが、便利な環境を用意できなくなりました。私はフロントSE(お客にシステム化を提案したりする営業系のSE)なので仕方ないですね。

下の図のような固定席があるとありがたいのですが、フロントはお客様の所に出向いてなんぼなので、あまり固定席で快適にするとお客の所へ行かないための不自由さと考えています。

ノートパソコンを置く固定席のイメージ
PexelsのMateusz Dachによる写真

フリースペースのため、逐一片付けをする必要があるので、必要最小限しか机には出せません。液晶ディスプレイは設置してありますが、移動が多いのであまり使わないですね。

ノートパソコンスタンドの選定

フロントSEとしてノートパソコンスタンドを選定した基準

会社ではフリースペース化してしまったので、あまり周辺機器を置けない環境になってしまいました。そのため以下の順でノートパソコンスタンドを選定しました。

  1. 折りたたみできて携帯しやすい
  2. 薄型軽量
  3. 安価であること

実際に購入したノートパソコンスタンド

そこで、量販店で調べてみましたが、折りたためるノートパソコンは見つかりませんでした。

そこでAmazonで調べたところ右のような折りたためて、リーズナブルなノートパソコンスタンドを見つけたので買っちゃいました。

他にも調べればあるのかもしれませんが、調べる時間も勿体ないので、今回はこの一つで様子見とします。失敗してもそこまで大金ではないので、ダメ元でトライしてみます。

折りたためるタイプのノートパソコンスタンドをAmazonで見つけた

ノートパソコンスタンド到着と開梱

Amazonより荷物を受け取りました。下の図のように幅が31.5cmで横長です。

ノートパソコンスタンドの箱の表側

裏返してみると下のようになります。

ノートパソコンスタンドの箱の裏側

開梱してみると下の図のように、折りたたまれカバーに入った状態で収められていることがわかりました。

ノートパソコンスタンドを開梱した状態

トリコロールカラーのゴムでフラップ様式のカバーでノートパソコンスタンドが滑り落ちないように抑える役割があります。フラップ部分を開いてみると下の図のようになります。

ノートパソコンスタンドのカバーを開いて取り出したところ

シルバーの折りたたまれたノートパソコンスタンドが現れましたので、広げてみます。

閉じた状態のノートパソコンスタンドとカバー

カタログ値は358gですが、軽すぎず重すぎず簡単に吹き飛ばず、耐久性もあるように感じる適切な重さだと思います。上の図からもわかりますが、かなりコンパクトで持ち運びはしやすいです。

いよいよ広げてみます。箸を割るような感覚で上下に広げます。

ノートパソコンスタンドを広げたところ

上の図のように、車を持ち上げるときに使うジャッキのような感じに広がります。次に上の図に左側を持ち上げます。

ノートパソコンスタンドの一番高い傾斜を付けたところ

上の図が一番角度を付けたところです。一番低くすると下の図のようになります。

ノートパソコンスタンドを一番低い傾斜を付けたところ

可動範囲が広くて好みの高さにできそうです。なお、濃いグレーのところはシリコンパットで上の乗せるノートパソコンに傷がつかないように保護してくれます。

次に13.3インチのノートパソコンVAIOを置いてみたところです。

上の図で左側に見えている抑え部分は丸みを帯びているので短時間なら気にならないですが、クッション性のあるカバーで覆ってもらえるより良かったと思います。

ノートパソコンスタンドの装着した感想と効果

モニタが高い位置に来ると姿勢が良くなり、長時間のノートパソコン利用の疲労を軽減する効果を感じました。

外部ディスプレイやUSBキーボード・マウスを使えない環境ではノートパソコンスタンドが使えると思います。

これで最後は電源の課題だけですね。電源の確保については充電ピンチを乗り越えるノートパソコン用モバイルバッテリーがほしい!!を参考にしてください。

CompTIA Project+ 合格への対策を残します
プロジェクトマネジメントのイメージ
OpenClipart-VectorsによるPixabayからの画像

CompTIA Project+という試験を上司から取得するよう指示されました。会社から受験費用は出ますので、前向きに取り組んで合格できましたので、勉強方法など残しておきます。参考になれば幸いです。

CompTIA Project+勉強法

以下を実施して1回で合格できました。丸暗記では合格できません。私の年齢は40代、今は営業SEです。持っている資格はネットワークスペシャリストと情報処理安全確保支援士です。プロジェクトマネージャ関連の受験経験はなく初めてです。

