CentOSの旧バージョンをインストールしたい!

今回は、SEらしいテーマをあげてみました。古いCentOSを使う必要が出てきた場合にどこから手に入れたら良いかをまとめます。探してみるとCentOS6はどこからもダウンロードできないように見えるのですが、調べてみると見つかりました。

SEやっていると古いOSを使ったシステムで新しいOSへ移行するために検証環境が必要となることがあります。

インストール用ISOファイルが取得できれば、このサイトで紹介しているHyper-Vで検証環境が出来上がります。

CentOSの旧バージョンをダウンロードする

CentOS 6 の最終バージョンのインストール用ISOを探す

旧バージョンのCentOSでよく使われているのは5.5や6系が多いと思います。でもCentOSの公式サイトではCentOS6のダウンロード先を紹介していません。CentOSのダウンロードサイトを辿って、CentOS6の最終バージョン6.10のフォルダにはreadmeファイルだけがあり、開くと下のように表示されます。

CentOS6の最新版を探して公式サイトから辿った結果

上のように「使うべきではない」と冷たいメッセージだけが表示されます。

このままではCentOS6の最終バージョンが取得できません。でも、よく見るとCentOS 2系からディレクトリはあります。そこで、一つ前のCentOS5を探してみます。

CentOS 5 の最終バージョンのインストール用ISOを探す

CentOSの配布サイトでCentOS5の最終バージョンを探してみます。readmeファイルだけがありますが、それを開いてみます。

CentOS5の最新版を探して公式サイトから辿った結果

CentOS6の時とは違って、CentOS5のreadmeでは配布サイトを紹介していますね。早速http://vault.centos.org/5.11/を開いてみます。

CentOS 5 の最終バージョンの配布一覧

CentOS 5.11 用のファイルが見つかりました。isosのディレクトリを辿るとISOファイルをダウンロードできます。

CentOS 6 の最終バージョンのインストール用ISOをもう一度探す

CentOS 5.11 が、http://vault.centos.org/5.11/のサイトからダウンロードできることがわかったので、上の階層のhttp://vault.centos.org/を表示してみます。CentOS 2 から 最新版までのバージョン毎のディレクトリがありました。

早速CentOS 6.10のフォルダを下りていきます。

CentOS 6 の最終バージョンの配布一覧

上の図のように、インストール用ISOファイルを見つけることができました。これでインストールして検証環境を作ることができます。

まとめ

CentOSのインストーラはhttp://vault.centos.org/から全バージョン取得できそうです。CentOS 6 だけリンクがreadmeファイルに書いていないのは少し不親切ですね。

Hyper-VでCentOSをインストールする方法は、CentOSのインストールを最短でにまとめていますので、参考にしてください。

Windows10 の検証環境を簡単に作りたい

Windows10のHomeやEducationなど、いろいろなOSを試してみたい場合があります。今使っているWindows10を壊したくない場合など、試せる環境を用意するのは意外と大変です。

Windows 10 検証環境のイメージ
Windows 10の検証環境のイメージ

ここでは本サイトで紹介した中から、Windows10の検証環境を簡単に作る方法を紹介したいと思います。インターネットへの接続は必要ですが、プロダクトキーが無くても30日は猶予があります。その間に検証してしまえば大丈夫です。30日以上もかかる検証は少ないと重ますので、この方法ならライセンス購入などの追加費用が不要です。

Windows 10 をインストールする準備

Windows 10 検証用に想定している環境

Windows 10をインストールするにはパソコンなどのハードウェアが必要です。でも検証環境なので、もっと簡単に用意したいので、ここではHyper-Vを利用します。

Hyper-VはWindows10 Professional以上のエディションであれば無償で利用可能です。詳細は仮想環境を個人で試用してみたい!!をご覧ください。

Hyper-VはOSを個別にインストールする手間は必要ですが、試験環境をHyper-Vの領域だけに制限できるので、影響が外部に及ぼないので、検証には使いやすいです。違うエディションなどを試すこともできます。

Windows10のインストーラの準備

マイクロソフトンのWindwos10のダウンロードページからツールをダウンロードします。

Windows 10 ダウンロードツールの取得

上の図のように、「ツールを今すぐダウンロード」のリンクをクリックしてMediaCreationTool.exeをダウンロードします。ファイル名はバージョンごとに若干違います。

Microsoftアカウントの準備

通常Windows10をインストールする際にプロダクトキーが必要です。プロダクトキーがない場合であっても、Microsoftアカウントを持っていて、インターネットへ接続できる環境があれば、Windows10を検証用にインストールすることができます。

Microsoftアカウントを作るにはMicrosoftの公式ページにアクセスしてアカウントを作ります。

Windows10を検証環境を構築

Windows 10 インストール用ISOイメージを作成

ダウンロードしたMediaCreationTool.exeを実行します。

Windows10インストーラを作成するための準備

準備が始まりますので、しばらく待ちます。

Windows10インストーラを作成するためのライセンス条項

ライセンス条項です。同意しないと進めないんので、右下の「同意する」をクリックします。また準備に入りますので、待ちます。

Windows10インストーラに依頼する処理を選択

上の図のように操作を選ぶ必要があります。今回Hyper-Vの仮想サーバにインストールしますので、下の「別のPCのインストールメディアを作成する」を選んで、「次へ」をクリックします。

Wndows10インストーラの対象を選択

上の図のように、言語とアーキテクチャとエディションの選択になります。まずは赤丸のチェックを外して、項目を変更できるようにします。言語やエディション、アーキテクチャを選択して「次へ」ボタンをクリックします。

Windows10のメディアを選択

仮想サーバにインストールしますので、ISOファイルを選択して「次へ」ボタンをクリックします。保存場所とファイル名を指定するダイアログが表示されるので、指定します。

Windows10のダウンロード中

後は時間がかかりますが、Windows10のISOイメージをダウンロードできます。ファイル名はWindows10のバージョンを入れておいた方がわかりやすいと思います。

Windws10のダウンロード完了

上記のように、ダウンロードが完了すると終了の画面が表示されます。「完了」ボタンをクリックして終了します。

以前のバージョンのWindows10が必要な場合

ISOイメージをメディアに書き出せるrufusを使います。rufusの日本語サイトからダウンロードできます。インストール不要の実行ファイルをダウンロードできます。

rufusでWindows10をダウンロードする手順

rufusを実行すると上の図のようにウィンドウが開きます。赤枠にある下や鵜印をクリックして、「選択」と「ダウンロード」が表示されるので、「ダウンロード」を選択します。

Windows10をダウンロードする操作

上の図の赤枠のように「ダウンロード」にかわったため、「ダウンロード」ボタンをクリックします。

ダウンロードするWindowsを選択

上の図のように、ダウンロードするWindowsを選択します。①Windwos10かWindows8を選択できます。ここではWindows10のまま変更しないで、②「続ける」ボタンをクリックします。

