紅白歌合戦はいつまで続くのか!?

毎年年末の恒例行事となっているHHKの紅白歌合戦を見て、初詣に行くという流れもかなり前から変わりつつあります。

  1. 紅白歌合戦、平成元年の「第40回」で終了するはずだった(外部サイト)
  2. 米津玄師、あいみょん、スピッツ 「紅白出場辞退」の真相(外部サイト)

令和初となる紅白歌合戦のため、NHKも気合が入っているようですが、テレビ離れも進んでいます。

若い世代でテレビ離れ進む 約1割「見ていない」―時事世論調査(外部サイト)

紅白歌合戦は必要なのかどうか、また今後紅白歌合戦をはじめとしてNHKのコンテンツって必要なのかを考えてみます。

紅白歌合戦の必要性

1951年(昭和26年)に第1回を放送して、その後1989年(平成元年)に2部構成となって、平成30年まで続いています。

紅白歌合戦ヒストリー(外部サイト)

紅白歌合戦の歴史を見ようとしても、2つくらいしか見つけられませんでした。しかも一つはウィキペディア…。

  1. NHK紅白歌合戦(外部サイト)
  2. 年末年始はなぜ『紅白』?(外部サイト)

必要かどうかはわかりませんでしたが、皆さんの認識として年末といえば紅白歌合戦といえるくらい浸透しきっています。紅白歌合戦見ないと年末ではないという認識もあり、まだ多くの人にとっては必要と思います。

紅白歌合戦が今後生き残る方法

まだ紅白歌合戦は必要だと結論出しましたが、紅白歌合戦が今後も必要かというと微妙です。こんな報告があります。

平成の紅白歌合戦 打ち切り説を乗り越えた挑戦の歴史(外部サイト)

2000年以降、視聴率が下がり始めています。それでも30%は超えていますが、最高視聴率の81.4%(1963年放送時)に近づくのは、娯楽の多様性からも難しいと言えます。

今は年末年始であっても仕事に従事している方も多く、テレビが強いと言っても娯楽は増えてきました。スマホ、YouTube、映画など多岐にわたる娯楽があり、年末年始も営業しているアミューズメントもあります。今までの娯楽がテレビに偏りすぎていたと言われて当然です。この流れから行くとテレビが従来の覇権を取ることはできないです。

生き残る方法としては、新しい娯楽と更なる相乗効果を狙うしかないと思います。一番良いと思うのが、オンデマンド放送の料金をNHK受信料に含めるもしくはオンデマンド放送を契約する人はNHK受信料を相当額値引くです。

NHKの番組もよいものはたくさんあるので、便利に使いやすくなってほしいです。

まとめ

いろいろ言いましたが、紅白歌合戦だけではなく、テレビコンテンツのことを考えると以下が改善した方が良い点と思います。

  1. 紅白歌合戦も含めて公共性・公平性の高い重要コンテンツが多いため、必要性はある。今後もNHKだから作れると言われるコンテンツを作ってほしい
  2. テレビ受信料とオンデマンド料金は統合した方が利用者の納得感が得られる
  3. 放送法が問題というのであれば、NHKから国民目線で放送法の改正を提案するべき
駅弁が冷めていると批判

面白い記事があったので、取り上げたいと思います。

日本の駅弁を認めつつも食べたいと思わない中国人 理由は「冷たいから」(外部サイト)

記事によると、中国人は熱々の料理を楽しみたいから、日本の駅弁は冷めてて食べたいとは思わないとのこと。言っていることはごもっともです。でもこれも日本文化の一つであって、変わらないものです。

二つの側面から批判の背景を考えてみたいと思います。

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中国人の食文化

調べてみると、中国では冷たい料理を食べないようです。そもそも中華料理は火と中華鍋が必ず出てきます。また、国土交通省の「多様な食文化・食習慣を有する外国人客への対応マニュアル」(外部サイト)では次のように紹介されています。

国土交通省の中国を紹介する資料の一部
国土交通省の「多様な食文化・食習慣を有する外国人客への対応マニュアル」 109ページより

嫌われるものとして、「冷たいもの」と「生もの」があります。少しづつ諸外国の文化が中国に入りつつありますが、中国人は冷たいものは嫌う傾向にありますので、駅弁を嫌うのも仕方ないですね。

