Bluetoothテザリングを使いこなす

スマートフォンを使ったWi-Fiテザリングが主流ですが、Wi-Fiであると共有鍵だけで接続できること、速度も速く大容量通信が可能です。無線通信にはもう一つBluetoothという規格があります。

Bluetoothはもともとイヤフォンやマウス、キーボード、最近ではIoTなどで利用が盛んです。Wi-Fiと比べてデータ通信量が少なくて電波距離が短いという特徴があります。でもBluetoothの通信速度は24Mbpsは出ますので、動画や大容量のデータ送受信をしなければ使えます。

Bluetoothであれば、ペアリング(接続設定)が事前に必要な点と電池消費が少ないというメリットがあります。ただし、Bluetoothは2.4Ghz帯しか使えないこととWi-Fiと比べると範囲が狭いというデメリットもあります。

Bluetoothにデメリットはありますが、Wi-Fiテザリングの場合はスマートフォン自体がWi-Fiを使えないので、データ通信を消費してしまう懸念もありますので、その心配が無いBluetoothテザリングにも利点が多いです。簡単にBluetoothテザリングができるよう本記事でまとめます。

パソコンはWindows10を対象としますが、MacについてはMac bookは4点気を付けると使いこなせますを参照ください。

Bluetoothは主にイヤフォンに利用
本記事の結論

スマートフォンのBluetoothテザリングをパソコンに簡単に設定します。思っていたよりは簡単で速度もそこそこ出ます。接続方法は以下にまとめます。

  1. パソコンとテザリングを提供するスマートフォンの間でBluetoothペアリングする
  2. スマートフォンでBluetoothテザリングを設定します
  3. パソコンの全ネットワークを切断します(ここがポイント!)
  4. パソコンのBluetoothネットワーク接続設定で、ペアリングしたスマートフォンに対して「アクセスポイント」として接続します。

Bluetoothテザリングの準備

スマートフォンのBlutoothテザリング準備

まずはBlutooth機能を有効化

Bluetoothを有効にします。まずは使えるようにしないと始まりません。このようなマークです。AndroidスマートフォンにはBluetoothテザリングの有効化の設定があります。

Bluetoothが有効な時と無効な時で背景色が違います。下の図はAndroidから取りましたが、iPhoneでも円の黒と青の配色は同じです。

Bluetoothが有効
Bluetoothが無効

次にBluetoothテザリングの有効化

次にBluetoothテザリングを有効にします。Androidでは「Bluetoothテザリング」そのままの名称であります。

パソコン側を準備してペアリング

パソコンからスマートフォンに対して、いつものBluetooth機器と同じようにペアリングします。下の図のようにWIndows10のパソコンの①スタートメニューから②設定をクリックします。

Windows10のスタートメニュー

下の図のようにWindowsの設定ウィンドウが表示されます。

Bluetoothテザリングの前段でBluetoothペアリングする準備のためにWindowsの設定からデバイスを開く

上の図の赤枠に所にある、デバイスをクリックします。

Bluetoothテザリングの前にデバイスを追加する

上の図のようにBluetoothデバイスの追加ウィンドウが表示されたら右上の赤枠内のある「Bluetooth又はその他のデバイスを追加する」をクリックします。

Bluetoothテザリングの前にBluetoothデバイスを追加

スマートフォンでもBluetoothデバイスを追加する操作を行うと、下のようにパソコン画面にスマートフォンが表示されます。

Bluetoothテザリングの前にBluetoothデバイスを追加するために検索

上の図でスマートフォンのXperiaをクリックします。

Bluetoothテザリングの前に検索したBluetoothデバイスと接続

同じようにスマートフォンのBluetoothにも、上の図の①と同じ番号が表示されていれば、パソコンとスマートフォンが接続をペアリングの接続を試行しています。②の接続をクリックしてください。スマートフォンも接続をしてペアリングを完了します。

正常にBluetoothペアリングできると下の図のように表示されます。

Bluetoothのペアリングが完了

上の図のように「ペアリング済み」と表示されたら、Bluetoothテザリングの第一段階は完了です。

Wi-Fiテザリングは事前共有鍵を使った1段階認証が主です。BuetoothテザリングはペアリングとBlutoothテザリングの機能有効化による2段階の接続手順が必要なので、Wi-Fiテザリングよりセキュリティを確保しやすいと言えます。このため、Wi-Fiテザリングと比較してBluetoothテザリングは接続が簡単でもセキュリティ上のリスクが少ないと言えます。

ここまでは通常の操作のため難しくはないと思います。いよいよBluetoothテザリングの設定に入ります。

Bluetoothテザリング接続方法

Bluetoothテザリングの接続、その前に

BluetoothテザリングはWiFiや有線LANのネットワークと分離されているようで、事前に有線LANやWiFiを無効化しないと、インターネット接続が上手く処理できないようです。