Windows10でリリースされたバージョンを選択

上の図のようにリリースを選択できます。赤枠をクリックすると以前のバージョンを選択できます。左下の「続ける」ボタンをクリックします。

Windows10のエディションを選択

上の図のように、最後はエディションを選択します。赤枠の中をクリックするとHome/ProかEducationを選択できます。エディションが決まったら「続ける」ボタンをクリックします。

Windows10の言語を指定

上の図のように、赤枠内で言語を指定します。言語指定が終わったら、左下の「続ける」ボタンをクリックします。

Windows10のアーキテクチャを指定

最後のアーキテクチャを指定します。上の図の赤枠をクリックすると32ビットか64ビットを指定できます。アーキテクチャを指定後、左下の「ダウンロード」ボタンをクリックしてWindows10インストーラをダウンロードします。

Windows 10 検証用の仮想サーバを構築

Hyper-Vで仮想サーバを作ります。

Windows10 検証用の仮想マシンを作成

上の図のように、Hyper-Vサーバを右クリックして、「新規」のサブメニューから「仮想マシン」をクリックします。

Windows 10 検証環境をHyper-Vに構築する前に

上の図は、「今後、このメッセージを表示しない」にチェックを入れていると表示されない場合があります。

仮想サーバの名前と場所を指定

上の図のように、仮想サーバの名前とデータの置き場所を①~③で指定します。名前だけはWindows10 Homeなどのわかりやすい名前にします。指定が終わったら、④「次へ」ボタンをクリックします。

仮想サーバ用の世代を指定

上の図のように、仮想マシンの世代は第1世代が使いやすいので、第1世代とします。

Windwos 10 検証用の仮想サーバのメモリ割り当て

上の図のように、メモリの指定です。①の起動メモリは最低4GB(4096MB)を割り当てます。可能なら8GB(8192MB)割り当てた方が安定して動作します。8GB割り当てる場合はホスト側が16GB以上メモリを搭載していないと不安定になるので、注意が必要です。②動的メモリのチェックは外しておきます。

メモリの設定が終わったら、③「次へ」ボタンをクリックして進みます。

Windows 10 検証用のネットワーク構成

次は上の図のように、ネットワークの設定です。ネットワークにはつながないとプロダクトIDが必須となりますので、注意が必要です。①「接続」は「Default Switch」にします。熟知している人なら他のネットワークでもインターネットにつながるなら大丈夫です。

Windows 10 検証用のディスク構成

次は上の図のように、仮想マシンに割り当てるディスクを指定します。①127GBは多いので、起動やシステムの設定を確認する程度なら60~80GB位にしておきます。検証用途でディスクが大量に必要なら必要な容量を指定します。

Windows 10 検証用のOSインストールタイミングを指定

次は上の図のように、インストールオプションです。①「後でOSをインストールする」を選び、②「次へ」ボタンをクリックして進めます。

次に指定した内容の確認画面が表示されます。問題なければ完了ボタンをクリックして仮想マシン構築ウィザードを終了します。

Windows 10 検証用仮想サーバの設定

次に微調整をします。

Windows10検証環境の設定

上の図のように、仮想サーバを選択して、右クリックで表示されるメニューから設定を選びます。

Windows 10 検証用仮想サーバのCPU設定

Windows10 検証用のCPU設定

表示された設定ウィンドウで、上の図のように、①プロセッサを選択して②仮想プロセッサ数を初期の1から2に増やします。

Windows10 検証用のメディア設定

次に上の図のように、DVDドライブを選択してダウンロードしたWindows10インストーラのISOファイルを指定します。

設定変更したところは太字になります。プロセッサとDVDドライブが太字になっていることを確認してOKボタンをクリックして設定を完了します。

Windows 10 を仮想サーバにインストール

ここまで準備できたら、いよいよHyper-Vの仮想サーバにWindows10をインストールします。仮想サーバの電源をONにしてみます。

Windows10検証用の仮想サーバのコンソールに接続

上の図のように、仮想サーバを右クリックして、接続メニューをクリックします。しばらくすると仮想サーバのコンソール用のウィンドウが開きます。

Windows10検証用の仮想サーバを起動

上の図のようにコンソールウィンドウが開きます。中央の赤枠に起動ボタンがありますので、クリックして起動します。

Windows10検証用インストーラの起動成功

上記のように、Windowsのブートマネージャが起動すれば成功です。上下キーで64bitか32bitを選びます。白色背景が選択されていますので、64bit版が選択されています。決定したらEnterキーを入力してインストーラを起動します。

Windows10検証用の仮想サーバでインストーラが正常に起動

上の図のように、Windows10のインストーラの初期画面が表示されれば成功です。後は通常のWindows10のインストールを進めていきます。

Windows10のプロダクトキー入力のスキップ

Windows10のライセンス認証画面

上の図のように、インストールを進めていくとプロダクトキーの入力を要求する画面で中央下にある「プロダクトーキーがありません」をクリックするとスキップできます。後は通常インストールを進めていくことができます。

Microsoftアカウントの入力

Windows10をプロダクトキー無しでインストールしていくとアカウント入力画面で止まります。

Windows10検証用で利用するためのマイクロソフトアカウント入力

上の図の画面でMicrosoftアカウントの入力が必須となります。さらにインターネットに接続できないと進まないので注意が必要です。

ここのポイントがクリアできたら、Windows10を検証用にインストールできます。ただ検証期間は30日ですので、注意が必要です。WIndows Serverの評価版なら180日検証期間があります。Windows Serverの評価版のインストールについてはWindows Server検証環境がすぐに欲しいを参照してください。

まとめ

インターネットへの接続は必須ですが、Windows10を検証用に構築することができます。一つ残念なのは、検証期間が30日と短いことです。3か月くらいあるともう少しいろいろ試せるのですけど仕方無いですね。

Windows Server検証環境がすぐに欲しい!

社内システムを管理していると、Windows Serverの評価版を使って動作を確認したり、開発環境を作りたい状況が良くあります。

システムエンジニア(SE)であればお客様の要望をどのように実現するかを評価するためにWindows Serverの評価版を使いという状況があることでしょう。

ハードウェアを用意する手間をかけず、費用もかけないでWindows Server 評価版を導入する方法を説明したいと思います。

Windows10の評価環境の構築はWindows10 の検証環境を簡単に作りたいを参照してください。

Hyper-Vを使った仮想サーバのイメージ
OpenClipart-VectorsによるPixabayからの画像

Windows Server 2019 評価版を使う

Windows Server 2019 評価版はMicrosoftが全機能を評価できるように提供しています。利用可能期間はインストールから180日です。かなり長いですね。

この長さがあればいろいろな機能を評価したり、ハードウェアとの相性を確認することができます。

Windows Server 2019 評価版を入手

Windows Server 2019 評価版は Windows Server 無料試用版(マイクロソフトのサイト)からダウンロードできます。

Windows Server 評価版ダウンロードサイト

ここではオンプレサーバの機能を評価するためにクラウドではなくオンプレミスで構築することを想定しますので、右側の「無料仕様版をダウンロード」をクリックします。

Windows Server 評価版のダウンロード形式の選択

今回はオンプレミスのHyper-VサーバにWindows Server 評価版をインストールしますので、ISOファイルで取得します。ダウンロードするには氏名などの情報が必要です。その後で言語を選びます。

