DNSって何だろう?

インターネットと言って、表舞台ではWebサイトやらSNSやら騒いでいますが、絶対に必要なものがあることをご存じでしょうか。今回取り上げるのは目立たないのですが、インターネットを陰で支配しているDNSです。DNSが無いと便利なインターネットが全く使い物にならないことになるからです。

このページでは、DNSをよくわからないという方向けに詳しく説明していきます。

DNSは何なのか?

DNSは一言でいうと、人が理解しやすい名前と機械が理解しやすいIPアドレスの対応付けをします。人は数字の羅列を覚えるのは難しいですが、意味のある名前なら憶えやすいです。

DNSと近いものを探してみると、電話で104にかける番号案内サービスです。

DNSは英語の略語で正式名を書くとDomain Name Systemの略です。それぞれ日本語にすると、Domainは「領域」とか「範囲」、Nameは「名前」、Systemは「仕組み」とか「体系」になります。

日本語をつなげて意味が通るようにすると、名前の範囲を管理する仕組みです。ここまでをまとめると

DNS とは 名前の範囲を体系化する仕組み

です。まだよくわからないので、もっと掘り下げます。

「名前の範囲」の意味と「体系化」

範囲はドメインと言います。具体的なドメインはこのサイト名singomemo.comも名前の範囲の一つです。 ピリオドでつなげた文字列でドメインを表現する場合、文字列のことをドメイン名と言います。

このWebサイトのドメイン名はsigomemo.comになります。以前はWebサイト名にwwwを付けて、www.singomemo.comとしていましたが、短くするためにドメイン名と同じWebサイト名にするのがトレンドです。

DNSがドメイン名を体系化する仕組みは、ツリー構造に置き換えて解釈します。

ドメインツリー

上から順に配置していきます。一番上に配置するものは一つだけで、ルートドメインと言います。ルートドメインの直下はトップレベルドメインです。ここにはサイト名は置かず、国別やサービス別の予約ドメイン名が入ります。国別トップレベルドメインはjp(日本)、ch(中国)、kr(韓国)などであったり、サービス別ではcom(商用)、net(ネットワーク系)などがあります。

ルートドメインのピリオドは無視して、上の図のように文字列を線でつなげるとsingomemo.comになります。ドメイン名はこのドメインツリーと対応させて体系化します。

ドメイン名をツリー状に体系化すると、ドメイン名の重複を避けられます。同じ階層で名前が重複しなければドメイン名は重複しない仕組みです。

DNSが管理するもの

DNSはドメインツリーにそってドメイン名を割り当てます。割り当てられたドメイン名はその下のレベルの名前の決定権を持ちます。例えばドメイン名singomemo.comは私が管理しています。割り当てた名前はwww.singomemo.com、mail.singomemo.comの2つがあります。

wwwやmailのほかにも名前は作れます。例えばwww2やwww3、pop3やimap用のピリオドを含まない名前で作ることができます。この一つ一つの名前をDNSレコードと言います。DNSレコードでは名前とIPアドレスを対応付けます。

例えばwww2.singomemo.comをIPアドレスの192.168.0.1に割り当てる。www3.singomemo.comをIPアドレスの192.168.0.2に割り当てる等ができます。

DNSでできること

DNSでは、名前からIPアドレスに対応づける「正引き」(せいびき)とIPアドレスから名前に対応づける「逆引き」(ぎゃくびき)の機能を提供しています。

逆引きを使う場面は少ないですが、DNSサーバやメールサーバを認証する際に使います。

DNSの特徴

DNSはドメイン名をドメインツリーとして体系的に管理する仕組みができています。例えば、「ルートドメイン」はこのIPアドレスのDNSサーバ、「トップレベルドメイン」のjpドメインはあのIPアドレスのDNSサーバ、comドメインはそのIPアドレスのDNSサーバ のように、分散して管理する仕組みができています。