そこで最初に全ネットワークを切断状態にします。有線LANであればUTPを抜く、無線LANであれば切断します。

Bluetoothテザリングの前に全ネットワークを切断しておく

Windowsの標準設定ではタスクバーの通知領域にネットワーク接続の状態が表示されています。上の図のようにネットワークへの接続が無いことを確認してから進めます。

Bluetoothテザリングの接続手順

下の図のように、Windows10のタスクバーにある検索アイコンWindows10のタスクバーにある検索アイコンをクリックしてncpa.cplと入力します。

Windows10のネットワーク接続を最短で探す

上の図のように、赤枠内のようにコントロールパネル項目が表示されます。赤枠内をクリックしてネットワーク接続を表示します。

Windows10のコントロールパネルでBlueoothネットワーク接続を開く

上の図のように、赤枠のBluetoothネットワーク接続をダブルクリックします。

Windows10のBluetoothデバイスの一覧表示

上の図のように先ほどBluetoothペアリングできたデバイスが表示されています。次にBluetoothデバイスのアイコンで右クリックして[接続方法]=>[アクセスポイント]をクリックして選びます。

Bluetoothテザリングのための接続図

スマートフォン側がBluetoothを有効にして近くにあればBluetoothテザリングが有効になります。

Bluetoothテザリングのトラブル回避

接続方法が「直接接続」しか選べない

これはペアリング時にBluetoothテザリングがスマートフォン側で有効になっていないと起きるようです。

「直接接続」しか選べない場合は、パソコン側とスマートフォン側の両方でペアリングを解除します。データが残っていると引き継がれてしまうようです。その後Bluetoothテザリングをスマートフォン側で確実に有効にしてからペアリングし直します。

Bluetoothテザリングが成功してもネットワークに接続できない

最初に既存のネットワークから切断します。次にコマンドプロンプトでipconfig /renewでIPアドレスを取り直しましょう。私の環境ではこれで解決しました。

パソコン側にショートカットを作成

Bluetoothテザリングを便利に使うために、普段奥底にあるネットワーク接続のショートカットを作ってBluetoothテザリングを簡単にON/OFFします。

Windowsのタスクバーにある通知領域にBluetoothアイコンがあれば、下の図のように右クリックします。

通知領域のメニューからBluetoothデバイスを表示する方法

上の図の赤枠ないのように、「パーソナルエリアネットワークへ参加」をクリックします。Bluetoothパーソナルエリアネットワークデバイスのウィンドウを開きます。

Bluetoothテザリングのための接続図

上の図のようにBluetoothテザリングしたいデバイスを右クリックして、ショートカットの作成を選択します。デスクトップにショートカットの作成ができます。

デスクトップにできたショートカットアイコンを右クリックするとメニューの中に[接続方法]のメニューがあり、そのサブメニューに[アクセスポイント]を選択できます。

必須ではありませんが、ショートカットがあると便利な場合もあります。

Bluetoothテザリングの切断

切断する時はBluetoothテザリングで使用したデバイスの右クリックメニュー[接続方法]の位置に[デバイスネットワークから切断]メニューが表示されますので、それを選んでBluetoothテザリングを解除します。

Bluetoothテザリングの解除用メニュー
Bluetoothテザリングの解除用メニュー項目

以上でBluetoothテザリングからの切断もできるのようになりました。

Bluetoothテザリングのまとめ

Bluetoothテザリングはデータ転送量はイマイチですが、電池消費が少ないことと接続手順が簡単なので、外で使う場合には電池の消耗を心配することなく、使えると思います。

もし電源が不足したりする場合にはモバイルバッテリーや電源スポットを探すなど、電源の確保は必要となります。電源については別記事「充電ピンチを乗り越える」でも取り上げています。

ネットワーク切り替えができないとき

Bluetoothテザリングを使う時に、Wi-Fiネットワークから手動で切り離さないとネットワークが切り替わらないことがありました。細かい内容はネットワークに接続できない場合の解決ポイントを参照してください。

仮想環境を個人で試用してみたい!!

パソコンは皆さん使いこなしていると思いますが、仮想環境はなかなか理解が難しいのではないでしょうか。そのような仮想環境について、無償で簡単に使えるものがありますので、実際に使ってみようと思います。

仮想サーバと仮想ネットワークのイメージ
Wynn PointauxによるPixabayからの画像

以前は物理とOSは1対1で対応していました。最近は仮想化の技術により物理構成に依存しない構成が実現可能となりつつあります。ハードの見た目と実際の動きが上の図のように関連無くなるので、理解することが難しくなります。

ここではサーバやパソコンを無償の範囲内で仮想化してみて、簡単な仮想ネットワークと仮想サーバを作ってみます。どのようなことができるのかを実感するために役立ててください。

仮想化するには

仮想化環境を個人で簡単に構築する方法は2つ

  1. 個人の非商用利用なら無料だが、ハードウェアの制約が緩いVMWare
  2. Windows Server、Windows Professional 以上のエディションでは無償で利用できるが、ハードウェアの要求が高いHyper-V

仮想環境を無償で簡単に利用できるのはVMWareかHyper-V

どちらを使うにしても、ベースとなるWindow10と仮想でOSを同時に動かすため、CPUはコア数が4コア(HT含む)以上、メモリ容量は8GB以上、ハードディスク容量は200GB以上は必要と思います。もちろん仮想で動かすOSにどれだけリソースが必要かによては変わります。

VMWareは条件付きで無償利用可能

個人利用で非営利目的なら無料で利用可能です。Windows Homeにもインストールできるようです。ベースのOSのハードウェア要件とゲストで動かすOSの要件の両方を満たすスペックである必要があるので、性能に余裕がないと全体が低速になります。