Windows Server 評価版のダウンロードを開始した状態

言語を選ぶと、Chromeでは上の図のようにダウンロードを開始します。ダウンロードしない場合は「ダウンロード」ボタンをクリックしてファイルをダウンロードします。サイズが大きいので時間がかかります。

Windows Server 評価版を仮想環境で立てるのが楽

Windows Server 評価版のインストールISOイメージは取得できました。どこでこの評価版を構築するかになりますが、昨今であればVMWareかHyper-Vの仮想環境で構築するのが一番楽で速いです。

VMWareは個人以外は有償なので、Hyper-Vで構築することをお勧めします。Hyper-VであればWindowsのProfessionalエディション以上で無償で利用可能です。

Windows Server 評価版をHyper-Vで作る

個人でも簡単にHyper-Vを構築できる方法は仮想環境を個人で試用してみたいにまとめてあります。Windows10 ProfessionalをインストールしているパソコンにHyper-Vを構築するのが一番簡単に仮想環境を立ち上げることができます。

Windows Server 検証用の仮想マシンを作成

上の図のように、Hyper-Vマネージャをスタートメニューから起動した後、Hyper-Vのサーバで右クリックして、仮想マシンの作成を開始します。

Windows Server検証環境をHyper-Vに構築する前に

上の図のような、「開始する前に」の画面は表示されないかもしれませんが、仮想マシンの新規作成ウィザードのウィンドウが表示されます。下にある「次へ」ボタンをクリックします。

仮想サーバの名前と場所を指定

上の図のように、新規で作成する仮想サーバの名前と場所を指定するウィンドウに変わります。

①仮想マシンの名前を入れます。ここでは「Windows Server 2019」と入れておきます。②仮想マシンを別の場所に保存して、バックアップリストアを容易にするため、仮想マシン名のサブフォルダを作るため、チェックを入れます。

③フォルダ名の最後に仮想マシン名と同じサブフォルダを作っておきます。設定状態は以下になります。

Windows Server 検証用の名前と場所の指定

上の図のように、仮想サーバの名前と保管フォルダに仮想サーバの名前を追加しています。J:\Hyperは私のパソコンでの環境ですので、試す場合には違う値になります。

仮想サーバ用の世代を指定

上の図のように、仮想サーバの世代を指定するウィンドウに変わります。標準の第1世代で動作しますので、変更せず下の「次へ」ボタンをクリックします。

Windwos Server 評価版用の仮想サーバのメモリ割り当て

次に仮想サーバに割り当てるメモリを設定する画面です。①割り当てるメモリ容量を指定します。デスクトップで使うので、マイクロソフトのサイトにあるWindows Server 2019のシステム要件から、2GB(MB単位なので数値としては2048)を指定します。

②動的メモリのチェックを外します。ホスト側のメモリを使われるので、ホストOSが不安定になります。③で次へ進みます。

Windows Server 検証用のネットワーク構成

ネットワーク構成の画面になります。上の図の①にはDefault Switchがありますので、それを選択します。ホストPCがブロードバンドルータのようになるネットワーク構成で、外部から直接仮想サーバには接続できません。

設定できたら②の「次へ」をクリックして進めます。

Windows Server 検証機用のディスク構成

上の図のように、仮想ハードディスクの構成画面に進みます。マイクロソフトのサイトにあるWindows Server 2019のシステム要件から、32GBが最低要件ですが、空きがあるなら60GB以上は用意しておくといろいろな検証が可能です。

今回は新規インストールとしますので、①ディスクの容量を指定したら、②「次へ」で進みます。

Windows Server 検証用のOSインストールタイミングを指定

上の図のように、OSのインストールの時期を指定します。後でインストールするので、①「後で…」を選択して、②「次へ」で進めます。次は最終確認画面ですので、「完了」クリックでも大丈夫です。

Windows Server 評価版のインストールISOを仮想サーバに接続

Hyper-Vマネージャーを開き仮想マシンWindows Server 2019を選択して右クリックしてメニューを表示させます。

Windows Server 検証用のHyper-V設定

上の図の中で、「設定」を選択します。

Windows Server 検証用のコア数を変更

CPUを2コアに変更して右下のOKボタンをクリックします。次に先ほどダウンロードしたWindows Server 評価案のISOイメージをDVDドライブにマウントします。

Windows Server 検証用のインストールメディアの設定

上の図のように左メニューでDVDドライブの選択して、右側の赤枠にあるイメージファイルを指定します。参照ボタンが有効になりますので、ダウンロードしたWindows Server 評価版のISOイメージを選択します。

その後右したのOKボタンを押して設定を反映して閉じます。

Windows Server 評価版をHyper-Vでインストール

Hyper-Vの準備ができたら、Windows Server評価版の仮想マシンを作ってインストールします。他に仮想マシンを作ったことがあるなら同じ手順でできます。簡単に手順を説明します。

Windows Server 表看板のコンソールへ接続

上の図のように、仮想マシン名で、右クリックしてメニューの中から「接続」を選択します。

Windows Server 評価版のコンソール画面

上の図のようにコンソール画面が表示されます。「起動」ボタンをクリックして電源を入れます。

Windows Server 評価版の画面

上の図のように、Windows Server 評価版のインストール画面が表示されました。あとは通常のWindows Server インストールと同じです。

ドコモ口座からの不正送金を止めよう!
ドコモ口座は簡単に送金されてしまった

ドコモ口座というサービスで、不正送金されていることが報じされています。しかもドコモ口座を利用していない人でも不正送金されているようです。怖い世の中ですね、全く関係の無いサービスで自分の口座からお金が消えていくわけですから。

今回は、ドコモ口座の不正送金の被害者にならないためにできることはあるのかということと、どうやって防ぐのかの2点を考えてみます。

一応私は情報処理安全確保支援士という情報セキュリティの資格は持っています。

ドコモ口座の不正送金ができた原因

なぜ無関係な人にここまで被害が出たのかを考えてみたいと思います。原因は2つあると思います。

ドコモ口座の登録時の本人確認が不十分

メールアドレスだけで登録できるということで、本人確認がとても緩かったです。そのため、銀行口座を持つ本人以外でも登録ができてしまうという状況でした。

誰がドコモ口座を解説したのかが不十分なため、現金で引き出されてしまうと追跡することは難しいと思います。

口座情報と暗証番号が漏えいしていた

一番怖いのはこちらです。いくらドコモ口座への登録時の本人確認が不十分でも、口座番号と暗証番号がセットでわかっていないと、不正送金できないわけです。

どうやって口座情報と暗証番号を盗むのでしょうか? 可能性として高いのは以下の2つの条件があったと思います。

  1. 暗証番号を誕生日などのわかり易い数字にしている
  2. フィッシングサイトで口座情報などが漏れた

最近のフィッシングサイトは本物と見分けがつかないように怪しまれないように作り込んであります。人が見分けることは難しいです。

個人情報の漏えいが金銭の損失に直結した

ふだん個人情報の漏えいがあっても、関係者が謝罪して金券配って終わりという話がいくつか過去にはありました。でも名前や住所、電話番号ではせいぜいサービスの電話で本人になりすます程度しかできませんでした。