日本の駅弁文化

駅弁の歴史を調べてみると、いくつかあります。歴史はありますが、冷めても食べるという観点の考察はなさそうです。

  1. 駅弁「誕生」から132年、超素朴だった最初のメニュー 進化の歴史(外部サイト)
  2. 鉄道高速化が逆風に 姿消す昔ながらの立ち売りの駅弁(外部サイト)

でも、冷めてもおいしく食べるという点について、弁当に限った話ではありません。通常の食事であっても、サラダや刺身などの生ものを食べる文化が日本にはあります

駅弁が文化となった背景は説明がありました。駅構内に飲食店が少なかったこと、東京への出稼ぎで鉄道の乗車時間が長かった過去は車中で駅弁を食すことが文化となったことの2点です。この流れに生ものを食べる文化が融合して、冷めていてもおいしく頂ける駅弁が発展するのは筋が通ります。

まとめ

駅弁が冷めているという批判は以下2点が交わらないためではないかと思います。

  1. 中国では火を使って出来立てを食べる習慣から熱々の食事が良いと考えて火を使った料理を極めた
  2. 日本では移動時も考慮して火が無い場所でもおいしく食べられるように弁当発展させて駅弁を文化まで昇華させた

どちらが正しいものではなく、火を極めた中国料理は大変おいしいので、いいとこどりができなかなと思います。「郷に入れば郷に従え」という古の教えもありますが、グローバル化の時代にあっては、この批判は真摯に聞き入れ、改善すると外国人旅行客増えますよね。閉鎖的と言われている日本ですが、こういうところから方針を早く転換して日本への批判を払拭してほしいです。

熱々の駅弁の販売もあるようですが、今まではニーズが少なかったでしょう。今後は旅行客のニーズを満たすために熱々の駅弁も増えていくと思います。

仙台駅に駅弁新商品「伊達のかきめし」 ひもを引く加熱式で「熱々ふっくら」に(外部サイト)

おいしそうです、これなら中国人も満足してもらえると思います。

日本では今後リニアなどの超高速鉄道が発展すると、グローバル化の流れの中で駅弁がどう進化するのか注目したいと思います。

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忘年会や飲み会の出席

仕事で飲み会があることが多いこの年末の時期ですが、職場のお付き合いということで出席したい人も出席したくない人もいるわけです。

「吉田兼好も嫌がってた」「酔っ払いと絡みたくない」若者中心に『忘年会スルー』賛成(外部サイト)

言いたいことはわかりますが、職場での仕事が友好な人だけで済むわけはありません。言いたいことはわかりますが、良好な人間関係を構築できる力は必要だと思います。

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飲みニケーションは無くなったのか?

最近死語になっている感もありますが、「飲みニケーション」について、飲み会って仕事上では多忙でゆっくり話ができない、人となりを知ることが難しいので、ゆっくり語り合う時間を設けて、仕事上のコミュニケーションを円滑にする目的で始まったものです。

若者中心に自己主張する機会が増えてきたためでしょうか、飲み会は参加したくない意見もある一方、効果ありとする意見もあります。

“飲みニケーション”を20代の過半数が「役立つ」と回答…意外な結果のワケ(外部サイト)

「飲みニケーション」が時代錯誤と言えない理由(外部サイト)

効果としてはやはり「コミュニケーションを円滑にする」ためです。普段仕事上では見えないプライベートの一面を見て、人となりを知ることができ、お互いの理解を深めることできると考えられます。

ただ、コミュニケーションを円滑にするためには、参加者が嫌な思いをしない配慮が必要です。この配慮を欠いてしまうと飲みニケーションは無駄に終わります。例えば上司の説教だったり、一気飲みの強要だったり、皆が楽しめる雰囲気を作れないなら無駄でしかないでしょう。

コミュニケーションを円滑にする方法

飲み会は、お酒が飲めない人には苦痛です。苦痛な理由は、お酒を飲むことを強要する人が居るためでしょう。お酒を飲むペースを強制されるのでは苦痛でしかありません。

最近ではお酒の席ではなく、ランチを活用することも増えています。

“飲みニケーション”の代替案…「ランチ」「フィーカ」を実践する企業に聞いてみた(外部サイト)

ランチであれば昼休憩の1時間限定ですし、お酒も入らないので羽目を外しすぎることもないでしょう。また、従業員の事情もありますので、夜は早く帰る必要があることも考えられます。

働き方改革やハラスメントへの厳しい目から、飲みニケーションは減りつつあります。これは今までの飲みニケーションが羽目を外しすぎであったためであり、参加者に配慮した形であれば受け入れられるのではないでしょうか。無理強いに良いことは何もありません。

働き方改革が進むとどうなるか?