DNSの実装方法

DNSを実際に実装するには順番があります。

ドメイン名を取る

ドメイン名が欲しい場合、日本ではJPRS(日本インターネットレジストリサービス)という会社が管理しています。と言ってもJPRSは直接ドメイン名を販売しません。

そこで代理店(JPRSでは指定事業者と説明)を使います。一番有名で安いのはお名前.comです。ドメイン名は早いもの勝ちですので、欲しいドメイン名が他人に取られないように早めに押さえる必要があります。

DNSサーバ

DNSサーバは、BINDやdjbdnsと呼ばれるソフトウェアをインストールして設定する必要があります。ただ、プロでないと十分な設定ができないうえに面倒なので、お名前.comをお勧めします。ここからはDNSサーバの種類について説明します。

コンテンツサーバ

DNSの体系を実現するサーバをコンテンツサーバと言います。「DNSルートサーバ」を聞いたことがないでしょうか。DNSのルートドメインを管理するDNSコンテンツサーバです。

リゾルバサーバ

リゾルバサーバはパソコンなどからWebサイト名からIPアドレスへの変換を受け付けるサーバです。このリゾルバサーバが電話番号案内サービスに一番近いサーバです。

リゾルバサーバにはコンテンツサーバから得られた名前とIPアドレスの対応付けを一定時間保管します。この機能をDNSキャッシュと言い、インターネットの名前利用をスムーズにします。

DNSサーバの冗長化

DNSサーバはドメイン名とIPアドレスを対応づける大事なサーバであるため、2台以上のサーバが必要です。これも大変なため、お名前.comに任せましょう。

まとめ

DNSについてまとめてみました。ポイントは3つあります。

まとめ
  1. DNSは電話帳と同じです。名前とIPアドレスの対応付ける機能を提供します
  2. DNSは名前をツリー状にして管理します
  3. DNSはツリー状に管理する名前とIPアドレスへの対応は分散して管理します

パソコンとスマホとタブレットの使い分け

突然ですが、情報端末が今大きく3種類に分けることができ、日々進化しています。3種類はパソコン、スマホ、タブレットですが、結構な台数を個人で持っている人もいると思います。

皆さんうまく使い分けできていますか? 「買って後悔した」とか、「意外な使い方ができて買ってよかった」とかあると思います。

パソコンとタブレットとスマホの画像

本記事では、3種類の端末の使い分けについて個人的な意見をまとめました。参考になれば幸いです。

いきなり結論

私の環境ですが、次のように使い分けています。

  • パソコンは文書作成などの大量の入力処理に使う
  • スマホは電話と移動中の情報収集、電子決済に使う
  • タブレットは電子書籍の読書、子供への初期情報教育に使う

詳しく説明していきます。

パソコンの用途

文書作成です。このブログページやメール送受信する際にはパソコンを使います。また画面が12インチ以上で大きいので見やすいです。

私自身がSEをやってますので、コマンド入力する作業もあります。その時もキーボードがあるパソコンなら入力も早く使いやすいです。

フリーソフトも多く、かさばること以外にデメリットが無いです

スマホの用途

スマホの用途は、電話やLINE等の連絡、移動中の簡単な情報収集、最近では支払いやポイントカードの管理に使ってます。電子決済がとても便利です。本当に財布が不要になります。

スマホ操作が画像

次に音楽聞いたり、鞄に入れても重さや大きさが邪魔にならないので、携帯するには最適です。無線化したイヤフォンの性能もよいので、長距離の移動中には音楽を楽しんでいます

スマホとイヤフォン

タブレットの用途

画面が7インチ~10インチのため電子書籍を読むために最適です。また幼稚園や小学校低学年の子供への情報教育に最適でした。パソコンやスマホでは高機能すぎて、子供には与えても使いこなせないです。