ドコモ口座による本人確認の緩さで身を隠すことができる上に簡単に送金ができるという脆い2つが重なってとてもわかり易いセキュリティ事故が金銭に直結する事例を作ってしまいました。

ドコモには情報セキュリティの専門家はいなかったのでしょうか。セキュリティよりサービス化を優先してしまったのでしょうか。最近の情報漏えいは金銭に直結するため、本当に怖い時代になりました。

ドコモ口座の不正送金を防ぐ方法

暗証番号を変える

まずは暗証番号を定期的に変更するという方法があります。銀行窓口で変更可能です。インターネット経由でも暗証番号を変えることができる銀行もあります。

個人情報が漏えいしない対策

そもそも銀行口座や暗証番号などの個人情報がフィッシングサイト経由で漏れないようにウイルス対策ソフトでパソコンやスマートフォンを強化しましょう。

最近のウイルス対策ソフトには、ウイルス対策だけでなく、フィッシングサイトへアクセスしないように守ってくれる機能があります。

スマホなら安全なのでしょうか? そんなことはありません。個人情報を狙っている人はパソコンやスマートフォン関係なく、Webサイトへのアクセスで情報を抜き取られる時代になりました。市場の利用者が多いデバイスは狙われますので気を付ける必要があります。

そう考えると無性のセキュリティ製品では守れない領域です。ドコモ鋼材の不正送金のニュースを見て、有害なWebサイトにアクセスしないよう守ってくれる有償のウイルス対策製品はとても心強いです。

どんなウイルス対策ソフトが良いの?

Web脅威対策やフィッシング対策などの文言が入っていれば対策できる製品です。高性能で選ぶならカスペルスキーです。

使いやすさやサポートの細かさで選ぶならトレンドマイクロだと思います。

ウイルスバスター公式トレンドマイクロ・オンラインショップ

次に軽さが売りのESETです。好きなら良いと思います。大きな差異はありません。

お勧めできるのはここくらいまでです。あとはあまり使用していないのと日本人向きでは無いと思います。カスペルスキーは性能だけで選ぶ人には良いと思ってお勧めしています。

ウイルス対策ソフトは1ヶ月お試しでインストールできるので、インストールして操作感や電池の持ちなどを確認しましょう。正直な話、好みで選んでもカスペルスキー、トレンドマイクロ、ESETなら外れはありません。あくまで個人向け製品のことについてですので、ご了承ください。

リモートアシスタンスを簡単に使おう!

遠隔でもパソコンの画面状態を共有できる便利なリモートアシスタンスですが、Windowsに標準で搭載されているリモートアシスタンスは使いにくいと思います。コロナの影響もあり、なかなかパソコンの前で画面を一緒に見ながら操作ということが難しい状況です。

ここではchromeのリモートサポートがとても簡単で便利にリモートアシスタンス機能が使えますので、紹介したいと思います。

googleリモートアクセスで簡単にリモートアシスタンスを使う
このページの結論

googleリモートアクセスはリモートアシスタンスとして便利に使えます。インストールする必要があるのは以下2つの順に行えば利用できます。

  1. Google Chromeをインストール
  2. Google Remote Desktopをインストール
  3. Google Remote Desktopの初期設定

私の個人的な見解になりますが、Windows標準のリモートアシスタンスより使いやすいです。この機能を使うにはGoogleアカウントでログインする必要があります。

Googleリモートアクセスの何が良いの?

今のところ無償で使える点がメリットです。リモートアクセスはリモートデスクトップとは違います。Windowsの機能で言うとリモートアシスタンスです。リモートデスクトップでは遠隔でログインすることが目的です。画面を共有しません。

対してリモートアシスタンスは、パソコンを使っている人と画面共有ができます。画面共有してパソコンの疑問を解決するための問題を共有するための機能です。

Googleリモートアクセスを使う手順

Google Chromeをインストール

chromeの配布サイトからご自分のデバイスにあったchromeをインストールします。ここはそんなに難しくないと思います。

Google Chromeをインストール済みであればアップデートして最新にしておきます。Windows10のソフトウェアの更新確認(Google Chrome)を参照してください。

Google Remote Desktopをインストール

chromeリモートデスクトップのサイトへGoogle Chromeでアクセスします。

googleリモートアクセスで簡単にリモートアシスタンスを使う

上のような画面が表示されると成功です。ダウンロードアイコンをクリックして、chromeremotedesktopアプリをインストールします。インストール後自分のパソコンを識別するための名前設定が必要です。コンピュータ名を指定すると良いでしょう。

MacではGoogle Remote Desktopに権限付与が必要

Macもインストールして使うことができますが、権限を2つ付与する必要があります。

  1. アクセシビリティ
  2. 画面収録

下のように案内が出るので苦労することも無いと思います。

chromeリモートデスクトップへの権限付与

次に、画面収録の権限の付与も必要です。

画面収録の権限を付与

権限の付与が完了すると使えるようになります。

Google Remote Desktopの初期設定

まずはGoogle Remote Desktopが自動で起動しないようにします。chromeリモートデスクトップのサイトへGoogle Chromeでアクセスします。

Googleリモートアクセスのトップページ

上の図のように、「オンにする」と表示されていれば大丈夫です。意図せずオンラインとなっている場合には、ゴミ箱のマークをクリックしてリモート接続を無効にすると上の図のような状態に変わります。

ここまでできれば、Googleリモートアクセスをリモートアシスタンスとして使う準備が完了です。

Googleリモートアクセスを使ってみよう!

リモート接続する2台のパソコンに。chromeリモートデスクトップのサイトへGoogle Chromeでアクセスします。

リモートサポートを選択

上の図のように、赤枠内の「リモートサポート」をクリックします。

Googleリモートサポートを開く

上の図のように、表示されれば準備は完了しています。ここからはリモートアシスタンスを提供するために、支援する側と支援される側で操作が別れます。初めに支援を受ける側が準備します。

リモートサポートを受ける側の準備

リモートサポートを受ける側の手順を説明します。サポートを受ける側は今のパソコンの画面表示をサポートを提供する側と共有できます。

リモートサポートを受けるためにコードを生成

上の図のように、リモートサポートのページで、赤枠内の「コードを生成」をクリックします。

リモートサポートのためにコードを生成した画面

上の図のようにサポートを受ける範囲以外が暗くなり、サポートを受ける領域が目立つように表示されました。赤枠内にリモートサポートする側が受ける側のパソコンに接続するための12桁の数字が表示されます。ここではセキュリティ上の配慮で塗りつぶしています。