働き方改革が進むと、時間や場所に縛られない働き方ができるようになります。こうなると集まってランチや飲み会は難しくなります。特に集まることができないのであればネットワークを介すしか実施方法がありません。

リモートワーク時代の新たな “飲みニケーション”(外部サイト)

オンライン飲み会とも言われていますが、仕事の機材を使うので雰囲気作りが難しいですよね。メリットは気軽にできることですよね。

コミュニケーションの目的から考えるとオンラインでも良いと思いますが、慣れるまで少し時間がかかるかもしれません。新しい取り組みや挑戦には注目したいです。機会があれば開催してみたいですね。

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日本人は閉鎖的なのか?

ニュースを見ていたら、スマホメーカーが日本に進出との記事がありました。でも悲観的とのこと。

「日本のスマホ市場は閉鎖的で罠だらけ」、中国では「Xiaomiも成功できない」と諦めムード(外部サイト)

日本って閉鎖的なのかな…と少し調べてみても結構閉鎖的と言われていますね。代表的なのは厚切りジェイソンさんです。

厚切りジェイソン「本当に外国人を呼ぶ気あるの?」(外部サイト)

閉鎖的というか、日本人は以下の3つの思いが強いと思います。

  • 安定を求める
  • 普通を求める
  • 集団を求める

安定を求める

そもそも日本人は四方を海に囲まれた島国であり、安全でした。この安全性の高さから安定も高いものを求めるため、諸外国の人と比べると日本人は安全や安定を脅かすリスクに対して危機感が強いと思います。

日本人の安定志向について説明があります。

日本人の安定志向は遺伝なのか(外部サイト)

「内向き志向」と「安定志向」が根強い日本学生【沈 才彬】 (外部サイト)

他にもありますが、やはり安定志向が強いようです。親からの影響も大きいようですが、日本の高度経済成長期とバブル崩壊を体験した親を見ているとより安定を求める気持ちが強いことは理解できます。

普通を求める

日本人って、一流大学に進学して、大企業に就職するのを安定した「普通の生活」という人が多いと思います。外国人から見た日本の普通に関する記事を見て気づいたこともありました。

決して普通じゃない、日本人の“普通”(外部サイト)

日本って確かに過剰なサービスを普通と思うところがありますよね。これはより良いサービスに最初は感動するもいつしか当然にことになり、それが普通となってしまったと思います。で、良いサービスができないお店は淘汰されるという流れで日本のサービスは向上して行っていると思います。人は少しづつ変化するものには鈍感ですから普通のレベルが上がっていることの認識はないですよね。

普通を求めるというより、安価なサービスを利用するのは見栄とかプライドとかあるのでしょうか。確かに私自身、普通より下のサービスを利用するとなると周りの目を気にしていた時期もありますね。今は気になりませんが(笑)。

少し前ではみな大企業の正社員を目指していました。

「普通の人のハードル、上がり過ぎてない?」という投稿に共感多数 「昔はサザエさんも野原家も普通だった」(外部サイト)

これも先ほどの外国人から挙げた「決して普通じゃない、日本人の”普通”」の考察である内容と合致します。一番良いものやサービスが次の普通になる、でも料金を上げるとクレームが来る…厳しい世の中です。

集団を求める

集団の思考に染まったり、群れたりすることが多いという意味で、「集団を求める」に括ってます。

日本人はなぜ「集団の考え」に染まりやすいのか?(外部サイト)

集団を求めるというよりも、集団でないと生活できなかった過去があったからだと言われています。例えば「学校教育」は完全な集団志向です。欧米のように飛び級もない、勉強できる人や優秀な人を妬む人もいる。社会に出ると優秀な人に仕事を押し付ける風潮があります。本来仕事ができない人が悪い場合であってもです。

まとめると…

日本人は閉鎖的ではなく、変わることを恐れすぎているだけだと思います。なぜ変わることを恐れているのかというと、島国であったため変わる必要が無かったためだと思います。