電子文書を読んでいるイメージ

私には二人の子供が居て、情報教育に中古のiPadを与えました。見事に使いこなしており、私が使い方を教えてもらうこともあります…。タブレットが使いこなせるようになれば、パソコンはタブレットにキーボードが付いているだけですので、苦手意識無くパソコンを使いこなせると考えています。

あとは手書き入力がしやすいです。絵や手書き文字の入力はやはりパソコンやスマホよりタブレットが使いやすいです。

手書き入力のイメージ

まとめ

タブレットと言えばiPadが有名ですが、iPadのメーカーAppleは現在教育分野に力を入れています。子供の情報教育にiPadを使うのは、現在のトレンドですので、子供へのICT教育に対する費用対効果は高いと思います。

参考になれば幸いです。

HDDに保管した個人情報の確実な廃棄について

SEやってると気になる点が一般の人とちょっと違うと思いますが、個人情報の廃棄について気になる記事が2つありましたので、情報の取り扱いを考えてみたいと思います。

「桜を見る会」菅氏の鉄壁答弁崩れ、危機管理に綻び(外部サイト)

HDD「簡単で毎日のように盗んだ」容疑者、早朝狙いか(外部サイト)

上記2つのサイトでは情報管理の徹底と不備があります。「桜を見る会」では「情報管理を徹底しており、バックアップは完全消去しています」と宣言しています。一方HDD盗難では、記録した情報の完全消去は難しいと言われてます。これ矛盾してそうに見えます。

一番確実な情報の消去

わかりやすくて確実は方法は記録媒体の物理的廃棄です。わかりやすく言うと記録面を折り曲げたり、傷を付けて使えないようにします。HDDは記録面に穴を開け、SSDの場合はフラッシュメモリに穴をあけてしまうのが簡単です。

ただ、専用の機械が必要なのと一つずつ破壊していくため、全部のHDDやSSDを破壊するのは結構な重労働です。情報廃棄時には証明のため報告書も必要ですので、写真を付けて報告書を作ることもします。具体的には動画がありましたので、参考までにリンクを掲載します。

サーバ等ならHDD多数使いますので、面倒なものです。ただ機械的に読み取る動作ができないので、一目で目的を果たせることはわかります。

ただ、やったことありますけど本当に面倒です…。お金があるなら委託した方が楽です。

HDD再利用するためのデータ完全消去方法とその確認方法

データ消去専用のソフトウェアを利用する方法があります。

  1. EaseUS Partition Master (外部サイト)※無償版あり
  2. ディスク消去ユーティリティ(外部サイト) ※フリーソフト

探せばいろいろなデータ消去ツールがあるのですが、問題は削除したデータを復元できないことを確実に確認する方法は何かです。復元できないことを確認するには当然消去したソフトと別なソフトウェアで確認します。

  1. DiskDigger (外部サイト)※フリーソフト、日本語対応
  2. Recuva(外部サイト)※無料版あり

2つのツールともに日本語化されているので、使いやすいです。試しにデータをフォーマット(クイックでは無い)して復元してみましたが、復元できました。

データ消去専用ソフトウェアを使ってデータを消去すると2つのツールともに復元できなかったので、完全に消去できているようです。

でも、どうやって完全にデータを消去したかを証明する方法が無いですね。データを確実に消去したことを証明しやすいのはやはり物理破壊です。といっても個人で使うには使いやすいです。

「桜の会」の出席者名簿について

本当に完全消去できたなら、正直どうやったのかを知りたいです。バックアップとかどこかに残ってそうなのに。

いろいろ調べれば出てきそうな気がしますが、真実の究明は関係者にお任せします。

インク残量が表示されないEPSONプリンタ

古いですが、EPSONのPM-T960という複合機をまだ使っています。

↓こんなプリンタです。

EPSON_PM-T960の画像

家のパソコンのOSをWindows7からWindows10に入れ替えた際に、LANに接続しているEPSON製プリンタにおいて、インク状態を表示できない問題が発生しました(Windows7でも発生はしてました)。試行錯誤してインク表示ができるようにやっと解決しましたので、同じ問題を抱えている方の参考になればと思い、設定方法をまとめます。