この12桁の数字をメモしてリモートサポートを提供してくれる人に伝えてください。有効な時間は5分です。

リモートサポートを提供する側の準備

ここからはリモートサポートを提供する側の操作となります。

リモートサポートを提供するためにアクセスコードを入力する

リモートサポートを受ける側の操作で表示された12桁の数字を上の図の①の赤枠内に入力します。半角数字しか入力を受け付けないので注意してください。

入力が終わったら、②がクリックできるようになります。接続ボタンをクリックします。

リモートサポートを受ける側に接続確認

リモートサポートを提供する側が正しい12桁のコードを入力して接続してくると、最終確認のためのメッセージが表示されます。

リモートアクセスを受ける側に表示されるダイアログ

上の図のようなダイアログが表示されます。グレーで塗りつぶしたところはサポートを提供する人のGoogleアカウントに関連してしたメールアドレスが表示されます。

間違いなければ、「共有」をクリックするとリモートサポートができるように画面共有が始まるます。

リモートサポートを終了するには

リモートサポートによる画面共有を開始すると表示されるダイアログを探します。

Googleリモートサポートの画面共有を終了する

上の図のように、右側にある「共有を停止」ボタンをクリックしてリモートサポートによる画面共有を停止します。

なお、Macで仮想デスクトップを使っている場合には、リモートサポートを開始した仮想デスクトップの画面に固定されていますので注意が必要です。Windowsの場合は仮想デスクトップを移動してもダイアログが付いてきます。

まとめ

リモートアシスタンスの代わり簡単に使えないかと検証してみたGoogleリモートサポートですが、画面を共有する必要最小限の機能に特化していました。Chromeだけインストールしてあれば、ほぼ使えてしまう機能なので、データの受け渡しが簡単にできないのはセキュリティに配慮していると思います。

WIndowsのリモートアシスタンスが使いにくかったので、探していたのですが、Chromeに具備されていたのは気付きませんでした。

この記事を読んでいる方にも参考になると幸いです。

初心者でも使いやすい動画作成アプリを紹介

動画のフォーマットを変換したり、著作権には要注意ですがストリーミングを動画に変換したいと思った事はありませんか? 今回は無償でも使えて初心者でも簡単に動画を作成できるアプリを紹介します。

初心者が動画を作成するのはハードルが高い
Mudassar IqbalによるPixabayからの画像

動画編集ソフトは高くて高機能な製品が多いのですが、今回紹介するVideoProcは私のような動画作成や編集の素人でもシンプルで使いやすく構成されています。

このページの結論

VideoProcは機能を限定することで使いやすさと有償版のリーズナブルな価格を実現しています。提供する機能の中で良いと思うのは以下です。

  1. パソコンの画面操作を録画できる。画面表示できるならスマホも録画可能です
  2. YoutubeなどのWeb動画やストリーミングを簡単に動画に変換出来る(著作権には注意)
  3. 簡単な動画編集が可能

一方で字幕の文字列を直接編集できないという制限があります。またモザイクなどの効果が全体にしかかけられないようです。

高度な動画編集は他の専用アプリを使った方が良いです。

VideoProcは初心者が簡単に動画変換できる

VideoProcはパソコンの画面操作の録画で動画で操作マニュアルを作成したり、Webストリーミングコンテンツを動画に簡単な操作で変換できます。さらにパソコンに表示できるなら、スマホの画面やリモートデスクトップで接続したサーバの操作画面も録画できてしまいます

YouTubeは当然ですが、1000以上に動画サイトから動画に変換できるそうです。でも著作権にはくれぐれも注意してください。最近は少ないかもしれませんが、DVDからの取り込みにも対応しています。

インストールも想定しているより簡単です。インストーラをダウンロードして、実行するだけでインストールできます。実行すると下のようにシンプルな4つのメニューが表示されます。

初心者に新設なシンプルな4つのメニューだけ

VideoProc起動後の状態

主に使えると思うのはビデオによる動画変換、ダウンロードによる動画サイトの動画変換、録画によるパソコン操作画面やカメラ動画の録画です。

ビデオ機能は動画変換でほとんどの形式に対応

ビデオは動画フォーマットの変換で動画ファイルを読み込むと変換のフォーマットを指定します。多数のフォーマットがありますが、デバイスから対応しているフォーマットを選べるのでわかり易いです。

VideoProcで動画データを変換

ダウンロード機能で初心者でもストリーミングを保存できる

著作権に注意は必要ですが、ストリーミングを動画に変換できます。これもとても簡単にできてしまいました。ストリーミングやWeb動画のURLをコピーして分析すると使えます。

VideoProcのWeb動画ダウンロードが簡単

上の赤枠内で、「ビデオ追加」は音声やBGMと動画を動画ファイルとして保存します。「音楽追加」は動画は保存しないで音声やBGMをファイルとして保存します。

録画機能はパソコンの操作を動画で保存できる

録画機能はパソコンの画面操作を録画できます。範囲指定することもできますので、パソコンに表示できるものなら、スマホの画面でも、リモートデスクトップのサーバの画面でもなんでも動画として保存できます。マニュアル作成としても使えると思います。ゲーム実況する際のデータ保存用にも使えます。

Macにおいては権限を設定しないと真っ暗になります。

Macのアップルメニューからシステム環境設定を開く

上の図のように、システム環境設定を開きます。

VideoProcが画面を記録できるようにセキュリティとプライバシーを開く

上の図の赤枠内の「セキュリティとプライバシー」をクリックします。

VideoProcが画面録画できるように権限を設定する途中

上の図のように、「セキュリティとプライバシー」が開いたら、①プライバシーのタブをクリックして、②項目を下に移動します。

VideoProcが画面録画できるようにけんげんを設定

上のずの赤枠のように、①画面収録を選択して、②VideoProcにチェックを入れて画面の収録ができる権限を付与します。VideoProcを立ち上げて録画をクリックすると標準では全画面を記録します。

パソコン画面の録画イメージ

上の図のようにVideoProc内にパソコン画面が表示されれば成功です。Windowsでは権限設定は不要でした。左下のクロップを使うと録画範囲をウィンドウか自由に選択することができます。

VideoProcは編集機能も付いている

複雑な処理はできませんが、基本的な編集機能は付いています。余分な部分をカットしたりはできますが、字幕を直接入力できないのは少し残念です。

やはり動画の変換が主機能の製品のようです。字幕の文字編集が直接できると編集機能は充分なのですが、それは他のアプリに任せた方が良いということですね。

VideoProcのライセンスについて

有償版のライセンスはMacとWindwosで別ですので購入する時は注意しましょう。クロスプラットフォームライセンスとしても提供してほしいです。無償ばんの機能は限定されていますが、動作確認するには充分だと思います。

VideoProc無償版の制限事項

まとめ

初心者にとっては動画の用語や操作は複雑です。私も正直よくわかっていませんでした。でもVideoProcを使うと覚える機能が少ないので使いやすく動画作成の面白みがわかってきました。これを使って色々な動画編集ができるようになりたいと思ってます。

固定IPアドレスを安価に簡単に使おう!

