シュレッダーを家庭に導入しました

シュレダーが欲しいと思い、迷った挙句に購入しました。導入した理由は、コロナ禍により自宅学習となった子供たちの学習用プリントが増えて自宅で印刷する機会が増えたからです。幸い私が勤務する会社の方はペーパーレス化が進んでおり、仕事上で印刷が必要な状況は最低限となりました。

子供たちの勉強で使ったプリントは名前や学校や筆跡が入っている個人情報です。手で裁断も面倒ですので、この機会に家庭で使えるコンパクトで安価なシュレッダーを導入したいと考えました。

シュレッダーは家庭でも個人情報を抹消するために有効

シュレッダーの仕様

シュレッダーを使う場面ですが、以下を想定しています。

  1. はがきDM
  2. 回覧板を回覧した後
  3. 郵便物に付いているあて名ラベル
  4. 学校からのプリント
  5. 繰り越し後の通帳

最近は電子データ化して紙を減らしていますので、シュレッダーの出番は意外に使いどころは多いです。スキャナはEPSONのPM-T960をまだ使ってます。余談ですが次はFAX電話機と統合したいと考えています。ブラザーのMFC-J998DNです。

脱線しましたが、せっかく導入するシュレッダーには、下の機能は欲しいです。

電動であること

回転ハンドルで細断するタイプは手が痛くなります。細断の時間は次の準備や後片付けをして時間を有効に活用したいため、電動タイプは必須です。

小型であること

紙を細断する機会は頻繁にあるとは思っていません。多くても1日に1回まとめて10枚くらいで納めたいです。使わない時間の方が多いので、大型では保管する場所が無駄になります。日本の居住スペースは狭いので小型であることも必須です。

対応する用紙サイズはA4は必須ですので、小型と言ってもそこまで小さくはできないと思います。

安価であること

使う頻度が多くないからこそ、安価でないと買えません。そのため予算は¥10,000円以下とします。

マイクロクロスカットで細断すること

細断サイズは細かいほど良い情報は洩れないので、マイクロクロスカットができることも必須です。

選定した機種

シュレッダーのメーカーをあまり知らないため、どこがよいかから調査を開始です。賛否両論はあると思いますが、¥10,000円以下だとなかなか見つけられませんでした。すべてを満たしてくれたシュレッダーが下になります。

メーカのホームページの製品一覧に載っていないですが、ホームページの量販店カタログには載っていました。もっと小さいサイズもありましたが、全ての要件を満たしてくれる製品が他に無かったので、GSHA11M-Bを購入しました。

シュレッダーの使用感

重さが5kgでしたので、通販で購入しました。届いたのは以下です。

シュレッダーの外箱

幅380mm×奥行255mm×高270mmです。この箱の中にシュレッダーが1cmくらいの隙間だけできっちり収まっていました。

取り出してみると5kgは、全体の大きさから想定すると重く感じます。下のような感じで、通販画面でみたそのままです。

シュレッダーGSHA11M-Bの上の面

裏から見ると電源コードが出ています。

シュレッダーGSHA11M-Bの背面

ACアダプタが内蔵されているようで、外には電源ケーブルだけですのですっきりしています。デスクにおいても邪魔にはならないですね。

外観と設置場所

大きさから見た目から、書類ケースのように見えます。とりあえず、プリンタの近くに用紙を保管しているので、置いておきます。

シュレッダーをプリンタラックに収めたところ

シュレッダーをプリンタラックの真ん中に収めました。一番下の段は用紙や予備インクを設置しています。一番上にはプリンタPM-T960を置いて置いてます。使う時に電源を入れて取り出す使い方です。

使ってみた感想と機能

使ってみると、想定していたより音は大きく夜中に細断すると近隣に迷惑をかけることになります。細断した紙を見ると、思ったほど小さくないです。でも個人情報を読み取れるほど大きいわけではないので、合格です。

機能についてはホームページにある通りで、通常細断のほかに逆回転もできて紙詰まり対策は良好です。

一度に細断できる枚数は4枚なので、随時細断して捨てますので許容できます。細断した紙は細かいため舞います。飛ばないように気を付けてゴミ袋に移してください。

シュレッダーの必要性について

個人情報の漏洩に気をつけるようになり、個人情報を捨てる前に確実に隠す必要があります。今後、シュレッダーの必要性はさらに増していくと考えています。情報漏洩は取り消せないので、漏洩しないように注意するしかないのが現実です。

シュレッダーが不要となるのは、紙で配布する資料が無くなる時と同じだと思います。

Ruby on Railsを最短でCentOS8に構築してみよう!

今回はRuby on Railsをサーバ環境に構築してみます。Windowsでは、Ruby on Railsを最短でwindowsに構築してみよう!で記載しています。サーバ観光としてCentOS8の上にRuby on Railsを構築してみます。

Ruby on RailsをCentOS8に構築

Ruby on RailsをCentOS8に構築してみた感想ですが、必要なパッケージがわかっていればWindowsより簡単でした。しかし、必要なパッケージを見つけるまでが少し面倒でしたので、備忘録として残しておきます。

ポイントは赤字で強調しました。

このページの結論

Ruby on RailsをCentOS8にインストールする手順は以下です。

  1. Gitのインストール
  2. 開発ツール(make、c++)をインストール
  3. 必要なライブラリやヘッダをインストール
  4. パッケージマネージャーYarnをインストール
  5. RubyとRailsのインストール

Ruby on Rails用にCentOS8を構築

CentOS8の想定環境

CentOS8はクリーンインストール後を想定しています。具体的な手順は次の候で説明しますが、インストール時にパッケージ選定等は行っていないません。すでにインストールしている場合には、追加でインストールする必要は無いです。

CentOS8のインストール

本ページで使用するCentOS8のインストールは、Centosのインストールを最短で!で説明しています。

Hyper-V上にインストールを想定していますが、通常のサーバハードウェアにCentOS8をインストール場合も同じ手順です。ただし、新しいハードウェアを使う場合、ドライバが対応していない場合があります。新しいハードウェアは事前にCentOS8が対応していることを確認してから導入しましょう。

Ruby on RailsをCentOS8の上に構築

Ruby on RailsをインストールするCentOS8の構築が完了したら、必要なツールをインストールします。必要なツールのインストールが完了したら、Ruby本体とRailsをインストールします。最後に動作確認して終了です。rootでログインして進めます。

Ruby on Railsに必要なツールのインストール

Ruby on RailsをCentOS8にインストールするためには、いくつもツールやパッケージが必用でした。まとめるよりグループ化して説明します。

フリーでオープンなバージョン管理Gitのインストール

gitをインストールします。CentOSのdnf(旧:yum)でインストールします。dnf install gitと入力します。

Ruby on Railsで使うgitのインストール

上の図のように。赤線部分がgitをインストールするために入力するコマンドです。最下行にインストールしてよいか聞かれていますので、yと入力してインストールを進めます。

Ruby on Rails用にgitのインストールが完了

gitのインストールが正常に完了すると、上の図のようになります。

コンパイラのインストール

Ruby本体はパッケージでインストールできますが、Railsは開発環境が必用です。開発環境には2つ必要で、1つ目がコンパイラで2つ目がライブラリとヘッダです。この項目では一つ目のコンパイラをインストールします。

Ruby on Railsをインストールするために必要なCentOS8のコンパイラパッケージはmakeとc++です。dnf install make gcc-c++で2つまとめてインストールします。

Ruby on Rails用コンパイラをインストール

上の図のように、赤線部部でdnf install make gcc-c++を入力して開発用コンパイラをインストールします。最下行にインストールしてよいか聞かれていますので、yと入力してインストールを進めます。

Ruby on Rails用にコンパイラのインストール完了

上の図のように、インストールが成功すると「完了しました!」と表示されます。

パッケージマネージャYarnのインストール

YarnはCentOS8のパッケージ管理の標準リポジトリに含まれ無いので、パッケージ管理のリポジトリを追加します。

Ruby on Railsで使うYarnをパッケージ管理リポジトリへ追加

上の図のように、YarnをインストールためのCentOS8用リポジトリはcurlコマンドでダウンロードします。curlのエラーメッセージを-sオプションで非表示として、リポジトリに追加する内容をリダイレクトして/etc/yum.repos.d/yarn.repoに書き出します。

上の図の赤線2行目のcatはリポジトリの内容を確認用に表示しています。注意点はenabledが1になっていることを確認してください。これが1でないとリポジトリが無効となり、yarnをインストールできません。

準備ができましたので、Yarnをインストールします。dnf install yarnと入力します。

Ruby on Rails用にYarnをインストール

上の図のように、dnfコマンドでyarnパッケージをインストールえきるようになれば成功です。最下行にインストールしてよいか聞かれていますので、yと入力してインストールを進めます。

Ruby on Railsで使うYarnのインストールが完了

上の図のように、インストールが成功すると「完了しました!」と表示されます。

Ruby on Railsに必要なライブラリやヘッダのインストール

Ruby on Railsに必要なライブラリやヘッダは以下になります。最低限以下の5つをインストールするとRuby on Railsをインストールできる環境になります。

 
項番 パッケージ 用途
1 rpm-build RPMパッケージを作るためのスクリプトやプログラム
2 zlib-devel 圧縮と伸長用Zlibを使った開発用ヘッダとライブラリ
3 readline-devel コマンドライン入力を処理するreadlineの開発用ヘッダとライブラリ
4 sqlite-devel SQLデータベースエンジンSQLite3用開発ヘッダとライブラリ
5 nodejs サーバ側で使うJavaScriptのライブラリ

dnfコマンドでインストールします。dnf install コマンドで5つのパッケージをインストールします。まとめて5つインストールしてもよいですし、分割して一つずつインスールしてもよいです。