今までは変化を避けていてもなんとかなりましたが、今後のグローバル化は変化に対応できる必要があります。すでに待ったなしの状況です。学校においても、職場においても変わらないことによる不利益が出ています。

具体的には、以下2点です。

  1. 飛び抜けて優秀な学生が少ない。
  2. 社会人の生産性は先進国最低の状況

これからは集団志向ではなく、優秀な人の意見を本気で聴いて、今までのやり方を本気で変えていかないと日本は経済でも外交でも本当に沈没してしまいます

就職氷河期世代への就労支援で人手不足の解決を目指す!?

今日のニュースで就職氷河期世代への就労支援に予算が付くと報道されてました。

就職氷河期世代の就労支援に603億円 令和2年度の厚労分野予算(外部サイト)

人手不足と言われていますので、就職氷河期世代をあてがうことを考えているのでしょうね。

どの程度不足しているのか?

調べるとすぐに出てきますが、特に正社員が不足しているようです。

企業の50.1%が正社員不足 ~ 製造業の不足感は大幅減少の一方、非製造業は高水準続く ~ (外部サイト)

上記サイトのPDFを見てみると、大企業でも50%ほどは人手が不足していると回答しています。これは驚きですね。さらに業種別では情報サービスで正社員が不足しているとのこと。Webアプリ系やSEも含まれるかな。

さて、この人手不足に対して、政府は就職氷河期への就労支援で乗り切るようです。対応が遅いとは思いますが、このまま何もしないよりはよほどマシだと思いますので、評価はできますよね。

予算だけで解決するのか?

解決はまだ見込めないように思います。とある通信会社の社員として営業SEやってますが、スキルが低い人が多いように思います。ただ、当人の責任だけではなくて、ICT教育の遅れも問題だと思います。

不足している情報サービスの業種で就業経験が少ない就職氷河期世代の方を戦力とするには相当の研修が必要だと思いますし、当人の努力も相当必要だと思います。さらに自身を無くしている就職氷河期世代の方が採用面接で魅力的なプレゼンができるかも気になります。

さらに、就職氷河期世代を受け入れる企業側も管理職は年下の場合が多いことでしょう。35歳~45歳くらいですと体力も35歳未満より劣ってきますので、若手と対等以上に職場で競えるのか気になります。

ICT教育の内容は?

今後中学校以上ではICT教育としてプログラミングやパソコンの配布を準備しています。この教育も必要ですが、現状とゴールを理解して課題を想定して解決する力を身につけさせないと現代の厳しい労働環境では難しいかもしれないですね。

日本はパソコンやインターネットなどハードの整備は進んでいる方ですが、使い方なとのソフト部分が弱いです。目に見えないソフトを認識することは難しいのか、説明してもなかなか理解されないです。これはテレビやラジオなど、目に見えない情報やソフトに対価を払うことが無いためと言われています。

このため日本人は情報やソフトに対して対価を払うことに躊躇する国民性になってしまったため、ソフトウェアの発展が無いと考えられています。

日本のソフトウェア競争力を高めるには?

まずはソフトウェアに適切な対価を払うことが大事だと思います。パソコンもプレインストール版ではなく、OS無し版を用意してパソコン本体だけだと安く見えるようにする選択肢を用意してほしいです。

日本の社会人は勉強時間が少ない(6分)と言われてます。もっと危機感持って、勉強しましょう。日本人だけでなく、諸外国にも負けてしまいますよ。

まとめ

氷河期世代への就職支援は良いことだと思います。ただし、ハードウェアの環境だけ整えるのではなく、ソフトウェアの研修や教育をもっと取り入れてほしいです。

危機感を持っていただいた方は、今人材が不足している分野のスキルを身につけその業界や業務に挑戦しましょう。きっと将来の武器となります。

サービス残業が無くならない…

サービス残業や残業手当未払いの事件が後を絶ちません。特に今回はセブンイレブンで長期間発生していた残業手当不払いを取り上げたいと思います。

セブンイレブン/永松社長「残業手当の支払い不足は公表すべきだった」(外部サイト)