コロナ禍によって、テレワークや在宅勤務が進んでいます。でも、受け入れる側のネットワークがまだ準備ができていないことも多いです。テレワークは一般的にインターネットVPN環境が必要です。設備が間に合わずテレワークが難しいことが多いこともあります。

そこで、次点の策として特定の固定グローバルIPアドレスからセキュリティレベルが低い接続(WebDAVを使ったファイルサーバへの直接接続やSSHによるサーバへの直接接続など)を許可することでセキュリティレベルを維持する方法を採る場合もあります。

そこでVPNを使って固定IPアドレスを提供してくれるサービスを利用します。

固定IPアドレスのためにVPNを使う
このページの結論

固定グローバルIPアドレスを提供してくれるプロバイダは少ないです。そのため固定IPアドレスを提供してくれるサービスを利用しましょう!

  1. プロバイダの固定IPアドレスオプションを利用する
  2. 固定IPアドレス提供サービスを利用する

お勧めは2の固定IPアドレス提供サービスを利用する方法です。固定アドレス提供サービスなら既存利用のプロバイダに依存しないからです。

固定IPアドレスをなぜ使うのか?

利用者を制限してセキュリティを強化する

サーバを使ってサービスを提供する場合には、常にハッカーやクラッカーからの攻撃にサービスがさらされます。サービスでのセキュリティ強化には限界もありますので、簡単にできるIPアドレス制限をすることでセキュリティ強化が比較的簡単にできます

二要素認証と同じで、1つの複雑な条件で制限するより、2つの簡単な条件で制限する方が容易です。

セキュリティ維持にかかる費用を削減できる

これも2要素認証のメリットですが、IPアドレスで門前払いできます。そのため、サービスで実装するセキュリティレベルが低くても一見さんお断りのシステムで全体のセキュリティレベルは高く維持できます。

固定IPアドレスが簡単に使えないのはなぜ

IPv4グローバルIPアドレスは増やせないから

1990年代からIPv4アドレスは足りないと言われています。32ビットの長さで変更できません。IPv4アドレスは約43億個あります。インターネット人口が増えている状況では、アメリカ(人口3億2千万人)と日本(人口1億2千万人)、中国(人口13億人)の全員が使ったらすでに足りなくなる計算です。

IPv4アドレスはパソコンやスマホ、タブレットだけではなく、サービスを提供するサーバーやネットワークを接続する機器にも使います。そのためIPv4アドレスが不足して枯渇することは明らかでした。

インターネットの利用端末が増えたから

これもIPv4アドレスを枯渇させるには十分な理由です。サービスと利用者が増えればIPv4アドレスがさらに必要となります。

このためIPv4アドレスはインターネットが身近になるにつれて枯渇していきました。

固定IPアドレスを提供するサービスを利用

そんな貴重になったIPv4アドレスを固定的に割り当ててもらえるサービスがあります。

プロバイダの固定IPアドレス提供サービスを利用

インターネットへの接続を提供してもらえるプロバイダのオプションメニューとして、固定IPアドレスの割当を提供しているプロバイダは少なくなっていますがあります。

でも使い慣れたプロバイダやキャリアを使いたいですよね。そう思うのであれば固定IPドレスをサービスとして提供してくれるサービスを利用しましょう。

使い方は申し込んでVPN接続するだけです。L2TPと記載があるのはIPsecも含まれています。2か月無料なので始めやすいです。

固定IPアドレス提供サービスを利用

利用しているプロバイダが固定IPアドレスをオプション提供している場合はそれを使うもの有効です。スマホやタブレットのキャリア選択の自由度が無いので注意が必要です。

まとめ

以前は固定IPアドレスを割り当てるオプションが多かったのですが、最近は減りました。スマホやタブレットを使うキャリアにはあまり固定IPアドレス割り当てが無いので、キャリアやプロバイダに関係なく、固定IPアドレスを割り当てるサービスを提供してもらえるのは選択肢が増えるので助かります。

固定IPアドレスの割当が終わったら、本当に割り当てられているか確認します。グローバルIPアドレスを調べるにあなたの端末が使っているIPアドレスを表示するページとしています。

固定IPアドレス提供サービスで提供された固定IPとなっていれば成功です。

Mac Bookは4点気を付けると使いこなせます!

2020年モデルのMac Bookがスペックの割に安価なので、初めてMac Book Airを買ってみました。私はSEですが、Macを本格的に使うのは初めてです。

Mac Book Air 2020

Mac Bookが気になっている人、既に購入したが使いこなすのに苦労している人は居ると思います。私も最初はWindowsを使っているとMacに戸惑って使いにくいと思うこともあると思います。でも、Windowsとの違いの3点に気づくとMac Bookがとても使いやすくなりました。

Mac Book を使いはじめて1週間ほどです。この記事は、Mac Bookを気になっている人でWindowsしか知らない人がMac Bookを使いこなすコツを4点まとます。

このページの結論

Mac Bookを使い始めるコツは次の4点です。

  1. ファイアウォールが標準では無効状態です。すぐに有効にしましょう。
  2. トラックパッドをクリックする時に一本指のクリックはWindowsの左クリックです。Windowsの右クリックは二本指でトラックパッドをクリックします。
  3. Macでウィンドウメニューは上部のメニューバーに表示します。
  4. WindowsのタスクバーのアイコンはMacではDockに表示します。

 

Mac Bookを使いこなすポイント

ファイアウォールを有効にする

Windowsだとファイアウォールは標準で有効ですが、Mac Bookは標準では無効でした。早速有効にします。システム環境設定を起動します。

Macのアップルメニューからシステム環境設定を開く

上の図のように、アップリメニューを表示して、システム環境設定を開きます。

ファイアウォールをオンにするためにMacのセキュリティとプライバシーを開く

上の図のように、システム環境設定のウィンドウが開きます。赤丸にあるセキュリティとプライバシーをクリックします。

Macのセキュリティとプライバシーのウィンドウでファイアウォールタグを表示

上の図のように、セキュリティとプライバシーのウィンドウが表示されたら、ファイアウォールのタグをクリックします。

Macのファイアウォール設定を変更するためにロックを解除

上の図のように、ファイアウォールの設定が表示されたら、左下の赤枠にあるカギをクリックします。

Macでシステム設定を変更するためにパスワードを入力

上の図のように、システム設定を変更するために、パスワードまたはTouchIDで認証が必要です。認証が通ればシステム環境設定ができるようになります。

Macでファイアウォールをオンにする

上の図のように、やっとファイアウォールを有効にできます。赤枠内をクリックしてファイアウォールを有効にします。

Macのファイアウォールが有効になったことを確認

上の図のように、左上の赤枠でファイアウォールがオンと表示されていれば正常にファイアウォールが有効になりました。システム環境設定のウィンドウを閉じて大丈夫です。

トラックパッドでの左クリックと右クリック

Windowsの左クリックと右クリックは、Mac Bookでは違いがあります。機能や役割はほぼ同じですが、Macでは左右と言う使い分けは無いと思います。

Windowsの左クリックは、Macでは指1ほんでトラックパッドをクリックします。クリックしながらドラッグすることも可能です。

Windowsの右クリックは、Macでは指2本でクリックします。

クリックとは別ですが、指2本で上下にスワイプで上下スクロール、左右スクロールでブラウザの戻ると進むの操作が可能です。指2本で上下はWindowsでもありますが、指2本で左右スクロールは無かったと思います。

指3本だと仮想デスクトップの操作ができます。指3本上下スクロールでウィンドウを他デスクトップへ移動させることができます。指3本左右スクロールでデスクトップを移動できます。

ここまでトラックパッドで操作できると、Mac Bookにマウスは要らないと思います。

Macのアプリケーションはどこ?