Ruby on Railsで使う開発用ライブラリとヘッダをインストール

上の図では、赤線部分で5つのパッケージをまとめてインストールします。表示しきれていませんが、最下行にインストールしてよいか聞かれていますので、yと入力してインストールを進めます。

Ruby on Railsで使う開発用ライブラリとヘッダのインストール完了

上の図のように、インストールが成功すると「完了しました!」と表示されます。

Ruby本体のインストール

いよいよRuby 本体をインストールします。Ruby on Railsに必要なRuby本体のパッケージは3つです。dnf installコマンドでインストールします。

Ruby on Rails用にruby本体と開発キットとgemをインストール

上の図のように、赤線部分でdnf installコマンドを発行します。インストールするパッケージはrubyとruby-develとrubygems-develの3つです。最下行にインストールしてよいか聞かれていますので、yと入力してインストールを進めます。

Ruby on Rails用にruby本体と開発キットとgemのインストールが完了

上の図のように、インストールが成功すると「完了しました!」と表示されます。

Ruby on Railsのインストール

いよいよRuby on Railsをインストールします。

Ruby on Railsを構築するためにRailsをインストール

上の図のように、gem install railsと入力して、Ruby用パッケージ管理用コマンドgemでrailsをインストールします。

Ruby on Rails用Railsのインストールが完了

性能によりますが5分ほど経過するとインストールが完了します。上の図の赤線のように、「Successully installed rails」と表示されえばRuby on Railsの構築は成功です。

Railsの旧バージョンに変更

インストールできたrailsですが、記事作成時点で最新版の6.3.0がインストールされています。特定のバージョンに変えたい場合、最新版を削除して指定のバージョンをインストールします。

まずは、railsを削除します。Windows版Ruby on Railsと同じように、railsとrailtiesをgemコマンドで削除します。

Railsのアンインストール

上の図のように、①のコマンド gem uninstall rails railties でRailsを削除します。②確認メッセージが表示されるので、yキーを入力して削除します。

railsのどの安定バージョンがインストールできるかを表示します。

Railsの安定バージョンを表示

上の図のように、赤線部分で gem list rails -rea と入力するとすべての安定バージョンを表示します。例えばrailsのバージョン5の最後の安定バージョンをインストールしたい場合は、上の結果から5.2.4.2を指定します。

Railsの指定バージョンをインストール

上の図のように、赤線部分で gem install rails -v 5.2.5.2と最後の2つの引数でバージョンを指定してインストールします。

Ruby on Railsの動作確認

Ruby on Railsの動作確認もかねてRailsアプリケーションの構築とWebサーバを起動します。

Railsアプリケーションの構築

端末上で、rails new コマンドを発行します。

Ruby on Rails用のアプリケーションを新たに作成

上の図では、railsAppというアプリケーション名でRailsアプリを作ります。

Ruby on Railsのアプリケーション初期構築完了

上の図のように、「Webpacker successfully installed」と表示あれればRailsアプリケーションの初期構築は完了です。

Railsアプリケーション用Webサーバの起動

最後にRailsアプリケーション用のWebサーバを起動します。前項で作成したRailsアプリケーションのディレクトリへ移動して、rails serverと入力してWebサーバを起動します。

Ruby on Railsのアプリケーション用Webサーバを起動

上の図のように、赤線部分が入力するコマンドです。cdコマンドでディレクトリを移動して、rails serverでWebサーバを起動します。起動したらブラウザでhttp://127.0.0.1:3000/に接続します。

Ruby on RailsをCentOS8に構築

上の図のように、Railsのページが表示されれば成功です。ブラウザ閉じて、rails serverの端末ではCtrlキーを押しながらCキー押してWebサーバを終了します。

最後に

Ruby on RailsをCentOS8にインストール手順はいかがでしたか。CentOS8にRuby on Railsを構築する方法は、インストールするパッケージを見つけることができれば簡単です。

Ruby on RailsをCentOS8に構築するために苦労している方の参考になれば幸いです。

MySQLをCentOSに簡単インストール

WordPressやRedmineなど、オープンソースのソフトウェアにデータベースとしてよく使われているMySQLのインストール方法をまとます。サーバOSは実績のあるCentOS8を初期インストール後の標準の状態を前提として使います。

WordPressのインストールについては、wordpressは簡単にインストールできるでまとめています。

MySQLデータベースのイメージ
このページの結論

MySQLをCentOS8にインストールするポイントは以下です。

  1. MySQLサーバをインストールする
  2. 初期設定する
  3. MySQLサーバを起動する
  4. データベースを作る
  5. バックアップ設定する

MySQLのインストールと起動

MySQLをインストール

CentOS8では名称がMariaDBとなっています。まずはrootでCentOSサーバにログインします。

インストールするパッケージはmariadbとmariadb-serverです。dnf install mariadb mariadb-server とコマンドで入力します。

WordPressのデータを保管するMariaDBをインストール

上の図のように、dnfコマンドでインストールします。ソフトウェアをインストールする作業はこれで完了です。

MySQLの初期設定

インストールが終わったら、文字化けが起きないように文字コードを設定します。そのために/etc/my.cnf.d/mariadb-server.cnfを編集します。

MariaDBの文字コードを設定

上の図のように、[mysqld]の直下に行を挿入し、character-set-server=utf8と入力します。文字コードを設定したら保存して閉じます。

次にMariaDBサーバを起動します。systemctlコマンドを使います。systemctlコマンドを使って起動状態を確認します。systemctlコマンドを使うと自動起動するかどうか、今起動中か停止しているかの2点を確認できます。

MariaDBの起動状態を確認

上の図のように、①systemctl status mariadbとと入力すると、mariadbの状態が表示されます。②自動起動するかについてはdisabled(無効)なので、自動起動しません。③現在の起動状態かどうかについては、inactive(dead)のため停止中です。

MySQLを起動

MySQLを起動には2種類あります。1つが起動時に自動的に起動させることです。2つ目が今手動で起動させることの2点があります。

まずは1点目の起動時に自動で起動するように設定します。systemctl enable mariadbと入力します。

WordPress用に使うMariaDBをシステム起動時に自動起動する設定

上の図のように、MariaDBがシステム起動時に自動で立ち上がるようにする設定コマンドです。赤線部分で入力しています。

コマンドの入力が終わったら、もう一度systemctl status mariadbコマンドで状態を確認します。

自動起動設定後のMariaDBの状態確認

上の図のように自動起動を設定したら、②の部分がdisabled(無効)からenabled(有効)に変わりました。

次に2点目の今停止しているMySQLを起動状態に変更します。上の図でMariaDBが停止している③の状態を起動状態にします。systemctl start mariadbでMySQLサーバを起動します。

自動起動と起動させたMariaDBの状態

上の図のように、①MySQLサーバを手動で起動します。②の自動起動状態は変わりません。③今の起動状態はactive(動作中)に変わりました。

MariaDBの詳細な状態確認

上の図のように、赤枠で囲った部分のcharacterの文字コードがすべて同じであれば文字化けは起こりません。MariaDBが起動していないと上の内容は表示されません。

以上でMySQLサーバの起動と確認は完了です。

MySQLデータベースの作成

データベースを作成するには、今MySQLの状態を確認しないと作ることができません。

MySQLの現在の状態を確認

具体的にデータベースを作成するにあたり、既存のデータベース名とユーザー名が重複しないようにします。

意図的にデータベース名やユーザー名を重複させることはありますが、新たなソフトウェアのデータを保管するデータベースの領域は分けて作ることが一般的です。

MySQLの作成済みデータベース名を確認

まずはデータベース名が重複していないか確認します。今のMySQLに登録してあるデータベース名を表示します。

rootでログインしてmysqlshowコマンドを実行します。

MySQLに登録済みのデータベースを表示

上の図では、初期設定直後のMySQLデータベースサーバに対して実行しました。information_schema、mysql、performance_schemaの3つのデータベースしかありません。

MySQLの作成済みユーザー名を確認

次にMySQLコマンドでデータベースに接続できる登録済みユーザーの一覧を表示します。

MySQに登録済みユーザーを表示

上の図のように、MySQLに登録しているユーザーを表示します。①mysqlコマンドでmysqlデータベースに接続します。②select分でuserテーブルからuser列とhost列を表示します。③ユーザーアカウントrootしかありません。ホストはlocalhostからのみ接続を許可されています。

password列は表示していないですが、デフォルトのrootはパスワード無しで登録されていますので、空欄です。パスワードを登録すると暗号化されたパスワードが入ります。

MySQLデータベースの設計

MySQLに登録しているデータベースとユーザー名が判明しましたので、重複しないようデータベースを設計します。設計に当たっては、最低でも以下3つの情報が必要です。

 
項番 項目 設定値
1 データベース名 testdb
2 ユーザー名 testuser
3 パスワード teStP@ss

MySQLの設定値は大文字小文字は区別されます。ただし、OSはユーザー名の大文字小文字は区別しないので、大文字と小文字の区別はしないという制約をデータベース設計に課します。つまり、Userとuserは同じとします。

MySQLデータベースの構築

前項で設計した、testuserが全権限を持ったMySQLデータベースtestdbを作ります。

MySQLでデータベースを構築

上の図のように、rootでログインしてから①mysqlコマンドを実行します。②データベースtestdbを作ります。③testuserユーザーをパスワードteStP@ssで作成します。④testuserユーザーにtestdbデータベースの全権限を付与します。⑤権限変更を即時反映します(古いバージョンだと必要な場合もあると思います)。⑥MySQLコマンドの入力を終了します。

上の図のコマンド実行結果のように、「Query OK」と表示されれば正常に処理されています。

作成したユーザー、データベースを削除する場合はdropコマンドを使います。drop user testuser、drop database testdbで削除できます。

作成したMySQLデータベースとユーザーの確認

mysqlコマンドを使います。ユーザー名とデータベース名を指定しパスワードを端末から入力します。

作成したMySQLデータベースとユーザーの確認

上の図のように、-uオプションを指定するユーザー名を指定できます。-pはパスワードを端末から入力する指示です。最後のtestdbはデータベース名です。

パスワードを正しく入力するとtestdbのtestuserで接続できていることが確認できます。statusコマンドでどのユーザーでどのデータベースに接続しているか表示することもできます。

MySQLデータベースのバックアップ

一番簡単な方法はrootでサーバへログインした後、mysqldumpコマンドを使います。引数に–all-databasesを付けるとMySQLデータベースを初期構築した後にmysqldump –all-dataabsesで出力したSQLをmysqlコマンドで流し込むだけで復旧できます。

データベースはメモリ上でデータの更新を行いますので、ディスク上のファイルをコピーしても復元できません。必ずmysqladminを使って復元用のSQLコマンドをバックアップとして取得してください。

なお、mysqladminで取得したバックアップデータはSQL文が記載してあるテキスト文書のため、圧縮して保管することをお勧めします。

簡単ですが、MySQLデータベースを構築する際の参考にしていただけると幸いです。

WSLを使ってUNIXコマンドをWindowsで使う!