  1. TAC出版から出ているテキストと問題集を1冊ずつ用意
  2. テキストで用語を繰り返し覚え、問題集で確認するを繰り返す
  3. 間違った問題はなぜ間違えたか、徹底的に納得するまでテキストを読み込む
  4. 記憶に残ると理解が進むので、自信が付くまで2と3を繰り返す
  5. 平日1時間以上、休日2時間以上で4の自信が付くまでに3か月ほどかかりました。

CompTIA Project+はプロジェクトマネージメントの知識が有ることを認定

CompTIAのProject+の紹介ページ(外部サイト)を見ると説明があります。「小規模から中規模のプロジェクトマネジメントのスキルと知識を評価するワールドワイドの認定資格」です。

さらにプロジェクトマネジメントの12か月程度の実務経験を評価できるように設計しているそうで、実際試験問題は用語を確認する問題は少なく、知識を下に適切な判断を問われる問題が多かったです。このため暗記するだけでは全く太刀打ちできないと感じました。

CompTIA Prject+の欠点

CompTIA Project+認定試験にも欠点が2つあります。1点目は日本での認知度が低いことです。2点目は受験費用が高い(税別で¥37,430円)ですので、個人で受けるにはお勧めできません。

受験費用はバウチャーを買うか、クレジットカードか銀行振り込みで支払うかの3択です。事前に建て替えてくれる会社もあると思いますので、上手く活用しましょう。

バウチャーを買う方はCompTIAのストアで購入できます。クレジットカードか銀行振り込みで支払う方はPearsonで購入します。受験用のログインサイト(外部サイト)が意外にわかりにくいので直接のリンクを張っておきます。

CompTIA Project+の勉強時間と勉強方法

私が家族持ちの会社員のため、平日昼間はあまり時間を撮れません。でも平日は1日1時間以上、休日は2時間以上はテキストで勉強して自信を付けてから問題集で知識を固めていきました。

使ったテキストと問題集は下の図のようなものです。

CompTIA Project+のテキストと問題集

私の勉強方法はまずテキストを最初からしっかり読み込み進めていきます。テキストの区切りには確認問題があります。ここで覚えているかの確認をします。間違えたら該当のテキストを読み返し再確認します。1周目はほとんどわかりませんが、気にしないで進めていきます。1周目をしっかり読み込むと全部読み込むまでに3週間くらいかかりました。

2周目に入ります。一度読んだところなので思い出しながら記憶に定着させるよう読み込みます。1週目よりは速く読み込めるのではないでしょうか、ここで2週間くらいかかりました。3周目、4周目とだんだん1冊読み終えるまでの時間は短くなり、記憶にも残るようになります。

私の場合4周終えて大体知識に思ったので、問題集に入ります。やってみると基本が多かったので、それほど難しくは無かったです。用語の意味を徹底的に理解するまで問題集を3周くらい解きました。

テキスト、問題集ともに4周までできて2か月くらいかかってます。もう一周テキストを読み込んで、問題集を解き、半月使いました。もう大丈夫だと思ってCompTIA Project+の受験を申し込みしました。

申し込みは少し面倒ですが、アカウントを作れれば買えると思います。

CompTIA Project+の勉強のポイント

CompTIA Project+の勉強の中で絶対に外せないポイントがあります。

CompTIA Project+の勉強のポイント
  1. QC7つ道具は使い分けを完璧に理解する
  2. アーンドバリューマネジメントは完璧に理解する
  3. シチュエーションへの適切な判断を選択したり、不適切な判断を選ぶ問題が多い
  4. 用語の問題は確実に得点できるよう意味を完璧に理解する

なぜここまで完璧に仕上げる必要があるかと言うと、合格ラインが76%程度と非常に高いからです。

CompTIA Project+の試験情報のサイト(外部サイト)によると、点数は100~900点で710点以上とあります。100点は全問不正解でも100点もらえるかと思いますが、分かりにくいので、全部100点引いて、800点満点を100点に換算すると合格ラインの点数は(710点-100点)/800点×100点=76.25点になります。

情報処理試験の合格ラインが6割のため、難しく感じます。

CompTIA Project+の受験申込

受験申し込みのサイトが分かりにくかったので、受験用のログインサイト(外部サイト)の直リンクを張っておきます。CompTIAの試験ですが、Pearsonのサイトが代行しています。