具体的な要件はVMWare Workstation Playerの要件(外部サイト)で記載してありますが、具体的ではないです。仕方ないので、ダウンロードして試してみましょう。後でも説明しますが、個人的な検証利用であれば無償で利用は可能です。

Hyper-VはWindows10 Professional以上でパソコンでも無償

Windows Serverの場合はHyper-Vは標準で利用可能です。Windows クライアントOSでれば、WIndows10 Professional、Enterpriseで利用可能です。Windows8でも利用できますが、今回はWindows10のパソコンで仮想環境を構築してみたいと思います。

VMWareの無償で利用できる仮想環境

仮想化を提供しているVMWareの製品の中で、無償で利用できる製品があります。今のところVMWare Workstation PlayerとVMWare ESXiの2つです。なお、周辺ツールは無償で利用できます。

VMWare Workstation Playerは個人用および非商用

VMWare Workstation Playerをダウンロードサイト(外部サイト)から取得してみます。

VMWare Workstation Playerのダウンロードページ

上の図のようにVMWare Workstation Playerのダウンロードページが表示されます。下の方にスクロールするとダウンロードリンクが表示されます。

VMWare Workstation Player 15 ダウンロードへのリンク

上の図のようにダウンロードリンクが表示されます。赤枠内のWindowsの試用の「今すぐダウンロード」をクリックしてインストーラをダウンロードします。

ダウンロードしたインストーラをダブルクリックしてインストールを開始します。

VMWare Workstation 15 Player セットアップウィザードへようこそ

上の図の右下の次へをクリックします。

VMWare Workstation Player の使用許諾契約書の確認

上の図の左下の「使用許諾契約書に同意します」にチェックを入れて、「次へ」をクリックします。

VMWare Workstation Playerのインストール先を指定

上の図のようにインストール先を確認するウィンドウに変わります。変更なければ「次へ」をクリックします。

VMWare Workstation Playerのユーザーエクスペリエンスの設定

上の図のように、ユーザーエクスペリエンスへ進みます。気になる方はチェックを外して「次へ」をクリックします。

VMWare Workstation Player のショートカットの作成確認

上の図のように、ショートカットの確認が表示されます。好みによりますが、ショートカットを作らないなら、チェックを外して「次へ」をクリックします。

VMWare Workstation Playerのインストール準備完了

上の図のように、準備完了の画面が表示されます。「インストール」をクリックするとインストールを開始します。

VMWare Workstation Playerのインストール中の画面

上の図のように、インストールを開始します。

VMWare Workstation Player インストール完了

上の図のように、インストール完了のメッセージが表示されます。「完了」をクリックしてインストールを終了します。特に再起動を求められることもなくインストール終了しました。

ショートカットの画面でチェックを入れていると、右のように、アイコンがデスクトップに出来上がってれば成功です。

スタートメニューにも同じアイコンのメニューが出来上がっています。

VMWare Workstation Playerのデスクトップアイコン

VMWare Workstation Playerのアイコンをダブルクリックして起動してみましょう。初回起動時だけ出てくるのですが、ライセンス登録画面が表示されます。

VMWare Workstation Playerのライセンス入力画面

無償で利用するにチェックが入っているので、そのまま右下の「続行」をクリックします。

VMWare Workstation Playerのライセンス入力完了の画面

上の図が出たら、「完了」ボタンをクリックしてライセンス登録を完了します。すると下の図のようにVMWare Workstation Playerの起動直後の画面になります。

VMWare Workstation Playerの起動直後の画面

ここまで来るとインストールは完了です。

VMWare Workstation Playerの更新

VMWare Workstation Playerを起動すると更新の有無を確認し、更新があると下の図のように、更新するかの確認ダイアログを表示します。

VMWare Workstation Playerの更新ダイアログ

脆弱性の解消であったり、不具合を解消しているので、できるだけ最新版を利用しましょう。

VMWare ESXiは無償だがハードウェアの要求が高い

VMWare ESXiはVMWare vSphere Hypervisor 6.7 ダウンロードセンター(外部サイト)からダウンロードできます。でもハードウェアはCPUにXeonが必須であったり、OS自体がESXiになって使いなればWindowsではなくなります。個人で検証用として導入するのは難しいです。

簡単に導入という目的から外れるのでここでは割愛します。

Hyper-Vは無償だがハードの要求が高い

Hyper-Vの動作環境

マイクロソフトのWindows 10 Hyper-V のシステム要件(外部サイト)によるとWindows10 でも動作させることができます。一般的にはProfessionalエディションの利用でしょうね。次にハードウェアの要件があります。

システム要件のサイトで見ると、いろいろ書いてあります。簡単に確認する方法として、コマンドプロンプトでsysmteininfoを実行した結果すべて「はい」でないと動作しないとのことです。実際にsysteminfo実行してみると4つすべて「はい」と出ました。Hyper-Vをインストールしてみます。