以前UnixコマンドをWindowsで使いたいというタイトルで、UnixコマンドをWindowsにインストールすることなく使える方法を提示しました。WSLを使うとインストールする必要はありますが、Unixコマンドを使うことができます。今回はWSLを使ってWindows上でUnixコマンドを使える環境を説明します。

繰り返しになりますが、Windows上でUnixコマンドを使いたい時は、巨大なファイルの検索とか、切り出しとか、WindowsのテキストエディタやExcelなどのアプリケーションで開けない場合や、Unixコマンドを使い慣れた方には一つの解決策になります。

WSLで使うUbuntuのデスクトップイメージ
このページの結論

WSLは、LinuxがWindowsを操作できるインターフェースを提供します。WSLのポイントは以下です。

  1. Microsoft 標準提供です
  2. Windowsのフォルダやファイルを操作可能です
  3. UnixコマンドだけなのでWindwosのリソースを無駄に消費しない

WSLを使うメリットとデメリット

WSLを使うメリット

WSLはLinux向けにWindowsを操作できるインターフェースをします。この機能を使うと、WSLに対応したLinuxからWindowsを操作できます。

今具体的には、LinuxコマンドでWindowsのファイルを操作えきることくらいです。PowerShellのような形でUbuntuのLinuxコマンドが使えます。

Linuxコマンドに慣れた人にとっては,、サードパーティのフリーソフトを探す必要がないことです。

WSLを使うデメリット

WSLを使うデメリットは、UNIXコマンドをWindowsで使いたい!で紹介したUnxUtilsがインストール不要であるのに対して、WSLはインストールが必要であることとと、コマンドプロンプトから直接使うことができないことです。

Windowsのフォルダにアクセスするには、WSLを起動した後にLinuxコマンドでディレクトリを少し移動する必要があります

WSLの機能を有効化

WSLの機能を有効にするにはWindowsの再起動が必要ですので、再起動ができない時は避けましょう。Windowsの機能の有効化と無効化を開きます。まずは管理者権限のあるアカウントでWIndowsにログインします。

Windows10のスタートメニュー

上の図のように、①スタートメニューをクリックして、②設定をクリックします。

Windowsの設定画面

上の図のように、WIndowsの設定ウィンドウが開きます。赤枠内の検索ボックスに「機能の有効化」と入れると、すぐ下に「Windowsの機能の有効化または無効化」が表示されますので、それをクリックして設定するウィンドウを表示します。

WSLを有効にするためWindowsの機能から探す

上の図のように、「Windowsの機能の有効化または無効化」ウィンドウが表示されます。右のスクロールを動かし下から1/3くらいのところに上の図の赤枠のようにWindows Subsystem for Linuxがあります。ここにチェックを入れます。

WSLを有効にする

上の図のように、チェックを入れて、右下のOKボタンをクリックします。

WSLを有効にしている状態

上の図のように進めば後は完了を待つだけです。WSLの有効化が終わるとWindowsの再起動を求められますので、再起動します。

Windowsの再起動が完了するとWSLの機能は有効になっています。

WSLに対応したUbuntuをインストール

WSLが有効になった後は、利用するユーザーでUbuntuをMicrosoft Storeからインストールします。

WSL対応UbuntuをMicrosoft Storeで探す

上の図のように利用するユーザーでタスクバーのMicrosoft Storeアイコンをクリックします。

WSL対応UbuntuをMicrosoft Storeから探すため検索ボックスを見つける

上の図のように、Microsoft Storeのウィンドウが表示されたら、右上の赤枠にある検索をクリックします。

WSL対応Ubuntuを探すために検索窓に入力

上の図のように、赤枠内の検索窓に「ubuntu」と入力して検索します。

WSL対応の最新版Ubuntuを選択

上の図のように、Ubuntuは3種類表示されます。Linuxコマンドを使うだけなら最新版でも問題なく使えますので、上の図の赤枠の20.04を選択します。

WSL対応Ubuntuの20.04をイントール

上の図のように、WSLに対応したUbuntu 20.04が表示されます。右上の赤枠「インストール」をクリックしてインストールを開始します。Microsoftへのログインが表示されても、ログインしなくてもインストールできます。

WSL対応Ubuntu 20.04をインストールしている状態

上の図のようにインストールをクリックした箇所の左側にバーが出てインストールしている状態を表示します。

WSL対応Ubuntuuのインストールが完了

上の図のように、右上が「起動」になればインストールは完了です。

WSLを使ってみる

WSLを使ってみます。初回起動は少し時間がかかります。

Ubuntu専用のターミナルを立ち上げる

WSL対応Ubuntuをスタートメニューから探す

上の図のように、①スタートメニューとなりの検索アイコンをクリックして「ubuntu」と入力し、②上に表示される「Ubuntu 20.04 LTS」をクリックします。

WSL対応Ubuntuを初回起動時の画面

上の図のように、ユーザー名の入力が必要な状況になれば初期設定は完了です。ユーザー名とパスワードを入力してプロンプトを表示させます。

あとはUbuntuのコマンドラインです。ただし、ディレクトリ構成が特殊で、Windowsのファイルは/mnt/以下にドライブ名とともにマウントされています。cdコマンドで移動してWindowsのファイルにアクセスします。例えばCドライブは/mnt/cディレクトリに、Dドライブは/mnt/dにマウントされます。

コマンドプロンプト上でWSLを起動する

コマンドプロンプトを起動して、ubuntu2004と入力するとWSL対応Ubuntuが起動します。起動したあとは同じです。ディレクトリも変わりますので、Cドライブにアクセスしたいなら/mnt/cディレクトリに移動します。

このあたりはPowerShellと同じですね。ただ、初期のディレクトリが違います。これは.bashrcとかで記述するとうまく元居たフォルダに移動できるかもしれません。と思っていたのですが…。

さらに調べてみると、コマンドプロンプト上でwslと入力すると今のディレクトリでUbuntuのLinuxコマンドが使える状態になりました

WSLコマンドが使いやすい

コンピュータ名やユーザー名を隠したら、上の図のようによくわからないイメージになりましたが、伝えたいことは「コマンドプロンプトでwslと入力すると使いやすいです」ということです。

まとめ

WSLは今のところ、LinuxコマンドをWindowsで使えるところまでしか使いこなせていない私ですが、これだけでもUnixコマンドが使えるのはとても助かります。

これまではUnixのコマンドを使ってデータ処理したい場合は、別途Unixを別マシンで立ち上げる必要がありました。そういう煩わしい作業が要らないので、今後の発展に期待したいです。

PythonのDjangoフレームワークを最短で作る!

人気のPythonの学習環境を作るために、DjangoフレームワークとセットでWindowsパソコン上に構築します。比較的簡単でしたが、ポイントが一つあります。Pythonが使いやすくて人気な理由の一端が理解できました。

PythonとDjangoフレームワーク開発環境を作る

PHP on Laravelを最短でWindowsに構築や、Ruby on Railsを最短でWindwosに構築と同じようにPythonでもまとめます。

このページの結論

PythonとDjangoフレームワークのインストールは2つのステップで終わります。Djangoのインストールではコマンドプロンプトを「管理者として実行」してインストールします。

  1. Pythonのインストール
  2. Djangoのインストール

Pythonのインストールと初期設定

Windows10では、Microsoft Storeからでもインストールできます。ここでは少し複雑なインストーラからインストールする方法を説明します。

PythonをWindowsにインストール

まずはPythonをインストールします。Pythonのホームページへアクセスします。

Pythonをホームページからダウンロード

上の図のように、Pythonのほーむぺーじが表示されたら、①Downloadsにマウスを移動させるとメニューが表示されます。②Windows付近をクリックします。

PythonのStable板をダウンロード

上の図のように、赤枠部分のリンク先にWindowsのStable版があります。

Stable版のPythonをダウンロードできるページ

上の図のようにサイトが変わったら、下の方にスクロールします。

Windows用Pythonのインストーラをダウンロード

上の図のように、ダウンロードできるファイルの一覧が表示されます。赤枠の実行可能インストーラをクリックしてダウンロードします。

ダウンロードできたら、インストーラを実行してインストールします。

Pythonをインストールする先を選択

上の図のように、インストーラの最初の画面が表示されます。①インストール先のPythonが実行できるように「Add Python 3.8 to PATH」をクリックしてチェックを入れて、②インストールをカスタマイズをクリックします。