結論だけ知りたい方は、本文内リンク「私が採った解決方法」をクリックしてください。

EPSONプリンタの前提条件

前提条件は以下とします。

  1. EPSON製プリンタをネットワークに接続済み
  2. プリンタドライバはインストール済み
  3. EPSONプリンタウィンドウ!3のインストールしたが、インク状態は非表示

それぞれ順番に説明して解決方法を説明します。

1. EPSON製プリンタをネットワークに接続済み

まずはEPSON製プリンタをLANに接続できるようにします。IPアドレス割り当てて、無線LANなら無線で接続して、ネットワークに表示されるかPINGコマンドで接続できるかを確認してください。

↓ネットワークで表示される状態

↓PINGコマンドで接続できている状態

2. プリンタドライバはインストール済み

プリンタドライバはEPSONのサポートサイトからダウンロードしてインストール済みで、テスト印刷もできている状態を想定しています。

3. EPSONプリンタウィンドウ!3のインストールしたが、インク状態は非表示

EPSONプリンタウィンドウ!3もEPSONのサポートサイトからダウンロードしてインストール済みである状態を想定しています。

それでは私の解決策を簡潔に説明します。

私が採った解決方法

ポイントは以下になります。

  1. 標準TCP/IPポートを追加する
  2. プリンタのプロパティで標準TCP/IPポートを使用する設定に変更する

私の環境では上記2点で解決しました。

1. 標準TCP/IPポートを追加する

Windows でプリンタの印刷設定を開きます。インク状態が表示されないので、下のように表示されていると思います。

プリンタの印刷設定でインクが非表示状態の画像

では、次にプリンタのプロパティを開きます。「ポート」タブを表示すると下のな状態と思います。WSDポートが選択されていると思います。ポートの追加を行い、TCP/IPポートを追加していきます。

プリンタのプロパティ内のポートタブ情報のイメージ

下図のようにプリンタポートの追加ダイアログが表示されます。「Standard TCP/IP Port」を選択して「新しいポート」ボタンをクリックします。

プリンタポートの追加ダイアログ

下図のように追加ウィザードの開始ダイアログが表示されます。「次へ」ボタンをクリックして進めます。

標準TCP\IPプリンターポートの追加ウィザードの開始ダイアログ

下図のように次に標準TCP/IPポート追加のダイアログに変わるので、「プリンター名またはIPアドレス」の欄に接続が確認できた名前もしくはIPアドレスを入力します。本記事では、EPSON-PM-T960もしくは192.168.0.250です。ポート名は「プリンター名またはIPアドレス」欄に入力したものがそのまま入ります。

ポートの追加のイメージ

入力が終わったら「次へ」ボタンをクリックしてください。下図のように「TCP/IPポートの検出」ダイアログに変わります。

TCP/IPポートの検出ダイアログの画像

完了すると下図のように完了画面が表示されます。私の環境では名前で登録しました。「完了」ボタンをクリックしてダイアログを閉じてください。

以上で標準TCP/IPを使うポートの登録が完了しました。次はいよいよ追加したポートを使うようにプリンタのプロパティを変更していきます。

2. プリンタのプロパティで標準TCP/IPポートを使用する設定に変更する

プリンタのプロパティを開き、「ポート」タブを表示すると下のな状態と思います。WSDポートが選択されていると思います。下図の赤枠内のように標準TCP/IPポートあ追加されているので、それをチェックして「適用」ボタンをクリックしてください。

プリンタのプロパティでポート変更前の状態

少し待つと下図のようにダイアログの表示が変わります。「OK」ボタンをクリックして閉じてください。

プリンタのプロパティのポート変更後の状態

以上で設定は終わりです。いよいよインク状態を確認します。

3. プリンタのインク状態を確認

プリンタの印刷設定を開くと下図のように表示されます。

プリンタのインク状態表示

まとめ

プリンタドライバのインストール時はネットワーク情報を上手に引き継いだようですが、追加でインストールする「EPSON プリンタウィンドウ!3」はネットワーク情報を上手に引き継げなかったようですね。