受験用のログインサイト(外部サイト) にアカウントを作成してログインすると受験場所を指定して受験を申し込みます。

CompTIA Project+の受験詳細と結果

CompTIA Project+の試験はCBT(Computer Based Testing)のため、問題文を読み、単一選択か複数選択です。問題文は要注意で、文意に「適切なもの」もしくは「適切では無いもの」を選べと出ますので、問題文の意味を確実にくみ取り、誤解しないようにしましょう。しかも問題文が2~3行と長いものが多いです。

試験問題は95問を90分で解きます。思っているより時間はありません。わからないものは後回しにしてひとまず最後まで進め、分かる問題を確実に得点しましょう。最後まで進むと落ち着きますので、残った問題に取り組みます。

試験結果は試験終了後にアンケートを答えるとすぐに出ます。私の結果は以下です。

CompTIA Project+のスコアレポート

可もなく不可もなくで、テキストと問題周で合格できました。でも問題集はテキストの理解には役には立ちましたけど、試験問題と比べると易しすぎて必要は無いと思いました。

CompTIA Project+の受験料の領収書を発行してもらう方法

CompTIA Project+の受験料の領収書を発行してもらうには、受験後にフォーム(外部サイト)から申請します。ピアソンのトップページから行けないので、Google先生に聞きました。もう少しわかりやすいと助かるのですけどね…。

以上簡単ですが、CompTIA Project+の受験対策についてまとめました。参考になれば幸いです。

CompTIA Project+の認定証受領

合格したProject+は認定証を送付してもらえます。認定証の申請方法は認定証の取得方法に記載があります。入力を完了して受け取るまでに8週間くらいかかります。

認定証を受け取りました。

CompTIA Project+認定証の郵送物

大きく「DO NOT BEND」(曲げるな!)と書いてあるのに、曲がってます…。早速開封してみました。

CompTIA Project+合格証の郵便物の中身

A3判のパンフレットを2つ折りにたたんで、A4判の認定証が挟み込んでありました。さらに右側の認定証を広げると認定カードが見えます。

CompTIA Project+の認定証と認定カード

上の図のように、①認定カードが粘着物で張り付いています。②は認定証です。今のところ有効期限はないので、このまま使えますね。陳腐化しないように知識の習得は進めていきたいと思います。

仮想環境を個人で試用してみたい!!

パソコンは皆さん使いこなしていると思いますが、仮想環境はなかなか理解が難しいのではないでしょうか。そのような仮想環境について、無償で簡単に使えるものがありますので、実際に使ってみようと思います。

仮想サーバと仮想ネットワークのイメージ
Wynn PointauxによるPixabayからの画像

以前は物理とOSは1対1で対応していました。最近は仮想化の技術により物理構成に依存しない構成が実現可能となりつつあります。ハードの見た目と実際の動きが上の図のように関連無くなるので、理解することが難しくなります。

ここではサーバやパソコンを無償の範囲内で仮想化してみて、簡単な仮想ネットワークと仮想サーバを作ってみます。どのようなことができるのかを実感するために役立ててください。

仮想化するには

仮想化環境を個人で簡単に構築する方法は2つ

  1. 個人の非商用利用なら無料だが、ハードウェアの制約が緩いVMWare
  2. Windows Server、Windows Professional 以上のエディションでは無償で利用できるが、ハードウェアの要求が高いHyper-V

仮想環境を無償で簡単に利用できるのはVMWareかHyper-V

どちらを使うにしても、ベースとなるWindow10と仮想でOSを同時に動かすため、CPUはコア数が4コア(HT含む)以上、メモリ容量は8GB以上、ハードディスク容量は200GB以上は必要と思います。もちろん仮想で動かすOSにどれだけリソースが必要かによては変わります。

VMWareは条件付きで無償利用可能

個人利用で非営利目的なら無料で利用可能です。Windows Homeにもインストールできるようです。ベースのOSのハードウェア要件とゲストで動かすOSの要件の両方を満たすスペックである必要があるので、性能に余裕がないと全体が低速になります。

具体的な要件はVMWare Workstation Playerの要件(外部サイト)で記載してありますが、具体的ではないです。仕方ないので、ダウンロードして試してみましょう。後でも説明しますが、個人的な検証利用であれば無償で利用は可能です。