Pythonインストール時のオプションを選択

上の図のように、Pythonインストール用にオプション機能を選択します。すべてにチェックが入っていることを確認して、右下のNextをクリックします。

Pythonをインストールするときのアドバンスオプション

上の図のように、詳細オプションを選択します。①すべてのユーザーが利用できるようにチェックを入れます。②デバッグ機能が必要ならチェックを入れます。

詳細オプションが選択できたら、右下のInstallをクリックして進めます。

Pythonをインストールしている状態

上の図のように、インストールがここまで進むと正常にインストールできます。

Pythonインストール後のパス長制限を無効にする

上の図のように、セットアップが成功しましたと表示されれば終了です。最後にパス長の制限を緩和するために、赤枠のDisable path length limitをクリックします。

Pythonのインストール完了

上の図のように表示されればインストールは終了です。右下のCloseをクリックしてPythonのインストールを終了します。

pipを最新版にバージョンアップ

Pythonでパッケージを管理するpipを最新版にバージョンアップします。コマンドプロンプトを「管理者として実行」してください。管理者として実行しないとソフトウェアのインストールができません。

コマンドプロンプトでpython -m pip install –upgrade pipと入力します。

Pythonのpipを更新

もう一度実行するとしたのようになり、最新版に更新できたとわかります。

Pythonのpip更新をもう一度実行した結果

Djangoのインストールと環境設定

PythonにDjangoをインストールするには、最初にコマンドプロンプトを管理者モードで起動します。管理者モードで起動したら、pip install Djangoと入力します。

PythonのDjangoをインストール

管理者モードのコマンドラインでインストールするとPATH変数が通ったフォルダに実行ファイルを置きますので、PATH変数を修正する必要がありません。

Microsoft StoreからPythonをインストールすると個別ユーザーへのインストールとなります。このためDjangoをインストールする時に表示されるフォルダをPATH変数に追記する必要があります。

DjangoアプリケーションとWebサーバの構築

Diangoアプリケーションを作成

ここまでインストールできたらDjangoフレームワークの準備は完了です。プロジェクトを作りたいフォルダへ移動してdjango-admin startproject mysite(mysiteは好きなフォルダ名でOKです)と入力するとmysiteというフォルダ名が作られてDjangoフレームワークのプロジェクトが出来上がります。

PythonのDjangoフレームワークでプロジェクトを作成

上の図のように、成功すると何のメッセージも出ませんが、フォルダは作られます。

Django用Webサーバを起動

前項で作成したプロジェクトのアプリケーションが動作するか確認するためのWebサーバを起動します。作成したプロジェクトのフォルダに移動して、python manage.py runsererと入力します。

Python用Djangoフレームワークで作成したプロジェクトで確認するWebサーバを起動

上の図のように、実行中となれば成功です。Google ChromeなどのWebブラウザを起動して、http://127.0.0.1:8000/入力します。

PythonのDjangoフレームワークで構築したプロジェクト用Webサーバ

上の図のように、Webサイトが表示されれば成功です。以上ですが、参考になれば幸いです。

テレワークや在宅学習で今後起きる課題

政府の緊急事態宣言を受けて、仕事ではテレワークが推奨となり、学生は在宅学習が主流となりました。今のところ仕事での自宅ネットワーク利用が主流ですが、今後学校が本格的に遠隔授業やe-ラーニングの利用を進めています。

テレワークやオンライン授業のイメージ

私は通信事業者のSEとして勤務しています。4月上旬から完全テレワークに移行して1か月弱経過しました。今後在宅の環境で問題となる可能性がある自宅のネットワーク環境を改善する提案をまとめたいと思います。

自宅のネットワークの課題

通信量は月10GBでは足りない

テレワークを実施してみて、Web会議を半日してみただけでも、1日1.5GBくらい使ってしまいます。モバイルルータで安価に始めても、子どもが授業でインターネットを使うようになると通信量はさらに増えます。

というのも、子どもは文字情報だけで習得することは難しいので、やはり授業と同じ形式の動画で五感を使った勉強が習得効果が高いと思います。本音は学校や塾で強制的に勉強する環境を作ってあげたいのですが、緊急事態宣言が出ている状況では実現できない希望です。

ではどうするかという言うとインターネット経由でオンライン授業をする予定と学校からアナウンスがありました。テレワークだけでも一人10GB超える想定ができているので、オンライン授業の場合は黒板の文字が見えるようにデータ通信量は相当増えると想定できます。

同時利用時の回線の帯域

テレワーク時のデータで一番多かったのが、TeamsなどのWeb会議を動画付きで開催したときです。この時は最大で3Mbps程度の帯域をずっと使っていました。平均3Mbpsだと1日8時間として8時間使うと7.2GBです。簡単なモデルですが、1日Web会議すると7.2GBも使います。ずっと会議しているわけではないので、半分としても一人だけで一日3.6GB位使うことになります。

子どもが自宅でオンライン授業を受けるようになると、この3Mbpsが利用する人数分となりますので、LTEなどの一般的なデータ通信契約は10日かからずに上限に到達してしまい、通信速度が制限されて使えないという事態が想像できます。

青天井のデータ通信には光回線を導入して対抗

長期間大量のデータ通信を安心して利用するには、やはり光回線を導入して自宅に高速広帯域の回線を用意した方が安心できます。今後各所から支援が入り、ネットワーク環境を整える費用も賄えると考えられます。

光回線は導入完了まで1か月程度はかかります。早めに申し込みしておいた方が良いです。私は愛知県名古屋市に住んでいるため、コミュファ光を利用していますが、とても安定しておりWeb会議も対応できています。子どものオンライン授業が開始されても追加費用無く対応できそうです。

コミュファ光が提供されていない東海地方以外では親会社のKDDIが提供しているauひかりが良い評判です。具体的に顧客満足度をまとめてランキングで発表しているJ.D.Power固定ブロードバンド回線サービス顧客満足度調査で上位を獲得しています。

長時間利用に適している椅子の利用

テレワークは回線やネットワーク設備に注目しがちですが、長時間座る用途を考えていない自宅の椅子は見直す価値があります。特に長時間座っているとお尻や腰が痛くなり、仕事ができなくなりそうでしたので、椅子はとても重要です。

長時間利用に適した椅子を導入

可能なら高機能な椅子を購入した方が良いです。実は机より椅子の方が体に与える影響は大きいです。机より椅子に予算を割きましょう。

私は以前仕事関係でアーロンチェアをしばらく使わせていただきましたが、高機能で使いやすかったです。短時間ではあまり変わりませんが、長時間であれば座っていられないほど腰やお尻が痛くなります。やはり椅子は大事です!

アーロンチェアでなくても、LOWYAでもよいもの扱っています。見やすいですし、お勧めです。返品やキャンセルについても詳しく説明されています。

今ある椅子にクッションを追加

高くて椅子は買えない人は、クッションを置くだけでも緩和されます。一年以内なら、返品交換OKなのでお試しで使ってみるとご自分に合うか確認できると思います。

座らないという選択

座るのが苦痛であれば立ってテレワークすることも考えて良いです。椅子が不要な代わりに今度は机の高さを考慮する必要があります。

選択肢はいくつかありますが、100%のものはないのでどこかで妥協する必要はあります。置かれた状況は違いますので費用のかけどころはご自身でよく検討して必要なところに投資しましょう。

食生活

食事や食材の入手

テレワークしていると本当に出不精になります。そうすると次に困るのが食糧です。私は家庭持ちで妻が頑張って買い出ししてくれていますので、とても感謝しています。

でも一人暮らししている場合だと食糧の買い出しは意外に面倒です。またが萎縮自粛要請が出ると通販で食糧を手に入れる方法も必要になります。

【FIT FOOD HOME】

どちらも食材や食事を宅配してくれます。メニューも豊富で出不精な人だけでなく、大都市圏ではコロナ感染のリスクを避けるため宅配を利用することも多いと思います。今後爆発的な感染拡大に備えて食材や食事の宅配を本気で配備しておかないと感染しました、食事は考えてませんという悲惨な状況になり得ます。

コロナは強敵で今までの生活が変わってしまいました。変化に柔軟に対応して、生きることの基本である食事は確保できるようにしておきましょう。

運動不足と肥満

テレワークが続き、外出が減ると運動不足になって肥満になります。なかなか運動はできないと思います。運動不足と肥満解消については、腹筋を最短で鍛えて効率的にダイエットにまとめています。私が実戦してとても効果がありましたので、参考になれば幸いです。

WordPressは簡単にインストールできる!

