Windows10にはHomeとProのエディションがあります。Windowsパソコンを選ぶときどちらを選びますか? 安いHomeを選びますか? それとも機能豊富なProを選びますか? とても迷いますよね。
本ページでは、使ってみてSEにお勧めできるProの使い方を紹介します。

Windows10はProエディションをお勧めします。理由は以下2点にメリットを感じるかどうかです。
- Hyper-V上で他のOSを動かして試すことができる。他OSとは具体的にはWindows ServerやCentOSなどです。
- リモートデスクトップサービスを使える。デスクトップPCをリモートからノートPCで管理するために使えます。
上記2点にメリットを感じない方はHomeを使ってください。
目次
Windows10 HomeとProの違い
HomeとProの違いはMicrosoftのWindows 10 Home とProの違いに詳しい説明があります。Proが企業用途に近いことはわかりますが、個人で使える理由はなかなか見えません。
あと価格も違います。以前は10,000円位Proの方が高かったのですが、最近のAmazonだと4,000円位しか差がないようです。
Windows10 Proのお勧めポイント
さて、Microsoftの説明ではHomeが個人用でProが企業用と想定しています。でも企業用のProであっても個人で有用な機能があります。有用と思う機能を2つ紹介します。
最大のメリットHyper-Vが使える
Hyper-VはMicrosoftが提供するハイパーバイザーベースの仮想化システムで、Windowsの上で別のOSを動作させることができます。
本ページでもHyper-VがProで標準添付されていることを、仮想環境を個人で試用してみたいで説明しています。VMWareは試用しかできませんが、Hyper-VはPro以上のエディションで標準添付で使えます。
CentOS8を最短でインストールするでは、具体的にCentOS8をインストールする方法を紹介しています。WindowsOSも評価版をインストールすることで180日は評価利用することができます。
こんなに簡単にサーバ環境を無償で簡単に使える環境は無いと思います。仮想化環境を使う必要があるSEの方やパソコンのことOSのことを勉強したい人にはとても良い環境でお勧めできます。
リモートデスクトップサービスが使える
私がお勧めするもう一つの理由がリモートデスクトップサービスが使える点です。Homeでは使えません。フリーのVNCなどを使えばリモートデスクトップはHomeで使えますが、Windowsのアップデートなどで動作しなくなる危険もあります。
Pro以上であればMicrosoft標準のリモートデスクトップが標準添付されていますので、特にデスクトップにはProエディションをお勧めします。前項のHyper-Vをパワフルなデスクトップで実装して、サーバのように使えます。ノートPCからサーバをリモート管理するためにリモートデスクトップを使うことができます。
その他のProのメリット
その他にはほぼ企業用途ですが、紹介いたします。
ActiveDirectoryへ参加できる
Windows10の設定を一元管理ができる機能です。明らかに個人用でなはく、企業が全体のWindows10のセキュリティレベルを一定以上に維持するために使います。グループポリシーという機能でWindows10のパソコンのハードウェアからソフトウェアやアカウントまで細かく制御できます。
BitLockerでディスクを暗号化できる
サードパーティ製でも実現できますが、先ほどのActiveDirectoryで一元管理ができるので、やはり企業用です。
まとめ
私がProをお勧めする一番の理由はHyper-Vがとても使いやすいことです。仮想サーバをいろいろ立ち上げていますが、サーバOSの検証目的で使うには一番良いと思います。
Hyper-Vが要らないのであれば、Homeを選択するのも良いと思います。参考になれば幸いです。