今回の解決策以外にもWSDをファイアウォールで許可すると利用できると考えられるのですが、そこまでは確認できていません。ファイアウォールのポートを開けるのは、十分に検証しないとセキュリティ上のリスクが上がる危険性があるため、今回は既存の枠組み内で解決しました。

長文になってしまいましたが、参考になれば幸いです。

マニュアル作成 画面 取り方

みなさん、普段Word等を使ってシステムの利用者にマニュアルを作っていると思います。Windows上で動くアプリケーションならスクリーンショット等で操作イメージを取れると思いますが、OSのインストール等で画面イメージが取りにくい場合でも画面イメージを取る方法をお伝えします。

使いやすいマニュアルで皆が幸せになれたら私も助かるので、TIPSとしてお伝えします。参考になれば活用してください。今回はOSのインストールイメージを取る場合を想定していますが、他にも活用できると思います。

準備

まずは以下を準備します。勘の良い方ならもう理解できるかもしれません。資料作成用のベースはWindowsとします。

  1. VMWare Workstation Playerをダウンロード
  2. インストール用のメディアを準備

VMWare Workstation Playerをインストール

VMWare Workstation PlayerはVMWareのサイトからダウンロードします。本記事執筆時点(2019年11月16日)現在、商用以外での利用で個人利用ならば、無償で利用することが可能です。リンク先の下にある、今すぐダウンロードをクリックしてソフトウェアをダウンロードします。

VMWare Workstation Playerダウンロードサイト

VMWare-player-15.5-*.exe(*は数字)の形式のファイルがダウンロードされます。これを実行してインストールしてください。インストールする際には、ミドルウェアPCの再起動が必要です。再起動後は自動でインストールが継続しますので、待っていればインストールが完了します。

インストール後、VMWare Workstation Playerを起動します。初回起動時はライセンス確認画面が出ますので、ライセンスを選択してソフトウェアを起動させてください。起動が完了すると以下の画面になります。

VMWare Workstation Playerの起動後

クリックすると、下のようにインストール元を選択するダイアログが表示されます。

インストール元を選択するダイアログ

インストール元を選択して「次へ」をクリックすると、OS事に必要な情報を入れる画面が続きます。必要な情報を入れ終わると仮想サーバが起動します。マニュアル用のインストール画面を取るだけなら、そこまで複雑な設定は不要ですので、適当でも良いと思います。

下のように起動選択画面を取ることも可能です。

起動選択画面

Windows10の起動画面も取ることができます。

さらにVMWare ESXiのインストール画面も取れます。

ESXiのインストール画面

実際に画面イメージを取る際はVMWareのタイトルは消さないとみっともないですので、ご注意ください。うまく活用すると見やすく効率的に画面イメージを取れますよ。

Windows10のソフトウェア更新が有るかを確認する

Windows10のOSだけでなく、有名で使用頻度が比較的高いソフトウェア(以降「代表的なソフトウェア」といいます)についても更新の有無を確認する方法をまとめます。

ポイント

Windows10の代表的なソフトウェアの更新が有るか確認する方法を説明します。代表的なソフトウェアは以下です。

  1. Windows10のOS
  2. Windows Defender
  3. Firefox
  4. Google Chrome
  5. Adobe Reader
  6. Adobe Flash Player

更新の有無を確認する方法

代表的なソフトウェアの更新を確認する方法についてまとめておきます。

Windows10のOS

Windows10のOSの更新状態は次のように調べます。

①スタートメニューを開き、②設定をクリックします。

Windows10のスタートメニュー

③更新とセキュリティをクリックします。

Windows10の設定画面

④左側メニューでWindows Updateをクリックします。

⑤右側上の「更新のチェック」ボタンをクリックして更新の有無を確認できます。

Windows10OSのWindowsUpdate

更新があれば右側に表示されますので、必要であればインストールしてください。再起動が必要となる更新が多いので、再起動できない場合には、再起動してよいか確認してから適用してください。