ブログやWebサイトを簡単に作れるWordPressですが、テーマを変えたり構成を変えたり試したいことないでしょうか? そのような時、本番環境を壊さずに試せる検証環境があると良いですよね。

このページではWindowsパソコン上にWordPressをインストールして検証環境を作ります。試してみると思っていたより簡単に立ち上げることができましたので紹介したいと思います。

WordPressの検証環境ができるとWebサイトの移行や新しテーマのテストなど、変更後の影響を事前に確認できるので、とても便利です。

WordPressのテストサイトを使う

このページの結論

Windows上でWordPressを直接動かすことは簡単ではないです。でも、Hyper-V上にCentOSをインストールしてその上でWordPressを動かすと簡単に構築できます。具体的手順は以下です。

  1. Windows上のHyper-VにCentOSをインストールして起動する
  2. CentOSの上にLAMP(Linux, Apache, MySQL, PHP)環境を作る
  3. WordPressをインストールして起動する

WordPressの環境を準備

CentOSのインストールと起動

CentOSを動かすためにHyper-Vを使う

Windows上でCentOSを直接起動するには、Hyper-Vの助けが必要です。Hyper-VをWindows上で動かすにも条件があります。詳細な手順については、仮想環境を個人で試用してみたいを参照してください。

Hyper-Vの上でCentOSをインストールして起動する

Windows上でHyper-Vが動作したら、仮想環境なので少し手順が違います。でもHyper-V上でCentOSをインストーする手順はCPUやメモリ、ディスクリソースを定義することですので、わかればそこまで難しいことではないと思います。

Professional以上のエディションのWindows10であれば標準でHyper-Vが付いています。パソコンのリソースは2台動かすために必要ですが、追加の費用が不要なのは助かります。

Hyper-V上にCentOSをインストールする具体的な手順は、CentOSのインストールを最短で!を参照してください。

データベースサーバを起動

データベースはMySQLを使います。データベースのインストールについてはMySQLをCentOSに簡単インストールの項番1でにまとめています。

Webサーバのインストール

Webサーバはインストールが容易なApacheを使います。Apache本体とmod_sslをインストールします。mod_sslはApacheにSSLを提供するApache用のモジュールです。

rootでログインしてdnf install apache mod_sslと入力して2つの機能をインストールします。

WordPress用ApacheとSSLのインストール

上の図のように、赤線部分でパッケージインストールコマンドを実行します。標準では入っていないので、インストールするか確認メッセージが最後に表示されています。インストールするのでyキーとEnterキーを入力してインストールを進めます。

WordPress用ApacheとSSL機能のインストール完了

上の図のように、多くのインストールメッセージが流れていきます。最後に「完了しました!」と表示されれば正常にインストールが完了しています。

これでWebサーバとSSL機能のインストールが完了しました。次はWebサーバを起動します。データベースMariaDBサーバと同じように、自動機能を有効化して、起動します。

WebサーバのApacheは高機能で本来は多くの設定機能があります。今回は検証環境を簡単に立ち上げることを目的としているので、細かい設定や機能は省略して標準機能で立ち上げます。

WordPress用Apacheの自動起動とサーバ起動

上の図では、①Webサーバの自動起動と起動状態を表示します。②自動起動はdisabled(無効)で③サービスはinactive(dead)で停止状態です。

④Webサーバの自動起動を有効にします。

⑤もう一度①と同じようにWebサーバの自動起動と起動状態を表示します。⑥自動起動はenabled(有効)に変わりましたが、⑦サービスはinactive(dead)で変わりません。

⑧Webサーバを起動します。

⑨もう一度①⑤と同じようにWebサーバの自動起動と起動状態を表示します。⑩自動起動はenabled(有効)で変化は無いですが、⑪サービスはactive(running)で起動状態に変わりました。

良く上の図のメッセージを見ると⑪から下3行目にport 443, port80 とhttpsのポートでもWebサービスを起動しました。サーバ証明書は自己署名になりますが、SSL対応のWebサーバが起動できたことになります。

PHPのインストール

WordPressに必要なPHPのモジュールは以下の3つです。

 
項番 パッケージ名 説明
1 php PHPプログラム本体(Apache用モジュールも含まれる)
2 php-json JSON形式のデータを扱うPHP拡張
3 php-mysqlnd MySQLへ接続する機能を使うPHP拡張

上の3つのパッケージをdnfコマンドでインストールします。

WordPress用にPHPをインストール

上の図のように、赤線部分でPHP関連モジュールをインストールします。インストールが完了したら、PHP自体の設定は終わりです。WebサーバのApacheはPHPモジュールを認識するために再起動が必要です。

WebサーバApacheでPHPもモジュールを読み込ませるためにsystemctl restart httpdで再起動するかシステムを再起動します。

以上でPHPの設定は完了です。

SELinuxの設定

WordPressを動作させるにはSELinuxの設定は必須です。方法は2つあります。SELinuxを無効にする。SELinuxがWordPressの動作に影響がないよう設定を許容する。以上の2つになります。

SELinuxを無効にする方法はお勧めはできませんが、簡単に実行できます。/etc/selinux/configのファイルをエディタで開き、SELINUXの値をdisabledに変更して、サーバを再起動します。これでSELinuxが無効になります。

もう一つはSELinuxの設定を緩和します。実施することは2つです。Apacheがネットワーク接続できるように許容することと、Apacheのプロセスがデータを書き込めるように許容することです。

Apacheがネットワーク接続できるように許与するには、httpd_can_network_connectの値を1にします。コマンドはsetsebool -P httpd_can_network_connect=1を実行します。

Apacheのプロセスがデータを書き込めるように許容するには、httpd_unifiedの値を1にします。コマンドはsetsebool -P httpd_unified=1を実行します。

SELinuxのWeサーバのネットワーク接続を許可

上の図の1行目にhttpd_can_network_connectの値を1に変更するコマンドです。2行目でgetseboolで内容を確認しています。-Pは恒久的に設定を反映します。-Pが無いと再起動した後に設定値が戻りますので、注意してください。また、イコール(=)前後は空白を入れるとエラーになりますので、ご注意ください。

次にApacheのプロセスがデータを書き込めるように許容します。設定する変数はhttpd_unifiedを1に変更します。同じコマンドで設定します。

以上でSELinuxの設定は完了です。

WordPressのインストール

WordPressソフトウェアのダウンロード

WordPressはダウンロードサイトから取得します。取得したらCentOSのサーバに置きます。zipでもtar.gzでもどちらでもCentOSサーバ上で展開できます。

WordPressをダウンロードサイトから取得

WordPressソフトウェアの展開

ダウンロードサイトから取得したWordPressソフトウェアを/var/www/html/下に展開します。zipなら、”unzip [ファイル名]”コマンドで展開します。tar,gzならtarコマンドに “tar -zxf [ファイル名]”コマンドで展開します。

展開するとwordpressディレクトリが出来上がります。フルパスは/var/www/html/wordpress/の下にWordPressのソフトウェアが展開されたことになります。

WordPressのURL調整

WebサーバApacheのWebサイトトップディレクトリは/var/www/htmlディレクトリです。このまま公開するとhttps://サイト名/wordpress/がWordPressを使ったWebサイトになります。

WordPressのサイトをトップディレクトリに持ってくる場合にはApacheのせてい変更が必要です。そのためにはApacheのDocuemntRootを/var/www/htmlから/var/www/html/wordpressに変更します。変更後の/etc/httpd/conf/httpd.confは下のようになります。

WordPressのディレクトリをDocumentRootにする

上の図はCentOS8で/etc/httpd/conf/httpd.confをviで開き、行数を左に表示させた状態です。122行目にDocumentRootの指定がありますので、修正しました。変更後保存して終了します。

設定が完了したら、Webサーバに反映します。systemctl restart httpdでWebサーバを再起動します。又はapachetl gracefulで設定ファイルを再読み込みさせます。

WordPress用データベース領域の作成

WordPress用のデータを保存する領域をMariaDBに作成します。作るデータベース名などのパラメータは以下とします。

 
項番 項目 設定値
1 データベース名 wordpress
2 ユーザー名 wordpress
3 パスワード W0rdPress

データベースの作成方法については、MySQLをCentOSに簡単インストールの項番2にまとめています。

WordPressの初期設定

それではWebサーバにアクセスしてWordPressの初期設定を反映します。CentOSのサーバにrootでログインします。左上のアクティビティからFirefoxを立ち上げて、https://localhost/にアクセスします。

Wordpressの初期セットアップ画面

上の図のように表示されれば、WebサーバとPHPの設定は完了です。「左下のさあ、始めましょう」をクリックして進みます。

WordPressの初期セットアップでデータベースへの接続情報を入力

上の図のように、WordPressのデータを保管するデータベースへの接続情報を入力します。MariaDBのインストール時に設定した値を設定していきます。データベース名はwordpress、ユーザー名はwordpress、パスワードはW0rdPressです。

データベースのホスト名はlocalhostとしてください。IPv6のループバックIPアドレス::1で接続します。MariaDBの設定の中ではIPv4のポートはListenしていません。

入力を完了すると下のようになります。

WordPress用データベース設定例

テーブル接頭辞は、今回の構築例では標準のままで大丈夫です。左下の「送信」ボタンをクリックして次へ進みます。

WordPress用のデータベース接続情報後にインストールを開始

上の図のようになれば、いよいよデータベースにWordPress用の初期情報を書き込みます。左下の「インストール実行」をクリックします。正常に初期データベースを構築できると下の図を表示します。

WordPress用の初期データベース構築が完了

後はサイト名、管理者のユーザー名とパスワード、管理者のメールアドレスを設定してWordPressの初期設定が完了します。

Hyper-VとCentOSの力を借りて、Windows上にWordPressを容易にインストールして構築することができました。参考になれば幸いです。

テレワークは3点気を付ければ安全です!

コロナ禍により、急遽テレワークを始めた方は多いことでしょう。今まで会社へ出勤して働くことが当たり前であったことから急遽テレワークになりました。テレワークになると心配になるのがネットワークのセキュリティです。

自宅のネットワークってそもそもセキュリティを考えている人はどれくらいいるのでしょうか? そもそもセキュリティに詳しい人は少ないので、よくわからないということも多いと思います。

ここでは最低限テレワークに使える自宅のネットワークの確認ポイントを説明します。

自宅のネットワークにあるものとして、パソコン、ブロードバンドルータやスイッチングハブなどのネットワーク機器、無線アクセスポイントの3種類についてそれぞれ3つ確認ポイントを説明します。

テレワークで自宅のネットワークを使うイメージ

テレワーク時に気を付ける点はIPAでも公開されています。普段注意する点も含まれているため、特に自宅でテレワークする時の注意事項をまとめます。

私はIPAのネットワークスペシャリスト、情報セキュリティスペシャリスト、情報安全確保支援士の資格を保有しており、5年ほどの約2000名が利用するネットワークの情報システム部門にてインフラの企画と運用のリーダーでしたので、インフラの知識と経験はある程度保有しております。

このページの結論

テレワークで自宅のネットワークを使う際にセキュリティを強化するために確認すべき点は3点だけ!