最近使ったアプリケーションは下中央にあるDockに表示されます。

MacのアプリケーションはDockに表示

Dockには全部のアプリケーションが表示される訳ではありません。有用なものや最近使ったアプリケーションが表示されます。

全部のアプリケーションはWindowsのエクスプローラのようなFinderを表示して、左メニューからアプリケーションを選ぶと右エリアに全てのアプリケーションのアイコンが表示されます。

MacのFinder

上の図のように、人の顔のようなアイコンです。Finderを起動してアプリケーションメニューを表示します。

MacのFinderからアプリケーションの一覧を表示

上の図のようにアプリケーションのアイコンを表示できました。ここからデスクトップにショートカットアイコンを作ることもできます。

Macのウィンドウメニューはどこ?

Macのウィンドウのメニューは、上部のメニューバーに統合されてます。メニューバーの左がアップルメニュー、右にアプリケーション名、右からがアプリケーション用のメニューになります。

Macのメニューバーのアプリケーション毎の変化

上の図は、4つのアプリケーションを起動してアクティブウィンドウを変えてみました。アプリケーション毎にメニューが変わることがわかると思います。

ネットワーク接続

Bluetoothテザリングも使える

Windowsでは苦労しましたが、Macはテザリングするとすんなり使えました。WindowsのBluetoothテザリングについては、Bluetoothテザリングを使いこなすに纏めています。

Bluetoothを有効にする

Macの標準状態ではBluetoothは無効状態です。次の手順に沿って有効にします。

Macのアップルメニューからシステム環境設定を開く

上の図のように、左上のアップルメニューをクリックして「システム環境設定…」を開きます。

Macのシステム環境設定からBluetoothを選択

上の図のようなシステム環境設定のウィンドウが開きます。赤丸のようなBluetoothアイコンを探してクリックします。

MacのBluetoothシステム環境設定で設定する項目

上の図のように、Bluetooth環境設定が開きます。ここでは2つ設定します。①Bluetoothを有効にします。②メニューバーにBluetoothを表示にチェックを入れてメニューバーから操作できるようにします。Bluetooth環境設定も下のように変わります。

Bluetooth有効後の設定画面

上のように「Bluetooth:オン」と表示されており、メニューバーのBluetoothの状態が下の図のように変わっていればBluetoothは有効に変わっています。

Bluetoothを有効にしてメディアバーに表示した表示した状態

スマートフォンとBluetoothでペアリング

Mac BookでBluetoothを有効にして、Bluetooth環境設定を開いている状態にします。次にスマートフォンでBluetoothのペアリングを開始します。ペアリング先の機器に同じコードが表示されるのを確認してペアリングを完了します。

Mac BookのBluetooth環境設定を見ていると、Bluetoothペアリング対象の候補が上がってきます。

MacでBluetoothテザリング開始の状態

上の図の赤枠無いのように、ペアリング可能なスマートフォンが上がってきます。接続ボタンをクリックしてペアリングします。

MacのBluetooth環境設定でペアリングが完了

Bluetoothペアリングが完了すると上の図のように、接続ボタンが消えて未接続と表示されます。

Bluetooth環境設定は閉じて大丈夫です。

Bluetoothテザリングを開始

メニューバーのBluetoothアイコンをクリックしてメニューを表示すると、先ほどペアリングしたスマートフォンの名前が表示されてサブメニューが表示されます。

MacでBluetoothテザリングを開始

上の図のように、赤枠のネットワークへの接続をクリックします。これでBluetoothテザリングを開始します。

上の図では無線LANが繋がっている状態でBluetoothテザリングを接続していますが、ネットワークのトラブルを回避するためにはネットワーク接続を1つに絞ってください。そのため、無線LANなどのBluetoothテザリング以外のネットワークから切断してからBluetoothテザリングで接続します。

Bluetoothテザリングが接続できるとメニューバーのBluetoothアイコンが変わります。

Bluetoothテザリングを解除するにはBluetoothアイコンからペアリングしたスマートフォン名で始まるサブメニューを開きます。

MacでBluetoothテザリングを終了する

上の図のように、①Bluetoothアイコンをクリックしてペアリングしている機器(上の図ではXperia XZ2)のサブメニューを開き、②ネットワークから接続解除をクリックしてBluetoothテザリングを終了します。

以上でMacでのBluetoothテザリングの説明は完了です。

有線LANはUSBハブが必要

2020年の新しいMac BookはUSB Type-Cのポートしかありません。そのためUSB Type-AやHDMI、VGA、有線LANのポートはUSBハブが必要です。私が購入したのは下の製品です。

直付け式はMac Book本体のUSB Type-Cポートに重みが負担となるので、選択しませんでした。SEという職業病なのでしょうか、色々なポートに対応したく、多機能製品を選びました。

Mac Book AirでUSB Type-C ハブを接続したイメージ

上の図のように色味も合っているのでとても満足しています。

まとめ

私が初めてMac Book Airを使って気になったところ、つまづいたところを解決方法も合わせて説明しました。思っていたよりは使いやすかったです。人によっては使いにくいと言う人も居ますので。

最後に感想ですが、Microsoft Officeが2007以降でリボン形式になった時にも使いにくいと言う人も居ました。新しいことをするために慣れる必要はあると思います。時代の変化に対応していく必要があると思いますので、使いにくいからと捨てたり諦めたりするのではなく、何とかして使いこなすことを考えた方が良いと思います。

Windows10はProをSEにお勧めします!