補足情報として、④⑤のWindows Update画面を一発で表示させるには、④を右クリックすると右側の⑥のようにスタートメニューへ貼り付けできるよう「スタートへピン留め」が選択できます。

WindowsUpdateのスタートメニューへの貼り付け

スタートメニューを開きなおすと⑦の形でショートカットの貼り付けができています。

なお、デスクトップには貼り付けできないようですので、ご注意ください。

スタートメニューへのWindowsUpdateショートカットの貼り付け状態

Windows Defender

Windows Defenderの更新状態は次のように調べます。

左図のように、タスクバーの通知アイコンから、

①Windows Securityのアイコンを右クリックして、表示されるメニューから、

②「保護の更新プログラムを確認」をクリックします。

右の下の図のようにこ、ウィンドウが立ち上がり、Windows Defenderの更新を確認します。

Windows Updateでも更新されますが、マイクロソフトの月例のセキュリティ更新以外であればこの手法の方が速い場合があります。

Windows Defenderの更新確認
Windows Defenderの更新確認画面

Firefox

FirefoxはMozilla社のサイトからダウンロードしてインストールすることができます。インストール後に更新の有無を確認する方法を説明します。

Firefoxを起動して、

①右上のメニューボタンをクリックして、

②ヘルプサブメニューをクリックします。

Firefoxのメニューボタン状態の表示

サブメニューが開きますので、

③「Firefoxについて」をクリックします。

「Firefoxについて」タイトルのダイアログが表示されます。

更新がある場合には右図の④の部分に更新中の状態が表示されます。

更新がない場合は「最新版です」と表示されます。

Firefoxの更新確認と更新中の状態

更新があり、ダウンロードが完了すると右側の⑤のように「再起動してFirefoxを更新」ボタンが表示されますので、更新します。

更新待ちのダイアログ

Google Chrome

Google ChromeはGoogleのサイトから取得できます。インストールした後に更新がないか確認する方法を説明します。

①Chromeの右上のメニューを開きます。

②メニューの下から3つ目にある「ヘルプ」をクリ九してサブメニューを開きます。

③サブメニューの「Google Chromeについて」をクリックします。

chromeの更新有無を確認するためのメニュー移動

④の部分に確認中を含めて更新の有無を表示します。

更新があると⑤近辺に「再起動」ボタンが表示されます。再起動して更新を反映してください。

更新有無の確認イメージ

更新がなく、最新版の場合は⑥のように表示されます。

Chromeは最新で更新が無い状態のイメージ

Adobe Reader

ソフトウェアはAdobe Acrobat Readerのダウンロードサイトから取得できます。本記事執筆時点の最新版はAdobe Acrobat Reader DCです。なお、「Reader」が無い製品はPDFを編集可能な有償となりますのでご注意ください。

Adobe Reader DCを起動します。

①メニュー「ヘルプ」をクリックします。

②サブメニュー「アップデートの有無をチェック」をクリックします。

右図のようにアップデートの有無を確認して、更新がある場合は表示されます。

更新が無い場合は最新版と通知されます。

Adobe Flash Player

Flash PlayerはAdobeのFlashPlayerのサイトから取得できます。ただ、Flash Playerは2020年12月末でAdobeのサポートが終了します。Windows8以降のInternetExplorerやChromeではFlash Playerが組み込まれているため、個別にダウンロードする必要はありません。個別にダウンロードする必要があるのはFirefoxやOpera、Chromiumが必要とします。