Hyper-VはWindows10 Professional以上でパソコンでも無償

Windows Serverの場合はHyper-Vは標準で利用可能です。Windows クライアントOSでれば、WIndows10 Professional、Enterpriseで利用可能です。Windows8でも利用できますが、今回はWindows10のパソコンで仮想環境を構築してみたいと思います。

VMWareの無償で利用できる仮想環境

仮想化を提供しているVMWareの製品の中で、無償で利用できる製品があります。今のところVMWare Workstation PlayerとVMWare ESXiの2つです。なお、周辺ツールは無償で利用できます。

VMWare Workstation Playerは個人用および非商用

VMWare Workstation Playerをダウンロードサイト(外部サイト)から取得してみます。

VMWare Workstation Playerのダウンロードページ

上の図のようにVMWare Workstation Playerのダウンロードページが表示されます。下の方にスクロールするとダウンロードリンクが表示されます。

VMWare Workstation Player 15 ダウンロードへのリンク

上の図のようにダウンロードリンクが表示されます。赤枠内のWindowsの試用の「今すぐダウンロード」をクリックしてインストーラをダウンロードします。

ダウンロードしたインストーラをダブルクリックしてインストールを開始します。

VMWare Workstation 15 Player セットアップウィザードへようこそ

上の図の右下の次へをクリックします。

VMWare Workstation Player の使用許諾契約書の確認

上の図の左下の「使用許諾契約書に同意します」にチェックを入れて、「次へ」をクリックします。

VMWare Workstation Playerのインストール先を指定

上の図のようにインストール先を確認するウィンドウに変わります。変更なければ「次へ」をクリックします。

VMWare Workstation Playerのユーザーエクスペリエンスの設定

上の図のように、ユーザーエクスペリエンスへ進みます。気になる方はチェックを外して「次へ」をクリックします。

VMWare Workstation Player のショートカットの作成確認

上の図のように、ショートカットの確認が表示されます。好みによりますが、ショートカットを作らないなら、チェックを外して「次へ」をクリックします。

VMWare Workstation Playerのインストール準備完了

上の図のように、準備完了の画面が表示されます。「インストール」をクリックするとインストールを開始します。

VMWare Workstation Playerのインストール中の画面

上の図のように、インストールを開始します。

VMWare Workstation Player インストール完了

上の図のように、インストール完了のメッセージが表示されます。「完了」をクリックしてインストールを終了します。特に再起動を求められることもなくインストール終了しました。

ショートカットの画面でチェックを入れていると、右のように、アイコンがデスクトップに出来上がってれば成功です。

スタートメニューにも同じアイコンのメニューが出来上がっています。

VMWare Workstation Playerのデスクトップアイコン

VMWare Workstation Playerのアイコンをダブルクリックして起動してみましょう。初回起動時だけ出てくるのですが、ライセンス登録画面が表示されます。

VMWare Workstation Playerのライセンス入力画面

無償で利用するにチェックが入っているので、そのまま右下の「続行」をクリックします。

VMWare Workstation Playerのライセンス入力完了の画面

上の図が出たら、「完了」ボタンをクリックしてライセンス登録を完了します。すると下の図のようにVMWare Workstation Playerの起動直後の画面になります。

VMWare Workstation Playerの起動直後の画面

ここまで来るとインストールは完了です。

VMWare Workstation Playerの更新

VMWare Workstation Playerを起動すると更新の有無を確認し、更新があると下の図のように、更新するかの確認ダイアログを表示します。

VMWare Workstation Playerの更新ダイアログ

脆弱性の解消であったり、不具合を解消しているので、できるだけ最新版を利用しましょう。

VMWare ESXiは無償だがハードウェアの要求が高い

VMWare ESXiはVMWare vSphere Hypervisor 6.7 ダウンロードセンター(外部サイト)からダウンロードできます。でもハードウェアはCPUにXeonが必須であったり、OS自体がESXiになって使いなればWindowsではなくなります。個人で検証用として導入するのは難しいです。

簡単に導入という目的から外れるのでここでは割愛します。

Hyper-Vは無償だがハードの要求が高い

Hyper-Vの動作環境

マイクロソフトのWindows 10 Hyper-V のシステム要件(外部サイト)によるとWindows10 でも動作させることができます。一般的にはProfessionalエディションの利用でしょうね。次にハードウェアの要件があります。