Hyper-Vが動作するかsysteminfoコマンドで確認

Hyper-Vのインストールと動作環境

Hyper-VをWindows10にインストールしてみます。スタートメニューから設定をクリックして、Windowsの設定画面を開きます。

Windows10のスタートメニュー

上の図のように、①スタートメニューをクリックして、②歯車の設定ボタンをクリックするとWindowsの設定画面を表示します。

Windowsの設定画面

上の図のように、Windowsの設定画面で赤枠テキストボックス内に「機能の有効化」と入れると下に候補が出てきます。「Windowsの機能と有効化または無効化」をクリックして機能の有効化ウィンドウが開くのを待ちます。

Windowsの機能の有効化ウィンドウでHyper-Vにチェックを入れる

上の図のようにHyper-Vのサブメニューとして「Hyper-Vプラットフォーム」と「Hyper-V管理ツール」の2つにチェックを入れて、右下のOKボタンをクリックしてインストールします。

するとインストールを開始して、しばらくすると下の図ようにインストール完了のウィンドウが表示されます。

Hyper-Vのインストール完了

「今すぐ再起動」をクリックしてWindows10を再起動します。

再起動後、ログオンしてスタートメニューを開きます。

Hyper-Vマネージャーの場所

上の図のようにスタートメニューで「Windows管理ツール」の下に「Hyper-Vマネージャー」があります。これをクリックして開きます。メニューからアイコンをデスクトップにドラッグしてコピーしておきましょう。

起動すると下の図のようにローカルサーバ名に接続した画面が表示されます。

Hyper-Vマネージャーの起動直後の画面

本当に簡単にインストールできました。使いやすくなって検証環境に活用させてもらいます。

仮想環境の個人用途のお勧め

Hyper-VであればWindows10 Professional以上のエディションで無償で使えます。Hyper-Vが使えない場合はVMWareが良いと思います。

VMWareでもHyper-Vでも仮想環境を簡単に構築できるようになりました。無償のツールを使ってITの知識を付けていけると良いですよね。

実際の仮想サーバの作り方は順次掲載していきます。

文字化けや^Mが出る問題の解消ポイント!

突然壊れた文字が出て来て驚いたことないでしょうか。プログラムを書いたり、ホームページを作っている時に出会うことがあります。メールの送受信でもありますね。

文字化けのページ

上の図は文字コードを意図的に変えて文字化けを起こしてます。文字化けが起こるのは作った側が知らなかったために起きることがほとんどで、気を付けると回避できるようになります。

せっかく作ったコンテンツです。文字化けなんかに邪魔されたくありません。このページではフリーソフトを使って文字化けにクールに対応できるようにしたいと思います。

文字化けを回避する方法

文字化けしたり、^Mが行末に出てくる原因は次の2点です。

  1. 文字コードを合わせる
  2. 改行コードをOSに合わせる

文字化けや改行で異常が発生する原因

Windowsは日本語を表現するためにShift-JISという文字コードを使っています。最近はUTF-8が主流になりつつあります。文字化けは、ネットワークを構成しているWindowsやサーバのLinux、アプリケーションが使う文字コードが違う場合に発生します。例えばWindowsではSJISを標準では使います。他の文字コードはあまり使われません。

LinuxではEUCが従来まで標準でした。今はUTF-8が主流になりつつあります。生まれも育ちも違うOSのため、文字コードが合っていないのも仕方が無いと思います。実はOSとその上で動作するアプリケーションでも文字コードが異なる場合があります。

文字コードを合わせる

WindowsではShjift-JISを主に使い、UnixはEUCを日本語文字コードに使っているので、そもそも文字化けする環境が出来上がっています。これは日本語の表し方の違いなので方言と言っても良いでしょう。方言をなくして共通の標準語とするため、文字コードにおいてはUTF-8を使う流れです。

 
OS 従来の日本語コード 今後の日本語コード
Windows Shift-JIS UTF-8
Unix EUC UTF-8

まだShift-JISやEUCを使う場合もありますので、文字コードがOS毎に違うことを意識しておくと文字化けに落ち着いて対応できます

文字コードって何のためにあるのか?

もともと、WindowsやUnixが登場した時に、文字コードを統一するという流れではなかったためです。

もともとネットワークで繋ぐという想定がありませんでしたWindowsパソコンはもともとパーソナルコンピュータであり、単独で動いていましたので、文字コードが違う機器と通信することは考えていませんでした。Unixはもともとネットワークで接続して使うことを想定しており、Windowsとは役割が違っていたため文字コードを合わせるという方向に向かなかったのです。

 
OS 改行コード
Windows CR+LF
Unix LF

WindowsとUnixで改行コードが違うため、Windowsで作ったファイルをUnixに持っていくと行末に^Mという文字が現れることがあります。これがCRを文字で表したものになります。

文字コードを合わせるために気を付けること

すべてのファイルで文字コードを最初に合わせましょう。Windowsのアプリ開発であるなら、文字コードはShift-JISを最初から使います。

逆にプログラム開発でUnixが主体であるなら、文字コードをEUCで初めから統一しておくと良いでしょう。

最近では文字コードをUTF-8で統一する流れです。過去のプログラムを修正する場合には文字コードに注意する必要があります。

文字化けを回避するポイント

設計段階から使う文字コードを統一する。Windowsが主ならShift-JIS、Unixが主ならEUCを使います。

それでも文字化けが発生したら

後で紹介するテキストエディタを使って文字コードを一括で修正しましょう。

改行コードを合わせる

WindowsとUnixでは文字コードが違っていますが、さらに改行コードも違っています。

改行コードって何のためにあるの?