この状況ですので、あまり必要性が高いソフトウェアではないと思いますが、参考情報として掲載いたします。

Flash Playerのバージョンを確認するには、Adobe – Flash Playerのサイトにアクセスします。

Firefoxでアクセスした状態ですが、右図の①付近をクリックしてFlash Playerを起動します。

しばらく待つと表示が変わります。

左図のように、

②インストール済みのFlash Playerのバージョンが表示されます。

③ブラウザ毎にFlash Playerのバージョンが表示されます。②で表示されたバージョンより小さい場合は、インストーラをダウンロードして上書きインストールしてください。

Adobe Flash Playerにも更新確認機能はありますが、確認間隔が1か月と長く、あてにならないので、自分で確認した方が良いです。

まとめ

パソコンで発生するセキュリティ事故は、ソフトウェアの脆弱性をつぶしておくことでほとんどを防ぐことが可能です。

最後に更新を手動でいつも確認するのは大変です。私のおすすめはWindowsUpdateのパッチ配信が毎月第2火曜日(日本時間では水曜日)配布されますので、そのパッチ適用時に合わせて実施すると良いと思います。

NASの紹介

データの整理のところで、増えるデータの整理は困ることがあります。特に家族が居て、写真や動画を撮る場合には置き場所と整理に気を付けないと、「あれ、どこいったかな…」ってなります。

オンラインストレージは無償とかありますので、試していただくとして、私は自宅にNASを設置しましたので、簡単な使用感と目的達成できているかの感想とメリットを説明したいと思います。

使用中のNASとその使用感

私が自宅で使用しているNASはQNAPのTS-220です。

NAS-TS220の写真

導入時期は4-5年前だと思います。ちょっと高かったですが、1TBのHDDを2本同時購入してRAID1で導入しました。

HDDのホットスワップにも対応しており、故障時にもメールが通知されるように仕掛けていますが、今のところ役立ったことはありません。

目的は達成できているか?

ファイルサーバとして使う分には本当に安定しています。コントロールパネルから見るとアプリなどでいろいろできそうですが、イマイチ利便性があるように思えるアプリが無いように見えるため、使っていないのが現状です。

写真や動画置き場には最適です。消費電力もPCより少なく、静かです。ファイル保管庫として見るといつでもPCやスマホから見えるので、十分満足です。一番心配なのはHDD故障によるデータ消失ですが、RAID1で構成しているため、同時故障がなければ安心です。もう4,5年使ってますが、HDD1本も壊れないので、同時故障の可能性は低くてデータ消失の危険性は少ないかと思ってます。

お勧めできるのか?

現時点でNASを利用するにあたり、QNAPは安全だと言えます。会社でも業務で使っていますが、故障したという話は本当に稀です。ただし、ネットワークがある程度構築できる人でないとNASの導入はハードルが高いとも思います。

まとめるとNASをお勧めする人は以下の人かと思います。他はオンラインストレージストレージサービスか外部メディア(USBや外付けHDDなど)に保管するのをお勧めします。

  1. 自分でネットワークを構成できる人
  2. 写真や動画を見たり、保存したりが多い
  3. アルバムにするのが面倒、もしくは場所が無い

最後は私なのですが…。写真や動画を撮って満足しています。必要な時はよくありますので、ペーパーレス化に伴ってアルバムもなくしたいと思ってます。

Windows7パソコンの今後

SEをやっている方で、Windows7パソコンはお世話になったと思います。マイクロソフトから2020年1月14日にWindows7のサポート終了が何度も通知されてますので、今後どうするか迷いますよね。

移行先の案を考えてみましたので、参考になればと思います。なお、本手順に沿って実施した結果については責任を負えませんので、ご自身で判断して実施してください。

Windows7パソコンの使い方

SEやっててもやってなくても、Windows7のパソコン、最近だとノートパソコンが主流だと思います。スマホやタブレットが流行ってますが、文書作ったりSEの仕事ではお世話になっていると思います。