何が問題なのか

サービス残業があったことはかなり公表されていましたが、今回のセブンイレブンにおける問題は次の2点で今までになく大きな問題だと思います。

  1. 残業手当ての不足
  2. 改善命令が出ていたにも関わらず長期間改善されていなかった
  3. 社長のコメントを見ても経営陣のコンプライアンス遵守意識や危機意識が低い

1点目の残業手当ての不足問題は、業務命令で残業させたにも関わらず、残業手当ての計算式が間違っていて支払う残業手当を少なかったというものです。しかも期間は判明しているだけで2001年10月~2019年11月の18年1か月もの長期間です。

2点目の改善命令にも関わらず改善されていない問題は、問題が発覚した2001年10月に労基署から指摘を受けていたにも関わらず社内には共有されず、改善させていなかったとのこと。労基署の指摘があったということはその前から問題があったはずなので、もっと長期間のはずです。

3点目は公表された情報だけから見ていますが、経営陣のコンプライアンス意識や危機意識が低いように感じます。事象の説明だけで想定される原因をわかろうとしていないようでした。内部統制も言われていましたが、昨今の状況を見ていると現時点でセブンイレブン社は自浄作用は期待できないようです。人は間違いを犯すものとして本気で従業員の労働環境を守る意識が欠如しているようです。

原因は何か

問題は3点ありました。想定される原因も3点あると思います。

  1. 残業手当の計算式の見直しをしていなかった
  2. 外部の専門家に残業手当の計算式の確認を依頼しなかった
  3. 問題を迅速に上層部に報告しなかった

根本原因は今後明確になると思いますが、現時点の情報では上記3点くらいではないでしょうか。

労働者の労働価値を守るために

正当な労働については胸を張って残業代を請求しましょう。上司がダメなら労基署へ駆け込みましょう。

人手不足の時代です。仕事はあると思います。残業が未払いであれば積極的に正すよう声をあげてほしいです。具体的対策についても以下サイトを参考にできるかと思います。

未払い残業代を取り戻せ! あなたにもできる「ブラック企業との戦い方」(外部サイト)

労基で未払い残業代の相談をしたレポート漫画がためになる 「自分で作った出勤簿も場合によっては立派な証拠」(外部サイト)

HDDに保管した個人情報の確実な廃棄について

SEやってると気になる点が一般の人とちょっと違うと思いますが、個人情報の廃棄について気になる記事が2つありましたので、情報の取り扱いを考えてみたいと思います。

「桜を見る会」菅氏の鉄壁答弁崩れ、危機管理に綻び(外部サイト)

HDD「簡単で毎日のように盗んだ」容疑者、早朝狙いか(外部サイト)

上記2つのサイトでは情報管理の徹底と不備があります。「桜を見る会」では「情報管理を徹底しており、バックアップは完全消去しています」と宣言しています。一方HDD盗難では、記録した情報の完全消去は難しいと言われてます。これ矛盾してそうに見えます。

一番確実な情報の消去

わかりやすくて確実は方法は記録媒体の物理的廃棄です。わかりやすく言うと記録面を折り曲げたり、傷を付けて使えないようにします。HDDは記録面に穴を開け、SSDの場合はフラッシュメモリに穴をあけてしまうのが簡単です。

ただ、専用の機械が必要なのと一つずつ破壊していくため、全部のHDDやSSDを破壊するのは結構な重労働です。情報廃棄時には証明のため報告書も必要ですので、写真を付けて報告書を作ることもします。具体的には動画がありましたので、参考までにリンクを掲載します。

サーバ等ならHDD多数使いますので、面倒なものです。ただ機械的に読み取る動作ができないので、一目で目的を果たせることはわかります。

ただ、やったことありますけど本当に面倒です…。お金があるなら委託した方が楽です。

HDD再利用するためのデータ完全消去方法とその確認方法

データ消去専用のソフトウェアを利用する方法があります。

  1. EaseUS Partition Master (外部サイト)※無償版あり
  2. ディスク消去ユーティリティ(外部サイト) ※フリーソフト

探せばいろいろなデータ消去ツールがあるのですが、問題は削除したデータを復元できないことを確実に確認する方法は何かです。復元できないことを確認するには当然消去したソフトと別なソフトウェアで確認します。