システム要件のサイトで見ると、いろいろ書いてあります。簡単に確認する方法として、コマンドプロンプトでsysmteininfoを実行した結果すべて「はい」でないと動作しないとのことです。実際にsysteminfo実行してみると4つすべて「はい」と出ました。Hyper-Vをインストールしてみます。

Hyper-Vが動作するかsysteminfoコマンドで確認

Hyper-Vのインストールと動作環境

Hyper-VをWindows10にインストールしてみます。スタートメニューから設定をクリックして、Windowsの設定画面を開きます。

Windows10のスタートメニュー

上の図のように、①スタートメニューをクリックして、②歯車の設定ボタンをクリックするとWindowsの設定画面を表示します。

Windowsの設定画面

上の図のように、Windowsの設定画面で赤枠テキストボックス内に「機能の有効化」と入れると下に候補が出てきます。「Windowsの機能と有効化または無効化」をクリックして機能の有効化ウィンドウが開くのを待ちます。

Windowsの機能の有効化ウィンドウでHyper-Vにチェックを入れる

上の図のようにHyper-Vのサブメニューとして「Hyper-Vプラットフォーム」と「Hyper-V管理ツール」の2つにチェックを入れて、右下のOKボタンをクリックしてインストールします。

するとインストールを開始して、しばらくすると下の図ようにインストール完了のウィンドウが表示されます。

Hyper-Vのインストール完了

「今すぐ再起動」をクリックしてWindows10を再起動します。

再起動後、ログオンしてスタートメニューを開きます。

Hyper-Vマネージャーの場所

上の図のようにスタートメニューで「Windows管理ツール」の下に「Hyper-Vマネージャー」があります。これをクリックして開きます。メニューからアイコンをデスクトップにドラッグしてコピーしておきましょう。

起動すると下の図のようにローカルサーバ名に接続した画面が表示されます。

Hyper-Vマネージャーの起動直後の画面

本当に簡単にインストールできました。使いやすくなって検証環境に活用させてもらいます。

仮想環境の個人用途のお勧め

Hyper-VであればWindows10 Professional以上のエディションで無償で使えます。Hyper-Vが使えない場合はVMWareが良いと思います。

VMWareでもHyper-Vでも仮想環境を簡単に構築できるようになりました。無償のツールを使ってITの知識を付けていけると良いですよね。

実際の仮想サーバの作り方は順次掲載していきます。

PHP on Laravelを最短でWindowに構築してみよう!
開発環境のイメージ

ローカル開発環境として、PHP on LaravelをWindows10に最短で構築してみます。思っていたよりは簡単にできます。環境にもよりますが、40分くらいあれば構築できてしまうと思います。

PHP on LaravelをWindows10にインストールしてローカル開発環境を構築するポイントは以下にまとめます。私がはまったポイントはphp.iniでfileinfo拡張を有効にする所です。

PHP on Laravelのローカル環境をWindows10に構築するポイント
  1. PHPの実行ファイルを展開する
  2. composerをインストールする
  3. php.iniのfileinfo拡張を有効にする
  4. Laravelをインストールする

PHP on Laravelの構築に必要な準備

PHP on Laravelの開発環境を構築するには、PHP本体とcomposerが必要となります。

PHP本体

Windows10で動作するPHP本体はPHPのホームページ(外部サイト)からダウンロードできます。

PHPのホームページ

上の図のPHPのホームページ(外部サイト)で赤枠のDownloadsリンクをクリックします。ダウンロードページに移ります。

PHPのダウンロードページ

上の図のようにダウンロードページは最新バージョンが上から表示されています。Windows安定版をダウンロードするので、上の図の赤枠に示したWindows downloadsのリンクをクリックします。

Windows版PHPのZIPファイルをダウンロード

。上の図の赤枠に、Windows用のPHP実行ファイルを収めたZIPファイルへのリンクがあります。リンクをクリックしてZIPファイルをダウンロードします。ダウンロードが完了すると下の図のようなファイル名となります