ノートパソコンでWindows OSが変わるとき使い方でほぼ決まると思います。大体以下3通りに分かれると思います。

  1. Microsoft Officeが絶対に必要な方
  2. ブラウザがあれば良い方
  3. シリアル接続ができないと困るコア(レア?)なSEの方

3通りそれぞれまとめてみます。細かい設定についてはGoogle等の検索サイトを使うとたくさん見つかりますので、ここでは省略します。

1.Microsoft Officeが必要な方

パソコンの設定も面倒と思われる方だと思いますので、素直にWindows10のパソコンを購入しましょう。時間を有効活用するための費用と考えると安いと思います。

2.ブラウザがあれば良い方

ブラウザだけ良い方はWindowsから脱却できるかもしれません。GUIは必要と思いますので、Ubuntuをお勧めします。この記事記載時点の中では18.04 LTSが使いやすいと思います。

DVDやUSBメモリにインストール用のISOイメージを展開することでインストール可能です。念入りな方はインストールしないでお試しで起動してみることが可能です。最新版のパソコンだとドライバが別途必要になりますが、2,3年前のパソコンならトラブルなく、起動してしまいます。そのままインストールしてしまうこともできます。

Ubuntuのホームページを閲覧して、インストール用のISOイメージをダウンロードしてください。起動用にDVDやUSBメモリを使う場合には、インストールしなくても使えるRufusが使いやすいと思います。ダウンロードはRufusの日本語サイトから可能です。DVDもしくはUSBメモリにRufusを起動してISOイメージを書き込むだけです。

最後に注意事項がひとつあります。インストールは簡単にできても、日本語入力のON/OFFが標準ではできません。日本語入力には、日本語(Mozc)を追加でインストールするして設定する必要があります。Googleで検索すると設定方法の詳細が紹介されています。

ここまでできると標準はFirefoxですが、ブラウザを利用可能です。Chromeが必要な方は、WindowsのようにGoogleのサイトからChromeをインストールすることが可能です。ここまで準備ができるとUbuntuパソコンが使えるかと思います。Ubuntuライフをお楽しみください。

3.シリアル接続ができないと困るコア(レア?)なSEの方

私もWindowsを捨てる際に困ったのは、シリアル接続が必要な場合があることでした。最近はシリアルポート(9ピンのオス形式のインターフェースで、アナログディスプレイ用のメス形式とは異なりますので、ご注意ください)を完備するパソコンがなくなり、USBシリアルが主流です。前項の “2.ブラウザがあれば良い方” でも説明しましたが、ここでもGUIが使いやすいUbuntuを使います。

さて、USBシリアルを使う場合、ドライバがあるかどうかが心配されますが、安価なUSBシリアルでもUbuntuで認識しましたので、ドライバの共通化が進んでいるようですね。まずはUSBポートにUSBシリアルを接続してみてください。問題なく認識できるとターミナルからlsusbコマンドでUSBシリアルを認識しているか確認できます。デバイス名は/dev/ttyUSB0(”0″はUSBデバイスの数で変わるようです)です。さて、USBシリアルがUbuntuで認識できたらあとは使い方です。

さて、このUSBシリアルを使う前にもう一つ準備が必要です。実はUbuntuを使っているユーザーはWindowsのような管理者が与えられていないため、標準設定ではUSBシリアルを使うことができないのです。これを解決する一番簡単な方法は、自分自身のユーザーをdialupグループに追加するのが簡単です。

ここまで準備するとUSBシリアルを使うことができます。ubuntuからシリアルを使うには、cuコマンドを使います。コマンドの詳細な使い方は他サイトに譲ります。

まとめ

最近のWindowsパソコンは高性能なため、すぐに捨てるのはもったいないと思います。HDDをSSDに変えるだけでも性能があがり、使いやすくなることは多いので、余計に勿体ないと思います。

いかがでしたでしょうか。マニアックな内容もありますが、皆様のパソコンの有効活用の一助となれば幸いです。

それにしても、Ubuntuはかなり使いやすくなりました。