Windows10にはHomeとProのエディションがあります。Windowsパソコンを選ぶときどちらを選びますか? 安いHomeを選びますか? それとも機能豊富なProを選びますか? とても迷いますよね。

本ページでは、使ってみてSEにお勧めできるProの使い方を紹介します。

Windows10のどちらを選ぶますか
このページの結論

Windows10はProエディションをお勧めします。理由は以下2点にメリットを感じるかどうかです。

  1. Hyper-V上で他のOSを動かして試すことができる。他OSとは具体的にはWindows ServerやCentOSなどです。
  2. リモートデスクトップサービスを使える。デスクトップPCをリモートからノートPCで管理するために使えます。

上記2点にメリットを感じない方はHomeを使ってください。

Windows10 HomeとProの違い

HomeとProの違いはMicrosoftのWindows 10 Home とProの違いに詳しい説明があります。Proが企業用途に近いことはわかりますが、個人で使える理由はなかなか見えません。

あと価格も違います。以前は10,000円位Proの方が高かったのですが、最近のAmazonだと4,000円位しか差がないようです。

Windows10 Proのお勧めポイント

さて、Microsoftの説明ではHomeが個人用でProが企業用と想定しています。でも企業用のProであっても個人で有用な機能があります。有用と思う機能を2つ紹介します。

最大のメリットHyper-Vが使える

Hyper-VはMicrosoftが提供するハイパーバイザーベースの仮想化システムで、Windowsの上で別のOSを動作させることができます。

本ページでもHyper-VがProで標準添付されていることを、仮想環境を個人で試用してみたいで説明しています。VMWareは試用しかできませんが、Hyper-VはPro以上のエディションで標準添付で使えます。

CentOS8を最短でインストールするでは、具体的にCentOS8をインストールする方法を紹介しています。WindowsOSも評価版をインストールすることで180日は評価利用することができます。

こんなに簡単にサーバ環境を無償で簡単に使える環境は無いと思います。仮想化環境を使う必要があるSEの方やパソコンのことOSのことを勉強したい人にはとても良い環境でお勧めできます。

リモートデスクトップサービスが使える

私がお勧めするもう一つの理由がリモートデスクトップサービスが使える点です。Homeでは使えません。フリーのVNCなどを使えばリモートデスクトップはHomeで使えますが、Windowsのアップデートなどで動作しなくなる危険もあります。

Pro以上であればMicrosoft標準のリモートデスクトップが標準添付されていますので、特にデスクトップにはProエディションをお勧めします。前項のHyper-Vをパワフルなデスクトップで実装して、サーバのように使えます。ノートPCからサーバをリモート管理するためにリモートデスクトップを使うことができます。

その他のProのメリット

その他にはほぼ企業用途ですが、紹介いたします。

ActiveDirectoryへ参加できる

Windows10の設定を一元管理ができる機能です。明らかに個人用でなはく、企業が全体のWindows10のセキュリティレベルを一定以上に維持するために使います。グループポリシーという機能でWindows10のパソコンのハードウェアからソフトウェアやアカウントまで細かく制御できます。

BitLockerでディスクを暗号化できる

サードパーティ製でも実現できますが、先ほどのActiveDirectoryで一元管理ができるので、やはり企業用です。

まとめ

私がProをお勧めする一番の理由はHyper-Vがとても使いやすいことです。仮想サーバをいろいろ立ち上げていますが、サーバOSの検証目的で使うには一番良いと思います。

Hyper-Vが要らないのであれば、Homeを選択するのも良いと思います。参考になれば幸いです。

ネットを安全に使うには道具の整備と敵を知ること!

インターネットのことを略して「ネット」と言いますが、ネットサーフィンって危険って思う方が多いですよね。登録セキスペを持っていて、セキュリティの専門にしているSEの私から見るとそこまで神経質になる必要はないのですが、知らないということは怖いです。

ネットを安瀬に使うには

本記事ではネットを安全に使う方法を簡単に4点にまとめます。初心者の方でもこれだけ抑えれば怖い情報漏洩は起こさないと思います。

このページの結論

ネットを安全に使うには以下を気を付けましょう。

  1. ホスト型ファイアウォールは無効にしない
  2. 使っている端末のソフトウェアは最新版にしておく
  3. 通信路を暗号化していないWebサイトなどへ接続しない

ネットの安全は現実世界と同じ

まずは何が危険なのかを知りましょう。現実世界では金品を強奪されたり、自身に降りかかる危険を避けることです。

  1. すでに分かっている詐欺などの手口を理解する
  2. 現金を必要最小限にするなど損害を減らす
  3. 犯罪に遭遇した場合の逃げる方法を知る

ネットの世界では、非公開の情報が一番大事です。現実世界の自身の代わりになるのは、スマホやタブレットやパソコンになります。

  1. セキュリティパッチをソフトウェアに当てて、弱点をなくす
  2. 不必要な情報をスマホやタブレットやパソコンに入れておかない
  3. 標的型攻撃メールなど、攻撃を受けた場合に回避の仕方を理解する

こうやって対比すると現実世界とネットの世界は基本的に同じです。現実世界の貴重品はネットの世界では個人情報などの貴重な情報になります。

ネットの前に端末の安全確保

本格的なネットの利用の前に、道具のメンテナンスをします。ネット利用の道具となるのはスマホやタブレットやパソコンなどの情報端末といわれるものです。

道路を走る自動車が道路を走る前には定期的に点検して安全を維持するのと同じように本格的にネットサーフィンする端末もセキュリティパッチを適用して安全点検します。

Windows10パソコンのセキュリティパッチを含むソフトウェアの更新が有るかを確認する方法はWindows10のソフトウェアの更新確認に説明していますので、参考にしてください。

ウイルス対策ソフトもWindows Defenderではなく有償の製品を使って安全性を高めましょう。有償のウイルス対策製品でも無償版を提供しているものもあります。詳細は無料ウイルスチェックで安全性を確認しようにまとめていますのでご覧ください。

Windowsファイアウォールは理由がわからない場合は有効にしておいてください。Windowsファイアウォールを無効にすると、インターネットから攻撃されて侵入される危険が高まります。ネットワークの安全性がわからない場合もあります。重要なので繰り返し説明します。Windowsファイアウォールは有効にしておいてください。

危険なネットを安全する方法

道具の準備ができたら、いよいよネットを安全に使う方法をまとめます。まずはWebサイトを閲覧するネットサーフィンやYoutubeなどの動画閲覧でも、SSLという通信路を暗号化する技術を使っています。

この通信路を暗号化するとネットでデータを安全に受け渡す基本になります。

Webサイトがhttpsで暗号化されていない場合にはVPNを使って暗号以下しましょう。オープンWiFiなど、安全性が確認できないネットワークの場合はVPNサービスを使うのが良いです。

ネットの危険を知っておく

端末のセキュリティを確保して、ネットワークのセキュリティも確保できたら、後は使うだけです。使う際に気を付ける点は機械的に守れるものではないです。使う人が危険性を理解して引っかからないようにします。

具体的には怪しいメールやSNSのリンクをクリックしない、信頼できないアプリはインストールしない、情報を信憑性を確認する。現実世界と同じで詐欺が横行しています。現実世界と違うのは国境がないことです。このため、国外からも怪しい情報がよく来ます。

敵を知るにはどんな危険があるか実際に知りましょう。日本の情報セキュリティを専門で扱っているIPには映像で知る情報セキュリティが公開されています。

ネットのセキュリティは必須スキル

テレワーク主体の業務が増えてきたこともありますが、ネットワークを自分自身で手配して使うことが必須スキルとなってきました。

テレワークのセキュリティについては、テレワークは3点気を付ければ安全ですにまとめていますので、参考にしてください。