PHPの実行ファイルをダウンロード完了

composerのインストーラ

PHPでパッケージを管理するcomposerのインストーラを取得します。配布サイト(外部サイト)へアクセスすると下の図のように指揮者のイメージがホームページに表示されます。

composerのホームページ

上の図の右下に赤枠で囲ったDownloadリンクがあります。Downloadリンクをクリックするとcomposerをダウンロードできるページに移ります。

PHP用composer-setupインストーラをダウンロード

上の図の真ん中付近に赤枠があります。ここにComposer-setup.exeインストーラがありますので、これをクリックしてダウンロードします。

必要な2つのファイルが揃うと下の図のようになります。

PHP用composerのダウンロード完了画面

上の図のように、Windows用PHPのZIPファイルと、Composet-Setup.exeの実行ファイルの2つがダウンロードできていれば準備完了です。

PHP on LaravelをWindows上に構築

Windows10に、先ほど入手したPHPとcomposerを展開して、最後にLaravelをインストールして構築します。

PHPをWindows10にインストール

ダウンロードしたPHPのZIPファイルを開いて、展開します。ZIPファイルにはインストーラではなく、PHPの実行ファイルとその関連ファイルがまとめてあるだけです。

具体的な展開方法を説明します。

PHP実行ファイルを収めたZIPファイルを解凍

上の図のように、PHPのZIPファイルをダブルクリックして内容を表示します。

PHPのZIPファイルのファイルリスト

インストーラではなく、PHPの実行ファイルが入っているので、C:\php-7.4.3-nts-Win32-vc15-x64フォルダを作り、そこに展開します。

展開すると下の図のようになります。

PHP実行ファイルを展開

次に、上の図のように展開したPHP実行ファイルへのパスを通します。

PHPコマンドのPATHの設定

OpenSSLコマンドにパスを通すためPCのプロパティを表示

上の図のように、①タスクバーの検索メニュータスクバーの検索メニューをクリックして、 PCと入力します。②メニュー左上にPCが表示しますので、右クリックして、③プロパティをクリックします。

コンピュータの基本的な情報の表示

上の図のようにコンピュータの基本的な情報の表示ウィンドウを表示します。左側メニューの赤枠内「システムの詳細設定」をクリックします。

システムのプロパティ

上の図のように、システムのプロパティが表示されます。赤枠で囲っている環境変数ボタンをクリックします。

環境変数の一覧画面

上の図のように環境変数の設定画面が表示されます。①赤枠のPATH部分をクリックして、青色背景に変更して、②右下の編集ボタンをクリックします。

PATH環境変数の編集画面

上の図のように、ウィンドウが開きます。先ほどのパス変数を一行ごとに区切って表示しています。上の図の赤枠のように、最初の空行をダブルクリックして、 C:\php-7.4.3-nts-Win32-vc15-x64 を入力して、OKをクリックして変更を反映します。

設定が反映されかのかを確認する方法はコマンドプロンプトを開いて、php -vと入力してバージョンが表示されるかを確認します。下の図のように表示されれば成功です。

PHPのPATHが反映されたかを確認

composerをWindows10にインストール

PHPのパッケージ管理ツールであるcomposerをインストールします。

PHP on Laravelでほぼ必須のcomposerをインストールするためにcomposer-setup.exeを実行

上の図のようにComposer-Setup.exeを実行すると下の図のようにcomposerのインストーラが開始します。

PHP on Laravel用のcomposerインストール開始時にインストールモードを指定

上の図のように、インストールモードを確認するウィンドウを表示します。お勧めのように赤枠内の全ユーザーで利用できるようにインストールします。赤枠内をクリックしてください。

PHP on Laravel用にcomposerをインストールする時のオプションを指定

開発者モードのチェックがありますが、チェックが外れていることを確認してNextをクリックしてください。開発者モードにチェックを入れるとアンインストール機能が入らない状況となります。

PHP on Laravel用にインストールするcomposerのためにphpのパスを指定

上の図のように設定確認が表示されます。php.exeのパスに間違いがなければNextをクリックします。php.iniを作っていないと下の図のような警告が出ます。

PHP on Laravel用composerインストール時にphp.iniが見つからないエラーを表示し作ることを確認

上の図では、php.iniが見つからないので、php.ini-productionをコピーして作るが良いか確認しています。チェックボックスにチェックを入れるとphp.iniファイルをphp.ini-productionからコピーします。標準ではチェックが入っているので、気にしなくても大丈夫です。

インストーラにphp.iniを作成させる場合はチェックボックスが入っていることを確認してNextをクリックします。

PHP on Laravel用composerインストール時にプロキシを使うか確認

上の図はプロキシを設定するウィンドウです。プロキシを使う場合はチェックを入れてURL指定します。今回はシンプルなインターネット接続環境を想定しますので、プロキシの記載方法は別途とします。