  1. ファームウェアは最新版を、セキュリティパッチを最新版まで適用して、既知の不具合や脆弱性が無いソフトウェアを使う
  2. 初期パスワードは使わない、必ず変更する
  3. 無線の暗号化ではWEPを使わない

無線LANのセキュリティ強化

無線LANは家庭用に普及しており、スマートフォンのデータ通信のオフロード用をはじめとして、移動用の端末にとても有効です。

これからも無線LANは使われることになりますので、これを機会に無線LANのセキュリティ強化を見直しましょう。

具体的な最低限確認するポイントは3つです。

テレワークに使う無線アクセスポイントのセキュリティ強化

ファームウェアを最新バージョンに更新する

無線LANを提供している無線LANアクセスポイントのファームウェアが最新バージョンかを確認します。既知の不具合やセキュリティ上の問題が解決されていますので、必ず最新のファームウェアを使うようにしましょう。

なお、ファームウェアを最新にバージョンアップするにあたり、設定が初期化されるリスクもあります。設定のバックアップができる製品であればバックアップを取得しておきます。

暗号化にWEPは使わない

無線LANは空気中をデータが流れるため、データを関係ない人でも取得できます。データから情報を読み取れないようにする手段が暗号化ですが、WEPでは10秒程度で解読されるほど脆弱な暗号化アルゴリズムに成り下がっています。

このため、無線LANのデータ暗号化方式はTKIPやAES、WPAやWPA2を使うようにします。

暗号化パスワードは複雑にする

暗号化パスワードが脆弱であると暗号化アルゴリズムに脆弱性が無くても、総当たり攻撃などで暗号化パスワードが特定される危険性が高いです。暗号化パスワードは文字種や文字数を多く使って、簡単に解読できないパスワードを使います。

強いパスワードの作成方法や、管理方法はパスワードをもっと楽に管理しようで説明していますので、参考にご覧ください。

ネットワーク機器のセキュリティ強化

次は家庭用ネットワークで使うルータです。主にインターネット接続に使うブロードバンドルータと呼ばれるネットワーク機器です。

最近では無線LANアクセスポイントに内蔵していることも多いです。

\\nas-ts220\shinji-s\柴田 真智\singomemo.comのサイト作成\素材\テレワーク気を付ける\orig

ファームウェアを最新バージョンに更新する

ルータなどのネットワーク機器が使っているファームウェアが最新バージョンかを確認します。既知の不具合やセキュリティ上の問題が解決されていますので、必ず最新のファームウェアを使うようにしましょう。

なお、ファームウェアを最新にバージョンアップするにあたり、設定が初期化されるリスクもあります。設定のバックアップができる製品であればバックアップを取得しておきます。

初期パスワードから必ず変更する

メーカー毎に初期パスワードが固定としている場合があります。初期パスワードをこのような共通の初期パスワードのままネットワークにつなぐ方がいます。セキュリティ上非常に危険で、「攻撃して乗っ取ってください」と言っている等しいです。

セキュリティ上とても危険な行為ですので、初期パスワードは必ず変更します。強いパスワードの作成方法や、管理方法はパスワードをもっと楽に管理しようで説明していますので、参考にご覧ください。

パソコンのセキュリティ強化

最後の一番わかりやすい、テレワークで使うパソコンのセキュリティを強化します。会社業務への使用を想定していますので、Windowsをベースとしていますが、Macなど他のOSにも共通する考え方です。

テレワークに使うパソコンのセキュリティを強化

更新プログラムはすべてインストール

OSのセキュリティパッチは最新版まで適用します。これは基本的な考え方です。必要なソフトウェアが動かない場合は、ソフトウェア開発元に修正を依頼します。

例えばWindowsUpdateを適用して、必要なアプリケーションが動作しなくなった場合は、原則としてアプリケーション開発元に対応するように要請します。業務上支障がある場合は、WindwosUpdateを適用しない端末はネットワーク接続を制限します。ファイアウォールなどで必要最小限の利用者が使えるようにして、不特定多数に接続をさせない措置が必要です。

有線LANをお勧め

無線LANは空間に電波を飛ばしてデータを送ります。受けて以外にデータを傍受していないことを保証できません。無線LANではデータが傍受されると認識して暗号化で情報の秘匿化して対策します。

逆に考えると有線LANはデータを傍受することは無線LANと比較すると困難です。重要なデータを扱うパソコンは有線LANで接続するという対応もセキュリティレベルが高い対策です。

後ろから画面を見られないように注意

パソコンを利用する際には、ショルダーハッキングなど、後ろから情報を取得される危険があります。自宅以外の外出先で業務情報をパソコンで使う際には壁に背を向けて座るとショルダーハッキングの対策になります。

今のパソコンの液晶ディスプレイは視野角が広いため、後ろ以外に横からの情報取得に注意します。このリスクはプライバシーフィルタを画面に付けて、視野角を狭める対策が効果的です。

以上、テレワーク時のセキュリティを維持するための注意点を説明しました。テレワーク時の参考になれば幸いです。

CentOSの初期設定とセキュリティを最短で!

CentOSを最短でインストールする記事を掲載しましたが、ここでは最低限の初期設定とセキュリティ対策を行います。ここでは最新版のCentOS8を使います。

ここが終わるとサーバを構築する土台となるCentOSサーバになります。

順番に説明しますが、まずはネットワーク設定を含む初期設定を行います。次にソフトウェアの更新を行い、セキュリティ対策をして完了となります。

CentOSのネットワークとセキュリティをステップアップして習得するイメージ

このページの結論

CentOS8の初期設定とセキュリティは以下を行います。

  1. 初期設定① ネットワーク設定とネットワークへの接続確認
  2. 初期設定② タイムゾーンの設定
  3. セキュリティ対策① kernelを最新版への更新
  4. セキュリティ対策② ソフトウェアの更新

CentOSのネットワーク設定

まずはネットワークに繋がらないと始まりません。CentOSのコンソール画面から管理者アカウントのrootでログインします。

CentOSのネットワークとセキュリティの設定をするためにログイン

上の図のようなGUIのログイン画面では、管理者であるrootアカウントは表示されません。rootでログインするには赤枠内の「アカウントが見つかりませんか?」をクリックするとユーザー名を入力できる画面に変わります。

ログイン名とパスワードを入力するとデスクトップ画面が表示されます。

上の図のように、デスクトップ右上のメニュをクリックして赤枠内の「有線オフ」をクリックします。

サーバ検証用のため、無線ではなく有線LANを想定しています。

CentOS8でネットワーク接続を有効にする

上の図の赤枠のように、「接続オフ」のサブメニューの直下にある「接続」をクリックします。クリックするとネットワーク接続されます。もう一度右上のメニュを開きます。

CentOS8のネットワーク接続が有効になった状態

上の図のように、CentOS8のネットワーク接続が有効になったことがわかります。

接続済みにならない場合はネットワークケーブルが接続してあるか、対向のネットワーク機器が繋がってネットワークインターフェースのリンクが上がっているかを確認してください。

IPアドレスの割り当て

CentOS8のネットワークを有効にしたら、次はIPアドレスを割り当てます。IPアドレスを割り当てる前に、ネットワーク担当者からIPアドレスを割り当ててもらってください。併せてサブネットマスク、デフォルトゲートウェイ、DNSサーバのIPアドレスも聞いておきます。

それではCentOS8へ管理者rootでログインしてデスクトップを表示します。デスクトップ右上の黒いメニューバーをクリックしてメニューを表示します。

CentOS8のネットワーク接続が有効になった状態

上の図の赤枠内にあるネットワークマーク付近をクリックします。

上の図の赤枠内をクリックします。これから詳細なネットワーク設定をします。

DHCPでIPアドレスを自動取得できるネットワークもありますが、用途がサーバであればIPアドレスを固定する必要がありますので、ここでは固定IPアドレスを割り当てる方法を説明します。

上の図のように、ネットワークの設定画面が開きます。赤枠のねじのようなマークをクリックして、有線ネットワークの詳細設定に入ります。

上の図のように、CentOS8のネットワークで有線の詳細設定をするダイアログが表示されます。DHCPが有効な場合はIPアドレスにはDHCPで取得したIPアドレスが表示されます。

最初に①自動でネットワーク接続が有効となるように、①の赤枠の「自動接続する」をクリックしてチェックを入れます。

次に②固定IPアドレスを割り当てるため、赤枠の所にあるIPv4をクリックして固定IPアドレスに変更します。

上の図のように、IPv4の設定に変わります。赤枠の箇所をクリックしてIPアドレスの割り当てを自動(DHCP)から手動に変更します。

上の図のように、固定IPアドレスを入力するダイアログに変わります。①にIPアドレスとネットマスク(255.255.255.0など)、ゲートウェイのIPアドレスを入力します。

②にはDNSサーバのIPアドレスを入力します。入力が終わったら右上の適用ボタンをクリックしてIPアドレスの詳細設定ダイアログを閉じます。

設定が完了したら次は変更した内容を反映します。

上の図のように、CentOS8のデスクトップ右上のメニューから有線のサブメニューを開き、赤枠の「オフにする」でネットワークを一度停止します。同じ操作をして右側のように赤枠内の「接続」をクリックして、ネットワークを再接続します。

ネットワーク接続の確認方法

先ほどの図で、右上のメニューから「有線設定」を選べば下のようにネットワーク設定の詳細ダイアログを表示できます。

実際にネットワークに接続しているかは、端末を開き、デフォルトゲートウェイのIPアドレスにPINGコマンドを送り、ICMP応答が得られるか、ARPテーブルにデフォルトゲートウェイのMACアドレスが載るかを確認することでネットワーク接続は確認できます。