  1. DiskDigger (外部サイト)※フリーソフト、日本語対応
  2. Recuva(外部サイト)※無料版あり

2つのツールともに日本語化されているので、使いやすいです。試しにデータをフォーマット(クイックでは無い)して復元してみましたが、復元できました。

データ消去専用ソフトウェアを使ってデータを消去すると2つのツールともに復元できなかったので、完全に消去できているようです。

でも、どうやって完全にデータを消去したかを証明する方法が無いですね。データを確実に消去したことを証明しやすいのはやはり物理破壊です。といっても個人で使うには使いやすいです。

「桜の会」の出席者名簿について

本当に完全消去できたなら、正直どうやったのかを知りたいです。バックアップとかどこかに残ってそうなのに。

いろいろ調べれば出てきそうな気がしますが、真実の究明は関係者にお任せします。

日本での終身雇用完全崩壊

日本は人手不足と言われ続けていましたが。最近は本業が好調であっても早期退職募集のニュースが多いです。

早期退職が増加の一途。日本は人手不足なのか? 人あまりなのか?(外部サイト)

上場企業の早期・希望退職者募集が急増 18年の約3倍に (外部サイト)

以前も「人材不足でもリストラ」と似ていますが、特に現在40代後半から50代後半のバブル世代を直撃しています。

トヨタ社長も過去「終身雇用維持が難しい」と言っていた(外部サイトへのリンク)ように、余剰人員を抱える余裕がどの企業にも無い状態となっています。

日本のサラリーマンの生産性が低い

すでにいろんなところで言われていますが、別の視点で見てみたいと思います。

日本人の給料がまるで上がらない決定的な要因(外部サイト)

上記サイトでは給与が上がらない理由は一人の天才より、皆の努力で成果を上げる方式のため、個人の給与は上がりにくいと説いています。このため日本は今まで有能な人は「出る杭は打たれる」ような理不尽な環境でありました。

次に、日本人のやる気はどうかというと…

【悲報】日本はずっと最下位。労働時間は長く、生産性も低い。 (外部サイト)

まとめられてしまうほど、いろんなところで日本人のやる気なしが言われています。チームプレイで成果を上げて稼ぐ環境なのに、大部分の日本人がやる気なければ、生産性など上がるはずはありませんよね。

ではどうするのか?

私が思う結論ですが、藤原和博さんが唱える「100人に1人の強いスキルを3つ持てると1/100×1/100×1/100=1/100万になる」という方法です。

10年後、君に仕事はあるのか?~藤原和博が教える「100万人に1人」の存在になるAI時代の働き方

まずはやる気のでることを勉強してスキルを上げます。仕事でもよいでしょう。仕事外でも良いでしょう。まずは必要とされているまたは必要とされるであろうスキルを勉強して他人に負けないスキルを一つ身に着けます。他人に教えられるまでになれば十分です(これが意外に難しい)。

次に他人に負けないスキルを後2つ作ります。これで希少性を備えた人材になれます。

ただし、スキルは他人からの必要性がないと意味のない希少性となります。必要性の無いものはただの趣味です。

スキルを身に着けたら、ブログなどで情報を発信します(今私が挑戦しているのはこのステージですが)。

まとめ

外資系企業は成果主義が厳しいですが、実は生産性が無いとダメということで、今日本が向かっているのは個人の本当の生産性が問われ始めていると思います。これまでは社内のみで通用するスキルで事足りた時代でしたが、今後は社外にも通用する本当に必要なスキルが必要とされる時代となります。

サラリーマンになって、勉強していない人が多いようですが、勉強は常に必要です。しかも社外に通用するスキルを習得しましょう。

プラスチックゴミを減らせるか!?

テレビなどでプラスチックゴミが処理されず海洋生物に悪影響を与えていることはすでに報道されています。

この問題を解決するには2つの問題を解決する必要があります。

  1. すでに捨てられたプラスチックゴミの除去
  2. これから使うプラスチックを天然素材で作る

調べてみるといろいろ進んでいるようです。

1.プラスチックゴミの除去

方法は2つあると思います。

  1. プラスチックゴミを分解して除去する
  2. プラスチックゴミを価値あるものに変える

1のプラスチックゴミを分解して除去する方法はいくつか取り組みが開始しています。

プラスチックごみを減らすためになぜキノコが役立つのか?(外部サイト)

2点目のプラスチックゴミを価値あるものに変えるは以下の取り組みがあります。

プラスチックごみが靴に!意外と身近な「サステナブル」(外部サイト)