PHP on Laravel用composerインストールの準備が完了

上の図のようにウィンドウが変わったら、準備完了でいよいよインストールを開始します。Installをクリックして進めましょう。

PHP on Laravel用composerをインストールしている途中経過画面

上の図のようにインストールを開始しますので、しばらく待ちます。

PHP on Laravel用composerをインストール後の前に出るインフォメーションの画面

Composerのインストーラは上の図のようなウィンドウを表示します。システムへ変更したので、コマンドプロンプトを再立ち上げしたりしないと変更が反映しない場合があるという注意書きです。上手くいかないときはサインアウトしてサインインしなおしたり、最悪は再起動すると良いと説明しています。

Nextをクリックして次へ進みます。

PHP on Laravel用composerのインストール完了画面

上の図が出ればPHP on Laravelを構築するために進めてきたcomposerのインストールは成功です。

Laravel用にphp.iniのfileinfo拡張を有効化

PHP on Laravelを正常に動作させるために、fileinfo拡張を有効化します。composerのインストールを前項の通り実施していたのであれば、PHPをインストールしたフォルダの直下にphp.iniができているはずです。

php.iniをテキストエディタで編集します。私のお勧めはサクラエディタです。まずは修正前の状態が以下です。917行目の行頭に注目してください。

PHP on Laravel用にfileinfoの拡張を有効にするphp.iniの修正箇所
php.iniファイルの修正前

次に上の図の917行目にある行頭のセミコロン(;)を削除します。php.iniファイルでは、セミコロン以降はコメントとしてプログラムから無視されます。

917行目の行頭からセミコロンを削除して、fileinfo拡張を有効に変更したphp.iniの状態が下の図です。

PHP on Laravel用にfileinfoの拡張を有効にするphp.iniの修正後の状態

上の図のように、917行目の行頭からコメントが無くなり、extension=fileinfoが有効になっていればOKです。変更を反映するために保存します。

LaravelをWindows10にインストール

Laravelをインストールします。コマンドプロンプトを新しく開き、composer global require laravel/installerと入力します。

PHP on Laravel用にLaravelをインストールするコマンド

上の図の赤線のコマンドがlaravelをインストールするコマンドです。しばらく待つと下の図のように表示されれば成功です。

PHP on Laravel用にLaravelをインストールするコマンドが成功した画面

LaravelアプリケーションとWebサーバの構築

PHP on Laravelの環境構築が無事完了しましたので、最後にLaravelアプリケーションを作成して、Webサーバの起動を確認して終了とします。

Laravelアプリケーションを作成

Laravelアプリケーションを作るにはnewコマンドを使ってtestアプリケーションを作ってみます。

PHP on Laravelでアプリケーションを作成

laravelコマンドにnewの引数を付けて新しいアプリケーション作成を指示します。最後のtestがアプリケーション名でフォルダを作成します。権限が無いとエラーになりますので注意してください。

PHP on Laravelでアプリケーションを作成が成功

上の図のようにエラー無く終了したら成功です。

Laravel用Webサーバを起動

前項で作成したアプリケーションに移動してWebサーバを起動します。起動するコマンドはphp artisan serveです。

PHP on Laravelアプリケーション用Webサーバを起動

上の図のようにWebサーバが起動したと表示されれば成功です。ブラウザでhttp://127.0.0.1:8000にアクセスしてみましょう。下の図のように表示されれば成功です。

PHP on Laravel用Webサーバのブラウザ表示を確認

ここまでお疲れ様でした。慣れれば時間をかけなくても構築できそうです。

無料ウイルスチェックで安全性を確認しよう!
ウイルススキャンのイメージ

Windowsパソコンは利用者が多いことからクラッカーに狙われることが多いOSです。インターネットに接続して、便利に使えるようになった代償です。知らない間にウイルスに入られるというシーンに出くわした人もいるでしょう。

ウイルス対策ソフトは高いと考えていますか? パソコンにウイルスが居るかどうかを確認するウイルスチェックは無料で利用できます。「Windows Defenderを使っているけど大丈夫かな…」とか「無料をウイルス対策ソフトを使っているけど、他のウイルス対策ソフトはどうなのか」とかセカンドオピニオンの観点で気になりますよね。

このページでは無料で使えるウィルスチェックを使って安全かどうか確認できる方法を紹介し、公開されているセキュリティ情報を紹介しながら、コンピュータのセキュリティを維持する基本的な考え方を説明します。

結論
  1. Windowsパソコンを無料でウイルスチェックができるサイトはトレンドマイクロにある
  2. 無料のウイルスチェックは検出しかできない、防御したいならウイルス対策ソフトが必要
  3. ウイルス対策ソフトだけで防げないサイバー攻撃があるので、公開されている事例や対策方法は見ておく

無料のウイルスチェックとは何か?