CentOSのタイムゾーン設定と時刻設定

CentOSをインストールして、ネットワークが接続できたら、次は時間設定をします。時刻が合っていないとログを見た時に何時起きたのかを特定することが難しくなります。

サーバを人が常に監視することは難しいので、ログの情報が重要となります。そのログに記録する時間が現実の時間を合わせないと事実を認識することが難しくなりますので、タイムゾーンは必ず設定しておきましょう。

CentOSのタイムゾーン設定

CentOS8のタイムゾーン設定を行います。

CentOS8のデスクトップから設定を開く

上の図のように、右上のメニューをクリックして、赤枠内の設定ボタンをクリックします。

CentOS8の設定メニューで詳細を探す

上の図のように最後に設定したネットワークが表示されています。赤枠付近にスクロールバーが隠れていますので、左メニューの一番したまで移動して「詳細」をクリックします。

CentOS8の設定で日付と時刻を探す

上の図のように、詳細のサブメニューに入ると左メニューに日付と時刻が表示されるので、赤枠内をクリックします。

CentOS8の日時とタイムゾーン設定

上の図のように、時刻設定とタイムゾーンの指定ができます。赤枠内をクリックすると地図が表示されます。希望の地域をクリックしてタイムゾーンを設定します。

設定後の状態が表示されたら、システムにタイムゾーンの変更が反映されています。

時刻設定

タイムゾーンを設定した図で、自動時刻設定がオンになっていますが、これをオフにすると、グレーアウトしていて変更できないタイムゾーンの上にある時刻設定部分が変更可能となります。

ある程度時刻を合わせておくとログの日時が飛ばないので、見やすくなります。

CentOSのセキュリティ対策

最低限のセキュリティ対策はソフトウェアの更新です。CentOSもWindowsと同じようにホスト型ファイアウォールが標準で動作しています。ソフトウェア更新で多くの脅威からサーバを守ることができるでしょう。

ソフトウェアの更新順序で一番簡単な方法は、kernelを更新してから他のソフトウェアを更新します。kernelの更新は心臓部のソフトウェア更新のため、最悪の場合起動しなくなる危険があります。そのため他のソフトウェアと分けて更新します。

まずは管理者のrootでログインしてください。

kernelの更新

yumで更新しますが、後継ソフトウェアがdnfと呼ばれるツールです。dnfの使い方は基本的にyumと同じです。CentOS8ではyumもまだ使うことができます。

kernelを更新する場合、万一新しいkernelに不備があって起動しない場合に対応するため、今正常に起動しているkernelも保険として残しておきます。

具体的にはdnf install kernelで新しいkernelを追加インストールします。kernelはバージョンごとにインストールするディレクトリが分かれているため、現在のkernelと衝突することはありません。具体的には次のように実行します。

CentOS8のkernel更新の準備

上の図のように、①kernel追加インストールコマンドを実行して、コマンドを実行して更新があることがわかると②更新がある場合はインストールしてよいか確認メッセージが出ます。初期インストールではできるだけ最新版のkernelを使うべきですので、yを入力してインストールします。

上の図の内容を詳しく説明すると現在のkernelのバージョンが 4.18.0-147.el8.x86_64 で、新しいバージョンは 4.18.0-147.8.1.el8_1.x86_64 であることを示してます。

インストールが正常に終了したらシステムを再起動します。再起動コマンドは reboot かshutdown -r now か init 6 を使いましょう。後になるほどUNIXを深く知っている方が使うコマンドです。

無事再起動したらまたrootでログインします。現在どのkernelで起動しているか調べるには uname -r コマンドを使います。

CentOS8で使っているkernelのバージョンを示すコマンド

先ほどインストールしたkernelに変わったことを確認できました。

以上でkernelの更新は完了です。

kernel以外のソフトウェア更新

kernelの更新が完了したら、次はkernel以外のソフトウェアを更新します。kernel更新ほど慎重にする必要はありません。bnf updateで更新します。

CentOS8のソフトウェアをdnfコマンドで更新

上の図のように、dnf update を実行する直前の状態です。コマンドを実行すると次のようになります。

CentOS8のソフトウェア更新確認中

比較的たくさんの更新が出てきました。yを入力してソフトウェアを更新します。更新が完了したら、念のためシステム再起動します。reboot や shutdown -r now や init 6 で再起動します。

システム再起動が無事完了して、CentOSが使えるようになったらソフトウェア更新は完了です。

まとめ

CentOS8のネットワーク設定、タイムゾーン設定で初期設定を行いました。CentOS8の初期設定の最後にソフトウェアを更新してソフトウェア上の脆弱性のないサーバができあがりました。

CentOS8でサーバを構築する方の参考になれば幸いです。

CentOSのインストールを最短で!

SEやっていると、ふと「Linuxサーバの検証環境がほしい」と思うことはないでしょうか。そのような時に役に立つCentOSを最速でインストールする方法をまとめます。

なお、検証環境を急ぎでほしい場合は大体ハードウェアの手当は無いことが多いので、仮想環境を使います。環境環境の構築については仮想環境を個人で試用してみたい!!に具体的な手順を説明していますので、参照ください。仮想環境の中でも比較的使いやすいHyper-Vを使います。

Hyper-Vの操作にはパソコンの管理者権限が必要となりますので、必要な権限があるか確認しておきましょう。

CentをインストールしてLinuxテスト環境が欲しい時
このページの結論

Hyper-Vを搭載したWindows10パソコンでCentOS8サーバを最短で構築します。環境は標準的な構成で1時間でインストールできます。

ただし、インストール前の準備に時間がかかります。

CentOSをインストールするための準備

インストールするCentOSは8を使います。実際にHyper-Vにインストールしてみると、デスクトップは下の図のようになります。

CentOSをインストールした後のCentOS8のデスクトップ

1つのWindowsパソコン上で2つ目のCentOSを動作させるためCPUやメモリ、ハードディスクへの負担は増えます。メモリやハードディスクへの負担は結構大きいので、確認しておきます。Red Hat Enterprise Linux technology capabilities and limitsにCentOS8と同じRedHat Enterprise Linux8の要件があります。最低限必要なリソースはディスクが10GB以上、20GB以上推奨で、メモリは2GB以上が良さそうです。

さらにWindowsは動作したまま、Hyper-V上でCentOSを動作させますので、メモリは2GBで、CPUは2コア、ディスクは50GBを用意します。

CPUはオーバーコミット(物理的な上限を超えて割り当てること)しても余裕があるの影響は出ません。ただしメモリやディスクはオーバーコミットするとパフォーマンスが低下するので止めましょう。

CentOSのインストール用にHyper-Vを設定

CentOSをHyper-Vでインストールするために、枠を作ります。Hyper-Vマネージャを起動します。

上の図のようにHyper-Vマネージャを表示できたら右上の赤枠内の新規をクリックします。

上の図のようにサブメニューが表示されます。赤枠の位置にあるように仮想マシンをクリックします。

CentOSをインストールする前にHyper-Vの仮想マシンを作成するダイアログ

上の図のように進みます。左側は項目名だけでなくメニューにもなっていますので、先行して進めることが可能です。順番に進める場合には右下のボタンをクリックして進めることもできます。

右下の「次へ」をクリックするか、左メニューの「名前と場所の指定」をクリックして次の設定項目に進みます。

名前と場所の指定

ここでは仮想マシンとして表示する名前と、データを保存するフォルダを指定します。

CentOSをインストールするためにHyper-Vで表示する名前とデータを保存する場所を指定

上の図のようなウィンドウが表示されます。①Hyper-Vマネージャで仮想マシンの名前として表示する文字列を入力します。②標準の場所以外に仮想マシンのデータを保存したい場合にチェックを入れます。③仮想マシンのデータを保存する場所を指定する場合に入力します。

ここでは、①にCentOS8、②にはチェックを入れ、③には「C:\Hyper-V\」と入力します。

設定が完了したら右下の「次へ」ボタンをクリックするか、左メニュー「世代の指定」をクリックして次の設定項目に進みます。

世代の指定

次は仮想マシンの世代を指定します。

CentOSをインストールするためにHyper-Vの仮想マシンを追加する際の世代の指定

上の図のように、第1世代と第2世代を選択します。第1世代は古いOSも動作する互換性を重視しています。不明な場合は第1世代を選択すると間違いありません。

設定が完了したら右下の「次へ」ボタンをクリックするか、左メニュー「メモリの割り当て」をクリックして次の設定項目に進みます。

メモリの割り当て

次はメモリの割り当てを決めまs。CentOS8では、前述しましたように2GBのメモリを割り当てます。

CentOSのインストールのためにメモリを固定で割当

上の図のように、①MB表記のメモリ割り当て欄が1024つまり1GBとなっています。ここを2048に変更して2GBメモリを割り当てるように変更します。

次に、②マシンには固定のメモリを割り当てますので、このチェックは外します。外さないとメモリ不足で操作できないことがありました。

設定が完了したら右下の「次へ」ボタンをクリックするか、左メニュー「ネットワークの構成」をクリックして次の設定項目に進みます。

ネットワークの構成

次はネットワークを構成します。

CentOSをインストールするための仮想マシンのネットワーク

上の図のように、ネットワークを構成します。赤枠の接続のセレクトボックスをクリックして「接続しない」から「Default Switch」に変更します。Default Switchは内部ネットワークで外部にはホストであるWindows10の物理ネットワークを、家庭のブローバンドルータのように使って外部ネットワークと通信します。

今回は検証環境をできるだけ簡単に立ち上げる目的のためDefault Switchを使います。

設定が完了したら右下の「次へ」ボタンをクリックするか、左メニュー「仮想ハードディスクの接続」をクリックして次の設定項目に進みます。

仮想ハードディスクの接続

次はディスクの容量を設定します。

CentOSをインストールするためのディスクの設定

上の図のように、仮想ハードディスクの接続画面が表示されます。今回は新規を想定しますので、①仮想ハードディスクを作成するに黒丸が付いていることを確認します。②容量は127GBも要らないので、50に変更します。

