ニュースを見ていたら、スマホメーカーが日本に進出との記事がありました。でも悲観的とのこと。
「日本のスマホ市場は閉鎖的で罠だらけ」、中国では「Xiaomiも成功できない」と諦めムード(外部サイト)
日本って閉鎖的なのかな…と少し調べてみても結構閉鎖的と言われていますね。代表的なのは厚切りジェイソンさんです。
厚切りジェイソン「本当に外国人を呼ぶ気あるの?」(外部サイト)
閉鎖的というか、日本人は以下の3つの思いが強いと思います。
- 安定を求める
- 普通を求める
- 集団を求める


安定を求める
そもそも日本人は四方を海に囲まれた島国であり、安全でした。この安全性の高さから安定も高いものを求めるため、諸外国の人と比べると日本人は安全や安定を脅かすリスクに対して危機感が強いと思います。
日本人の安定志向について説明があります。
日本人の安定志向は遺伝なのか(外部サイト)
「内向き志向」と「安定志向」が根強い日本学生【沈 才彬】 (外部サイト)
他にもありますが、やはり安定志向が強いようです。親からの影響も大きいようですが、日本の高度経済成長期とバブル崩壊を体験した親を見ているとより安定を求める気持ちが強いことは理解できます。
普通を求める
日本人って、一流大学に進学して、大企業に就職するのを安定した「普通の生活」という人が多いと思います。外国人から見た日本の普通に関する記事を見て気づいたこともありました。
決して普通じゃない、日本人の“普通”(外部サイト)
日本って確かに過剰なサービスを普通と思うところがありますよね。これはより良いサービスに最初は感動するもいつしか当然にことになり、それが普通となってしまったと思います。で、良いサービスができないお店は淘汰されるという流れで日本のサービスは向上して行っていると思います。人は少しづつ変化するものには鈍感ですから普通のレベルが上がっていることの認識はないですよね。
普通を求めるというより、安価なサービスを利用するのは見栄とかプライドとかあるのでしょうか。確かに私自身、普通より下のサービスを利用するとなると周りの目を気にしていた時期もありますね。今は気になりませんが(笑)。
少し前ではみな大企業の正社員を目指していました。
「普通の人のハードル、上がり過ぎてない?」という投稿に共感多数 「昔はサザエさんも野原家も普通だった」(外部サイト)
これも先ほどの外国人から挙げた「決して普通じゃない、日本人の”普通”」の考察である内容と合致します。一番良いものやサービスが次の普通になる、でも料金を上げるとクレームが来る…厳しい世の中です。
集団を求める
集団の思考に染まったり、群れたりすることが多いという意味で、「集団を求める」に括ってます。
日本人はなぜ「集団の考え」に染まりやすいのか?(外部サイト)
集団を求めるというよりも、集団でないと生活できなかった過去があったからだと言われています。例えば「学校教育」は完全な集団志向です。欧米のように飛び級もない、勉強できる人や優秀な人を妬む人もいる。社会に出ると優秀な人に仕事を押し付ける風潮があります。本来仕事ができない人が悪い場合であってもです。
まとめると…
日本人は閉鎖的ではなく、変わることを恐れすぎているだけだと思います。なぜ変わることを恐れているのかというと、島国であったため変わる必要が無かったためだと思います。
今までは変化を避けていてもなんとかなりましたが、今後のグローバル化は変化に対応できる必要があります。すでに待ったなしの状況です。学校においても、職場においても変わらないことによる不利益が出ています。
具体的には、以下2点です。
- 飛び抜けて優秀な学生が少ない。
- 社会人の生産性は先進国最低の状況
これからは集団志向ではなく、優秀な人の意見を本気で聴いて、今までのやり方を本気で変えていかないと日本は経済でも外交でも本当に沈没してしまいます。