無料のウイルスチェックは、トレンドマイクロのオンラインスキャンでチェックできます。時間はかかりますが簡単にウイルスチェックができます。

無料ウイルスチェックをオンラインで

64ビット版か32ビット版かを選んでウイルスチェックすると、64ビット版の場合はHousecallLauncher64.exeという実行ファイルをダウンロードできます。この実行ファイルをダブルクリックで動かすと下の図のようなウィンドウを表示します。

オンラインウイルスチェックの実行ウィンドウ

上の図で「スキャン開始」ボタンをクリックします。スキャンを開始して下の図になります。

オンラインウイルスチェック実行中

フルスキャンしているようですので、時間がかかりますが終了すると下の図のような結果が出ます。

オンラインウイルスチェックの結果

無料のウイルスチェックでできること

ウイルスチェックは無料でできます。でも見てわかりますが、検出するだけです。駆除や隔離はやってくれません。駆除や隔離をを実施するには有償のウイルス対策ソフトが必要です。

今回の無料で使えるウィルスチェックをセカンドオピニオンとして使うのであれば、お勧めできるウイルス対策ソフトは軽さのESET、マルウェア対策性能が高いカスペルスキー、総合性能が高いノートンの3つですね。使ってみた感じでの評価になります。

上の3つ以外は実際に私が使ってみて、それほど違いはありませんでした。個人で使うことに関しては大きな差はありません。好みで選んで大丈夫です。

ウイルス対策ソフトは必要なのか?

ウイルス対策ソフトは必要です。有償版を使いましょう。ウイルス対策以外にもランサムウェア対策やフィッシング対策など、危険はセキュリティ対策が含まれているので安心です。

ウイルス対策ソフトで防げないもの

IDとパスワードをセットにして紙に書き出したりしていませんか? IDとパスワードをそのまま紙に書き出すと拾った人はそのまま使えるので、非常に危険です。パスワードは管理方法さえ間違えなければ安全に管理できます。このサイトでも「パスワードをもっと楽に管理しよう」のページで紹介していますので参考にしてください。

横や後ろから情報を盗み見るショルダーハッキングもその一つです。最近ではプライバシーフィルタを使って横からは見えにくくしていますが、後ろからは見ることができるので注意が必要です。

また、ソーシャルエンジニアリングにも注意です。知らない人からIDやパスワードを直接聞くことはありません。通常は他の情報をもとに本人確認しますので、知らない人に直接IDやパスワードを教えてはダメです。

セキュリティに関する情報

教育コンテンツが充実しているIPAの情報セキュリティポータルサイト

IPA(情報処理推進機構)(外部サイト)が情報セキュリティに関する情報をまとめています。ホームページを見るといろいろなことを行っており、広すぎてよくわからないと思います。下の方にある、「情報セキュリティポータルサイト ここからセキュリティ!」(外部サイト)が使いやすいと思います。

IPAが提供している情報セキュリティポータルサイト

情報セキュリティポータルサイトにはいろいろセキュリティに関する情報が載っています。教育・学習のリンクはセキュリティの勉強するには良い題材と思います。

IPAのセキュリティポータルサイトにある教育・学習のページ

このページを見ると、セキュリティの脅威から守るための方法が記載していあります。小学生や中高生向けという記載もありますが、年代に関わらず習得しておおく必要がある内容です。

総務省の情報セキュリティサイトも使いやすい

IPA以外にも総務省が公開している情報セキュリティサイトも使いやすいと思います。

総務省の情報セキュリティポータルサイト

公開されている情報をうまく使って、セキュリティ対策を強化できると良いですね。

パソコンやスマートフォンを安全に使うために

まず、更新プログラムは早急に適用しましょう。Windowsで言えばWindowsUpdate、スマートフォンの更新プログラムを同じです。企業で管理するものは管理者に伝えて早めに更新プログラムを適用してもらいましょう。

重要な情報が洩れるのはパソコンやスマートフォンだけではありません。電話や直接会って口伝えで教えてしまうこともあります。教えてよい情報かどうか十分注意しましょう。