設定が完了したら右下の「次へ」ボタンをクリックするか、左メニュー「インストールオプション」をクリックして次の設定項目に進みます。

インストールオプション

次はインストールオプションを設定します。

CentOSをインストールするためのオプション設定

上の図のように、インストールオプションのウィンドウが表示されます。後でCentOSをインストールするため、「あとでオペレーティングシステムをインストールする」に黒丸が付いていることを確認します。上の図のように黒丸が付いていない場合はクリックして上の図のようにします。

設定が完了したら右下の「次へ」ボタンをクリックするか、左メニュー「要約」をクリックして次の設定項目に進みます。

要約

最後の要約に進みます。

CentOSをインストールするための最終確認

上の図のように表示されたら、右下の完了ボタンをクリックしてCentOS仮想マシンの作成を完了します。

CPUコア数の変更

Hyper-Vマネージャに戻ります。CentOS8の仮想マシンが追加されています。

CentOS8をインストールするためにHyper-Vマネージャに戻った所

上の図のように、CentOS8が出来上がります。CentOS8をクリックして右下に選択メニューを表示します。

CentOS8をインストールするためにHyper-Vマネージャで設定変更する箇所

上の図のように右下の操作画面で、赤枠のように設定が表示されます。設定をクリックして仮想マシンの設定を変更します。右下にメニューが出ない場合は仮想マシンのCentOS8を選択して右クリックしても同じメニューが表示されます。

インストールするCentOS8の設定を変更する所

上の図のような、ウィンドウを表示します。赤枠部分のプロセッサをクリックします。

インストールするCentOS8のCPUコア数を変更

上の図のようにウィンドウの表示が変わります。右上赤枠の箇所でCPUコアを1から2に変更して、OKボタンをクリックします。

これで仮想マシンの設定は終了です。

CentOSのインストール用ISOイメージを取得

次はインストール用のISOイメージを取得します。最初にCentOSのダウンロードページを表示します。

CentOSをインストールするためにインストール用ISOイメージをダウンロード

上の図のように、赤枠内に表示されている「CentOS Linux DVD ISO」をクリックします。

CentOSをインストールするためにインストール用ISOイメージをダウンロード可能なサイト

上の図の赤枠内のサイトから、何れかをクリックしてISOイメージをダウンロードします。サイズが7GBを超えるほど大きいのでダウンロードに時間がかかります。

ダウンロードできたら準備完了です。

CentOSをインストール

仮想マシンの準備ができて、インストール用にCentOS8のISOイメージが取得できたらいよいよインストールを始めます。

Hyper-V上にCentOSのインストール

Hyper-V上の仮想マシンのDVDドライブにISOイメージをマウント

はじめにHyper-Vマネージャーを起動します。

CentOS8をインストールするためにHyper-Vマネージャで設定変更する箇所

上の図のように、仮想マシンのCentOS8を選択して、右下の設定をクリックします。右下に表示されない場合は、仮想マシンのCentOS8を右クリックして同じ項目を表示することができます。

CentOSをインストールするためにISOイメージをマウントする手順

上の図のようにDVDドライブをクリックします。DVDドライブが見つからない場合は、右上のSCSIコントローラを追加してDVDドライブを追加できます。

CentOSをインストールするためにDVDドライブを選択

上の図のように、DVDドライブを選択すると右側の表示内容が変わります。①メディアのイメージファイルをクリックして黒丸にすると②参照を選択できるので、CentOS8のインストールイメージを選択します。

CentOSをインストールするためにDVDドライブを選択した後

上の図のように、設定画面に戻るとCentOS8のISOイメージをマウントできています。太字部分が変更のあった箇所を示してます。右下のOKボタンをクリックして設定ウィンドウを閉じます。

Hyper-Vで仮想マシンのコンソールを表示

Hyper-Vマネージャーの画面に戻ったら、次にコンソールを表示します。仮想マシンのCentOS8を選択します。

CentOSをインストールする前に仮想マシンのコンソールを表示

上の図のように、仮想マシンのCentOS8を選択して右下の「接続」をクリックします。仮想マシンのCentOS8を右クリックして表示されるメニューにも同じ項目はあります。

CentOS8をインストールするために仮想マシンのコンソールを表示

上の図のように表示されれば、コンソール接続は完了です。

CentOS8のインストールを開始

インストール用ISOイメージを接続できて、コンソール画面も表示できました。いよいよCentOS8をインストールしていきます。

CentOS8をインストールするために仮想マシンのコンソールを表示

仮想マシンのコンソール画面で真ん中少し下の「起動」ボタンをクリックします。しばらくして下のが画面が表示されればインストールの起動は成功です。

CentOSのインストール開始画面

上の図のように、表示した直後は「Test this media & install CentOS Linux 8」が選択されています。メディアのチェックは不要ですので、一度黒い画面をクリックします。一度黒い画面をクリックするのは、マウスの制御をコンソールに渡してキーボード入力を受け付けるようにするためです。

その後↑キーを入れて、「Install CentOS Linux 8」を白字にしてからEnterキーを入れてインストールを開始します。

CentOS8のインストールを開始して言語を選択

日本語を選択して、右下の青色ボタンの「Continue」もしくは「続行」をクリックします。

CentOSのインストールにおいてインストール概要を表示

上の図の右上にある赤枠をクリックして、インストール先を確認します。

CentOSのインストールでインストール先を確認

上の図のように、インストール先を修正できますが、今回は最短でインストールしますので、左上の完了をクリックします。

CentOSのインストールでインストール直前の状態

上の図のようにインストール先の赤字忠告がかくなっていることを確認し、右下のインストールの開始をクリックします。

CentOSのインストールが開始した状態

上の図のように、インストールを開始すると状態を下に表示します。真ん中付近に「rootのパスワード設定」と「ユーザーの作成」に注意マークが付いています。インストールが完了するまでに、それぞれクリックしてrootのパスワード設定と1つのユーザーアカウントを作ってください。

しばらくするとインストールが完了します。

上の図のように、インストールが完了すると右下に再起動のボタンが表示されます。右下の再起動のボタンをクリックしてインストールを完了します。

CentOSのインストール後にインストーラが起動した画面

上の図のように、再起動するとまたインストール画面が表示されます。赤枠内のボタンをクリックして一度電源をOFFにします。ISOイメージからの起動なので停止してもデータは破壊されません。

CentOSのインストール完了後にインストールISOイメージを取り出す

上の図のように、コンソール画面のメニューにある「メディア」からCentOSの取り出しを選択してメディアを取り出します。その後また起動ボタンクリックしてCentOSを起動します。

CentOSをインストールした後の作業

CentOSの初期設定

インストール後に初めてCentOSを起動すると初期セットアップの画面が表示されます。

CentOSをインストールした後の初回起動時の初期セットアップ

上の図のように、中央にあるLicensingをクリックしてライセンスに同意する必要があります。中央の「License Information」をクリックします。

CentOSのインストール後の初回セットアップ時に出るライセンス情報

上の図のように、ライセンス情報のページが表示されます。ライセンスに同意するには、左下のチェックボックスにチェックを入れて左上の完了ボタンをクリクリックします。

CentOSのインストール後にライセンス同意後の画面

上の図のように、Licensingの注意マークが消えて右下の「設定の完了」がクリックできるようになります。左下の「設定の完了」ボタンをクリックして進めます。

CentOSのインストール完了後のログイン画面

上の図のように、ログイン画面が表示されます。真ん中の青色をクリックして、インストールの最後に作成したユーザーアカウントでログイン(表示錠は「サインイン」)します。

ログイン(サインイン)に成功すると下の図のように画面が表示されます。

CentOSのインストール直後の初回ログイン時に表示される言語設定

上の図のように、初回の言語設定が表示されます。選択した言語にチェックが入りますが、変更する場合は言語をクリックしてチェックマークを変えてから右上の「次へ」をクリックします。

CentOSのインストール直後の初回ログイン時に表示される入力設定

上の図のように、初回の入力設定が表示されます。選択した言語に沿ってチェックが入りますが、変更する場合は入力設定をクリックしてチェックマークを変えてから右上の「次へ」をクリックします。

CentOSのインストール直後の初回ログイン時に表示される位置情報差サービスの設定

上の図のように、次は位置情報サービスの有効か無効かを確認されます。標準は有効ですが、無効にしたい場合は中央付近の「オン」の部分をクリックすると無効にできます。設定したら右上の「次へ」をクリックします。

CentOSのインストール直後の初回ログイン時に表示されるオンラインアカウントへの接続

上の図のように、オンラインアカウントへ接続するかどうかを確認されます。今回は検証んあので、左上の「スキップ」ボタンをクリックします。

CentOSのインストール直後の初回ログイン時に表示される設定の完了

上の図のように、準備完了が出れば初期セットアップは完了です。中央下にある「CentOS Linuxを使い始める」をクリックします。

CentOSのインストール直後の初回ログイン時に表示されるGNOMEヘルプ

上の図のように、GNOMEヘルプ画面が表示されます。右上の「×」マークをクリックしてGNOMEを閉じます。

CentOSにログイン後のデスクトップ

上の図のようにデスクトップが表示されたら完了です。

まとめ

CentOSをHyper-V上にインストールすることは簡単にできました。注意するところはいくつかありますが、それをクリアできると簡単に検証環境をWindows上に構築することができます。

自分専用のサーバ検証環境が簡単に利用できるようになり、便利になったと思います。せっかくの環境ですから有効に活用したいですね。