改行コードは文字通り、行末で次の行の先頭に移すためのコードになります。Windowsはもともと接続することをあまり想定していなかったため、改行コードも併せるという流れにならなかったのです。

改行コードを合わせるために気を付けること

文字コードと同じですが、すべてのファイルで改行コードを最初に合わせましょう。Windowsのアプリ開発であるなら、改行コードはCR+LFを最初から使います。

逆にプログラム開発でUnixが主体であるなら、改行コードをLFで初めから統一しておくと良いでしょう。

行末で^Mが出たり改行されないトラブルを回避するポイント

設計段階から使う下位行コードを統一する。Windowsが主ならCR+LF、Unixが主ならLFを使います。

それでも改行で^Mや改行されないトラブルが発生したら

後で紹介するテキストエディタを使って改行コードを一括で修正しましょう。

メールの文字化け解決法

プログラムでメールを作って、送りました。でもメールソフトで見ると文字化けしていて見えない…ということがあると思います。正直言って頭抱えたくなりますよね。

解消ポイントはメールヘッダとメール本文で違うので分けて説明します。

文字化け対策に頭を抱えている状態

件名・To:・Ccなどメールヘッダに日本語を入れたい

既に知っているかもしれませんが、メールの形式は7ビットで構成するASCII文字しか送れません。それでは英語圏以外の人には不便なので、拡張されました。日本語でメールを送るには、7ビットでMIME拡張した機能がRFC1468として規定され、主に文字コードはJISを使っていました。

もう一つ、8ビットでMIME拡張するRFCも公開(RFC6152)されています。8ビットを使う場合は、文字コードはUTF-8が主流です。7ビットの場合と8ビットの場合で、日本語の扱い方法が若干違います。

 
ヘッダ (1)JISの時の値 (2)UTF-8の時の値
Content-Type text/plain; charset=iso-2022-jp text/plain; charset=UTF-8
Content-Transfer-Encoding 7bit 8bit
From, To, Cc, Subject

JIS文字列をBASE64変換して、=?ISO-2022-JP?B? と?=で挟み込む

UTF-8文字列をBASE64変換して、~?UTF-8?B?と?Bで挟み込む
MIME-Version 1.0 1.0
ポイント 7bitは標準のため、エラーにならない。古くから使われているデファクトスタンダード 8ビットMIMEの主流

From,To,Cc,Subjectに入れる?B?はBase64の時ですが、?Q?はQuoted-Printableの形式と言われています。2つの違いはRFC2047がわかりやすいと思います。

メール本文の文字化け解消法

メール本文はメールヘッダと同じ文字コードで記載してあれば文字化けしません。JIS(ISO-2022-JP)を使う場合は文字コードをJISで、UTF-8を使う場合は文字コードをUTF-8として本文を記載します。

メールソフトによってはUTF-8を解釈できない場合がありますので、「メールが文字化けする」と言われてトラブルになります。メール送信の文字コードにはJISを使うことをお勧めします。

文字化け解消にテキストエディタがお勧め

文字化け解消には文字コードや改行コードを一括返還できるテキストエディタをお勧めします。具体的にお勧めできるエディタはサクラエディタです。サクラエディタのホームページ(外部サイト)からダウンロードできます。

サクラエディタのインストーラパッケージをダウンロードしてインストールしてください。サクラエディタの機能の詳細は省略しますが、文字コードや改行コードを保存する時に変換できます。下の図を見てください。上書きではなく、「名前を付けて保存」する時に出るダイアログです。

サクラエディタで文字コードと改行コードを指定する場所

上の図で①が文字コードを指定、②が改行コードを指定します。①の部分をクリックすると下の図のように変更できる文字コードの種類が出ます。

変換できる文字コード

上の図のように文字コードの種類が表示しますが、主に使うのはUTF-8、SJIS、JIS、EUC-JPくらいでしょうか。変換したい文字コードを指定して保存するとデータの文字コードを変換できます。

次に②の改行コードをクリックすると、下の図のように変更できる改行コードが表示されます。

改行コードの変更選択

選べる改行コードはWindows標準のCR+LF、UNIXやLinuxのOSで標準であるLF、Macは(よく知らないのですが)標準であるCRに変換ができます。

プログラムの文字コードと出力する文字コードが違う場合

プログラム内ではUTF-8やSJIS、EUCなど何れか一つに統一した文字コードで記載し、出力する直前で指定したい文字コードに変換して出力しましょう。PerlのJcode.pmや、PHPならmb_convert_encodingなどです。

Windowsであれば文字コードはUTF-8かSJISで編集して、出力する関数で文字コードを変換して出力すると処理がしやすいです。Linuxで動作させるプログラムを作るならば、改行コードはLFに統一した方が安全です。

パソコンの苦手意識を克服して使いこなそう!

このページではパソコンがわからない人のために、苦手意識をなくすためのはじめの一歩となるとことまでを説明したいと思います。

パソコンに慣れて苦手意識を克服する一歩となれば幸いです。パソコンは道具です。使いこなして自分の価値を上げていきましょう!