サステナブルな取り組みを応援したいと思います。上記取り組みが有効になるまで、我々はプラスチックゴミを出さない取り組みを進める必要があります。

2.プラスチックを天然素材に変える

こちらも取り組みが盛んです。

環境問題の救世主となるか。完全にリサイクル可能な新プラスチックが誕生(外部サイト)

プラごみ削減へ コンビニ各社 自社商品の材質 切り替え強化(外部サイト)

プラスチックを代替製品に変えていくのは良いことですが、プラスチックのような紙などが出てくるとゴミの分別が難しくなりますね…。

まとめ

すでに擦れられたプラスチックゴミの除去方法も検討され、プラスチック代替製品も増えてきています。ただ、我々消費者がプラスチックを使わないようにしないとプラスチックゴミは減りませんし、多少高くてもプラスチック代替製品を購入する強い意志が必要です。

働き方改革で何か変わったのか?

もともと長時間労働による過労死自殺を提起として、首相官邸のホームページでも掲載されている内容から、目指すものは以下になると思ってます。

  1. 労働生産性を改善して、労働者への賃金を増やす
  2. 賃金を増やすことにより需要を増やし、企業の収益を上げる
  3. 日本経済を再生させる

これを実現するために「働き方改革」という大義名分で、労働生産性を改善するために以下を順次実施していると思います。

  1. 残業削減
  2. 会議の削減
  3. 隙間時間の活用

1. 残業削減

上司からは「残業を減らせ」と1回は言われていると思います。残業を良しとする意識を変える効果はあったと思います。でもただ残業を減らせと言われても仕事が減らないことには何も変わらないですので、仕事のやり方を根本的に見直す必要があります。本当に業務を減らした上での残業削減なら良いと思います。

一番良い方法は、業務遂行上不要な業務を見つけて止めてしまうこと。いわゆる断捨離です。これができる企業は本当に強いと思います。

二番目に良い方法は「外部に業務を委託する」と思います。受ける側も整理されていないと受けられないので、業務の見直しが必ず進みます。

最後にあまりよくはないのですが短期策として、人員を増やして乗り切る方法です。この間に一番目と二番目が実施できる良いのではないでしょうか。

時間外削減だけが目的とならないように、気を付けたいですね。

2. 会議の削減

不要な会議が多すぎる企業はありますが、会議の問題は以下3点あると思います。

  1. 必要性がわからない会議
  2. 必要最小限の関係者を厳選できていない会議
  3. 会議の進行に無駄がある会議

1点目の「必要性がわからない会議」は会議の主催者自身も何のために集まって、何を決めるかわかっていない場合です。「何のために集まって、何を決めるのですか?」と聞いて答えられない場合はこれに該当します。こういう会議も無駄だと思います。

2点目の「必要最小限の関係者を厳選できていない会議」は出る必要がない人が出ている会議です。主催者はわからない場合があると思いますので、会議に呼ばれた方は自分が出席するべきかを主催者に確認した方が良いと思います。

最後の「会議の進行に無駄がある会議」については、事前に会議の流れを説明していない会議招集です。1,2点目が明確なら3点目は進行時に脱線しないように会議の進行役が注意すれば良いと思います。会議の時間もできるだけ最小限として拘束時間を短くする配慮があると良いですよね。

3. 隙間時間の活用

隙間時間とは移動時間や、空き時間の有効活用です。これは自席のパソコンを遠隔地から操作できるようにリモートアクセスできる環境を用意する形態が多いです。

意思決定が主な業務である管理職や経営者の方はスマホだけでも業務できると思いますが、一般職の方はまだキーボードがあって文書作成する必要がありますので、パソコンが必須であると思います。

外出が多い営業や、棚卸等で遠隔地へ向かう方にはこの移動時間や空き時間に業務ができると有効に時間を活用できます。

まとめ

3点ほど、働き方改革で生産性の向上を図っていると思いますが、皆様の周りでは如何でしょうか。進捗は企業毎に違うと思いますが、生産性を向上しようという意思はあると思いますので、どこから手をつけるかだと思います。

実際に社会人やってる私は「隙間時間の活用」はできてきたと思いますが、業務の断捨離はまだ不十分だと思います。思考錯誤しながら上司へ提案したいと思います。