ポイント
  1. パソコンはWindows10が使いやすい
  2. パソコンの電源の入れ方は家電と同じで簡単
  3. パソコンの電源の切り方にコツがある
  4. 作ったデータは保存しないと消えます
  5. わからないことをネットで調べられるようになれば苦手ではなくなる

パソコンの電源オンとオフ

パソコンがよくわからないのはどうしてよいかわからないからだと思います。まずはじめに一般の電化製品と違うのは、電源の入り切りに作法があります。特に電源を切る場合には癖があります。

でも理由を理解して従ってください。パソコンというのはそういう製品なので、使い方が決まっているという風に理解して慣れると新しい世界が開けます。

電源を入れる

電源ONのスイッチを入れるだけです。これは他の家電にもあるのでわかりやすいと思います。 これが電源を入れるボタンのマークです。

電源を切る…その前に

ウィンドウをすべて閉じます。パソコンではデータを入力しても保存しないと記録されないので注意が必要です。

疑問

なぜ入力したデータは保存されないのか?

パソコンはメモリとディスクという2つにデータを記録します。一般的にメモリとディスクの違いを下の表にまとめます。

保存先の種類 メモリ ディスク

記録に必要な
時間

速い

遅い

単価

高い

安い

特徴

電源が切れると
データは消える

電源が切れても
データは残る

製品

SDRAM

ハードディスク
SSD

用途

電源が入っている間に、パソコンが処理中のデータを一時的に保存

データを恒久的に保管

電源が入っている間はメモリの上にデータを保管します。保存という処理でメモリのデータをディスクに保管して電源が切れてもデータが残るように記録します。 なぜディスク上で処理しないのかというと、ディスクではパソコンの処理速度が遅くなってしまうからです。それだけパソコンの処理速度は速くなってしまったということを意味しています。

理由

メモリを介してデータを処理しないとパソコンの処理が遅くなってしまうから

理由はこれなのですが、ものもとパソコンが動く原理が根底にあります。このパソコンが動く原理は「ノイマン型コンピュータ」と呼ばれています。現在手に入るパソコンのほとんどがノイマン型コンピュータで動作しています。ノイマン型コンピュータについてはわかりやすい説明がZDNet Japanのサイト(外部サイト)にありました。ディスクからデータを読み取り、メモリとCPUで処理します。処理が終わったらディスクに保存して終了するというサイクルがノイマン型コンピュータの原理です。

ノイマン型コンピュータ

ディスクからデータを読み取り、メモリとCPUで処理します。処理が終わったらディスクに保存して終了するというサイクルを繰り返すコンピュータ

話を戻します。パソコンでウィンドウを閉じるのですが、タスクバーを見るとウィンドウがある(アプリケーションが動いている)かを確認できます。

パソコン使い方はでウィンドウがいくつあるかを知ることが大事

上の図で、タスクバーの縁側に青線が入っている場合はウィンドウがあります。①は2つ以上のウィンドウがあります。②は一つのウィンドウがあります。青線の右側の濃淡でウィンドウの数を表しています。

マウスでアイコンクリックするとウィンドウが最前面に出すことができます。ウィンドウを閉じる場合はデータを保存してウィンドウの右上の×マークをクリックしてウィンドウを閉じてください。

データの保存の仕方はアプリケーションのよって違いますが、Ctrlキーを押しながらSキーを押すと保存できます。保存する場所はWordなどの文書編集アプリは「ドキュメント」フォルダに、画像編集ソフトであれば「ピクチャ」フォルダが標準の保存場所になると思います。

Office 365のWordで、OneDriveのオンラインストレージを利用しているとドキュメントフォルダよりOneDriveを優先するようです(マイクロソフトのサイトWindows 10 は既定で OneDrive にファイルを保存する(外部サイト)を参照)。Wordを開きCtrlキーを押しながら、Sキーを押すと下のように①保存場所と②保存ファイル名を指定するダイアログが表示されます。

パソコンのデータを保存する際、
Office 365のWordの場合

上の図でいうと①の場所を変更することで、保存先のフォルダを変更できます。せっかく作成した資料が無くならないように適宜CtrlキーとSキーで保存しておきましょう。

電源を切る ~通常時~

マウスをタスクバーにあるWindowsマークをクリックして、下図の①②③の順番にマウスでクリックすると電源を切ることができます。

パソコンの電源を切る操作

電源を切る~通常の方法で電源を切れない時~

電源ボタンの長押し(体感5秒以上)で電源を切ることはできます。ただしデータが破損する場合があります。 そのため電源ボタン長押しでの電源を切る方法は、通常時の方法でパソコンの電源を切れない場合の緊急対処法として理解しておいてください。

パソコンを守ろう

やっとパソコンの電源を入れたり、切ったりすることができて使う準備段階に来ました。しかしパソコンにはもう一つ準備が必要です。ソフトウェアの最新化が必要になります。

OSの不具合を直そう

パソコンのOSの不具合は定期的に修正されます。Windows Update を使ってOSの不具合を直しておきます。パソコンのWindows Updateはwindows10のソフトウェアの更新確認をご覧ください。

ウイルス対策ソフトを動かそう

Windows10でウイルス対策は、標準でWindows Defenderがパソコンを守っています。開いてみます。

パソコンのスタートメニューから設定画面を開く

上の図のように、①スタートメニューをクリックして、メニューを開きます。②歯車の設定をクリックします。

パソコンWindows10の設定画面

上の図で、③更新とセキュリティをクリックします。

上の図のように変わるので、Windows赤枠内の「Windowsセキュリティ」をクリックします。

パソコンをウイルスの脅威から守っていることを確認

上の図のように、Windowsセキュリティのウイルスと脅威の防止に緑色のチェックが入っていれば安全です。

パソコンを便利に使う

コマンドやアプリケーションを探す

パソコンを便利に使うには、そのパソコンにどんなコマンドやアプリケーションがあるか探せないと使いこなせないです。

まずは、探す第一弾としてパソコンのディスク一覧を表示するアプリケーションを探します。タスクバーの検索ボックスに「pc」と入れます。

パソコンを使いやすくするために検索を使う

検索の結果、下の図のように①で入力したpcを含むコマンドやアプリが②に表示されます。

パソコンでpcを検索した時に表示されるコマンドまたはアプリ

上の図の②付近をクリックしてアプリのPCを起動してください。最初は下の図のように表示されていると思います。ローカルドライブの数は違うこともあります。人によってはDドライブがあったり、DVDドライブがあると思います。

USBメモリを接続する前のパパソコンのドライブの状態

これでパソコンが認識しているドライブ一覧を表示することができました。

USBメモリを使ってみよう

いよいよUSBメモリをパソコンのUSBポートに接続してみます。先ほどの図から変わった部分があると思います。下の図のように赤枠で囲った部分が追加となりました。

USBメモリ接続後のパソコンのドライブの状態

USBメモリは16GBの容量です。若干減っているのは、1k(キロ)を1000で計算するか、1024(2の10乗)で計算するかの違いです。この違いは1Mを1000kか1024kで計算するかの違いとなり、1Gを1000Mで計算するか1024Mで計算するかの違いに発展します。また、USBメモリを管理する管理情報を記録するためにも利用します。

これでUSBメモリをパソコンのドライブ、つまりデータを保存する場所として利用する準備ができました。

USBメモリを取り外す

USBメモリの外し方はタスクバーの通知領域にあります。

USBメモリの取り出す手順1

上の図の赤枠内のように、タスクバーの通知領域にUSBメモリを立てたようなマークがあります。このマークをクリックすると下の図ようにメニューが出ます。

USBメモリを取り外す手順2

上の図の赤枠内のようにUSB DISKの取り出しと表示されます。赤枠内をクリックしてしばらくすると下図のように取り外しが可能となったメッセージが出れば取り外してOKです。

パソコンからUSBメモリの取り外し可能メッセージ

以上でUSBメモリを取り外す手順になります。

まとめ

如何でしたか? 普通の家電と違って、パソコンの使い方はボタンだけでなく、画面上の操作も必要であることがわかっていただけたと思います。

ただ、パソコンの使い方は慣れるしかありません。わからなくなったら、このサイトだけでなく、他のサイトも調べながら問題を解決できるようになると、パソコンの苦手意識は克服できたことになると思います。

パソコンとスマホとタブレットの使い分け

突然ですが、情報端末が今大きく3種類に分けることができ、日々進化しています。3種類はパソコン、スマホ、タブレットですが、結構な台数を個人で持っている人もいると思います。

皆さんうまく使い分けできていますか? 「買って後悔した」とか、「意外な使い方ができて買ってよかった」とかあると思います。

パソコンとタブレットとスマホの画像

本記事では、3種類の端末の使い分けについて個人的な意見をまとめました。参考になれば幸いです。

いきなり結論

私の環境ですが、次のように使い分けています。

  • パソコンは文書作成などの大量の入力処理に使う
  • スマホは電話と移動中の情報収集、電子決済に使う
  • タブレットは電子書籍の読書、子供への初期情報教育に使う

詳しく説明していきます。

パソコンの用途

文書作成です。このブログページやメール送受信する際にはパソコンを使います。また画面が12インチ以上で大きいので見やすいです。

私自身がSEをやってますので、コマンド入力する作業もあります。その時もキーボードがあるパソコンなら入力も早く使いやすいです。

フリーソフトも多く、かさばること以外にデメリットが無いです

スマホの用途

スマホの用途は、電話やLINE等の連絡、移動中の簡単な情報収集、最近では支払いやポイントカードの管理に使ってます。電子決済がとても便利です。本当に財布が不要になります。

スマホ操作が画像

次に音楽聞いたり、鞄に入れても重さや大きさが邪魔にならないので、携帯するには最適です。無線化したイヤフォンの性能もよいので、長距離の移動中には音楽を楽しんでいます

スマホとイヤフォン

タブレットの用途

画面が7インチ~10インチのため電子書籍を読むために最適です。また幼稚園や小学校低学年の子供への情報教育に最適でした。パソコンやスマホでは高機能すぎて、子供には与えても使いこなせないです。

電子文書を読んでいるイメージ

私には二人の子供が居て、情報教育に中古のiPadを与えました。見事に使いこなしており、私が使い方を教えてもらうこともあります…。タブレットが使いこなせるようになれば、パソコンはタブレットにキーボードが付いているだけですので、苦手意識無くパソコンを使いこなせると考えています。

あとは手書き入力がしやすいです。絵や手書き文字の入力はやはりパソコンやスマホよりタブレットが使いやすいです。

手書き入力のイメージ

まとめ

タブレットと言えばiPadが有名ですが、iPadのメーカーAppleは現在教育分野に力を入れています。子供の情報教育にiPadを使うのは、現在のトレンドですので、子供へのICT教育に対する費用対効果は高いと思います。

参考になれば幸いです。

マニュアル作成 画面 取り方

みなさん、普段Word等を使ってシステムの利用者にマニュアルを作っていると思います。Windows上で動くアプリケーションならスクリーンショット等で操作イメージを取れると思いますが、OSのインストール等で画面イメージが取りにくい場合でも画面イメージを取る方法をお伝えします。

使いやすいマニュアルで皆が幸せになれたら私も助かるので、TIPSとしてお伝えします。参考になれば活用してください。今回はOSのインストールイメージを取る場合を想定していますが、他にも活用できると思います。

準備

まずは以下を準備します。勘の良い方ならもう理解できるかもしれません。資料作成用のベースはWindowsとします。

  1. VMWare Workstation Playerをダウンロード
  2. インストール用のメディアを準備

VMWare Workstation Playerをインストール

VMWare Workstation PlayerはVMWareのサイトからダウンロードします。本記事執筆時点(2019年11月16日)現在、商用以外での利用で個人利用ならば、無償で利用することが可能です。リンク先の下にある、今すぐダウンロードをクリックしてソフトウェアをダウンロードします。

VMWare Workstation Playerダウンロードサイト

VMWare-player-15.5-*.exe(*は数字)の形式のファイルがダウンロードされます。これを実行してインストールしてください。インストールする際には、ミドルウェアPCの再起動が必要です。再起動後は自動でインストールが継続しますので、待っていればインストールが完了します。

インストール後、VMWare Workstation Playerを起動します。初回起動時はライセンス確認画面が出ますので、ライセンスを選択してソフトウェアを起動させてください。起動が完了すると以下の画面になります。

VMWare Workstation Playerの起動後

クリックすると、下のようにインストール元を選択するダイアログが表示されます。

インストール元を選択するダイアログ

インストール元を選択して「次へ」をクリックすると、OS事に必要な情報を入れる画面が続きます。必要な情報を入れ終わると仮想サーバが起動します。マニュアル用のインストール画面を取るだけなら、そこまで複雑な設定は不要ですので、適当でも良いと思います。

下のように起動選択画面を取ることも可能です。

起動選択画面

Windows10の起動画面も取ることができます。

さらにVMWare ESXiのインストール画面も取れます。

ESXiのインストール画面

実際に画面イメージを取る際はVMWareのタイトルは消さないとみっともないですので、ご注意ください。うまく活用すると見やすく効率的に画面イメージを取れますよ。

NASの紹介

データの整理のところで、増えるデータの整理は困ることがあります。特に家族が居て、写真や動画を撮る場合には置き場所と整理に気を付けないと、「あれ、どこいったかな…」ってなります。

オンラインストレージは無償とかありますので、試していただくとして、私は自宅にNASを設置しましたので、簡単な使用感と目的達成できているかの感想とメリットを説明したいと思います。

使用中のNASとその使用感

私が自宅で使用しているNASはQNAPのTS-220です。

NAS-TS220の写真

導入時期は4-5年前だと思います。ちょっと高かったですが、1TBのHDDを2本同時購入してRAID1で導入しました。

HDDのホットスワップにも対応しており、故障時にもメールが通知されるように仕掛けていますが、今のところ役立ったことはありません。

目的は達成できているか?

ファイルサーバとして使う分には本当に安定しています。コントロールパネルから見るとアプリなどでいろいろできそうですが、イマイチ利便性があるように思えるアプリが無いように見えるため、使っていないのが現状です。

写真や動画置き場には最適です。消費電力もPCより少なく、静かです。ファイル保管庫として見るといつでもPCやスマホから見えるので、十分満足です。一番心配なのはHDD故障によるデータ消失ですが、RAID1で構成しているため、同時故障がなければ安心です。もう4,5年使ってますが、HDD1本も壊れないので、同時故障の可能性は低くてデータ消失の危険性は少ないかと思ってます。

お勧めできるのか?

現時点でNASを利用するにあたり、QNAPは安全だと言えます。会社でも業務で使っていますが、故障したという話は本当に稀です。ただし、ネットワークがある程度構築できる人でないとNASの導入はハードルが高いとも思います。

まとめるとNASをお勧めする人は以下の人かと思います。他はオンラインストレージストレージサービスか外部メディア(USBや外付けHDDなど)に保管するのをお勧めします。

  1. 自分でネットワークを構成できる人
  2. 写真や動画を見たり、保存したりが多い
  3. アルバムにするのが面倒、もしくは場所が無い

最後は私なのですが…。写真や動画を撮って満足しています。必要な時はよくありますので、ペーパーレス化に伴ってアルバムもなくしたいと思ってます。