勉強した知識を役立てる方法

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学生時代には期末試験や受験勉強でたくさん勉強してきました。社会人になってからも、資格試験や業務の習得のために多岐にわたって勉強していると思います。

試験などのために時間を費やして勉強したけど、役に立ってるかというと…役に立っている感じはしないですよね。

でも実際には役に立っています。気づいていないだけです。この記事のポイントをまとめます。

勉強しているイメージ
ポイント
  • 判断する時のヒントとして使う
  • 新しい知識習得時のハードルを下げる
  • 本質を理解できる

いかがでしょうか。具体的理由と事例を交えて説明していきます。

勉強した知識の活用方法

勉強した知識が役に立っていること、活用する方法を説明します。

判断する時のヒントとする

簡単な例から行きます。

買い物する時に、同じ物がお店Aとお店Bでそれぞれ1000円と900円で売っているとします。お店Aでは「セールで3割引!!」「セールで30%引き」でセールしたとします。隣のお店Bでは「セールで2割引き!!」「セールで20%引き」とある時、お店Aでは700円になり、お店Bでは720円になります。元の値段はお店Aの方がお店Bより高いのに、値引きでお店Aの方が安くなる。小学校で習う計算でここまで判断できます。

 

お店A

お店B

お得な店

通常時 ¥1,000円 ¥900円 お店B
セール時 3割引き(¥700円になる) 2割引き(¥720円になる) お店A

他の例を挙げます。

就職や転職時、過去に自分が勉強してきたことから、自分の好きなことや得意なこと、仕事としたいことを判断しているのではないでしょうか。「情報系は苦手だからSIerには就職しない」とか、「この仕事向いていないから転職する」とか判断していると思います。その時にはやはり過去勉強で習得した知識を使っています。勉強と言っても椅子に座って机ですることだけではありません。見学や体験も立派な勉強です。

新しい知識習得時のハードルを下げる

これも簡単な例かから説明します。

小学校を卒業して、一足飛びに高校の勉強はできるでしょうか? できないですよね。中学校の勉強を通して高校の勉強へ進みます。これは高校の勉強のハードルを中学校の勉強がハードルを下げていることになります。山登りと同じです。断崖絶壁を上るより距離が長くても登山コースを通れば登頂も簡単です。

他の例を挙げます。

運転免許証には普通自動車と大型自動車に分かれていて、さらに第一種と第二種に分かれています。第二種は運転そのものでお金を頂くために必要な免許です。第一種は自分が運転するための免許です。第二種の自動車運転免許は第一種の普通運転免許が必要です。大型自動捨の運転にも同様に前提条件があります。他にも資格によっては前提の資格があります。

新しい知識(資格)を取得するために別の知識(資格)が必要となる。ハードルを下げるためにあるものと考えられます。人は変化が速いものには敏感に反応できますが、ゆるやかな変化には鈍感という習性がありますので、この点は気づいにくいです。

本質を理解できる

いろいろ勉強していると「あれ、これって前に別の本に書いてあった」ということはあると思います。特に資格試験で勉強していると別の本にも同じことが書いてあることが多くあります。一つの事象をいろいろな角度で説明されると共通点がわかってきます。

具体的な例で説明すると、ジグソーパズルです。ピースを埋めていくと全体像が見えてくるのと同じように、勉強していき断片的に知識から、ある時突然「こういうことか!」と本質が理解できる時が来ます。今話をしているジグソーパズルは、全体像が分からない種類を想定しています。

別の例でいうと、パネルクイズアタック25の最終問題が近いと思います。25枚のパネルの内で獲得したパネルのみ開き、クイズに答える。一部分しかわからない中で回答を見つけるのは知識の断片から本質を見つけるのと同じです。

全体像が見え始めたジグソーパズル

いろんな勉強をしていくと同じ考え方に出会うことがあります。例えば電話場合の市外局番、市内局番、加入者番号の階層構造で構成されています。パソコンのフォルダ構成も最上位からの階層構造です。階層構造で管理するものは意外と多いです。

共通点を見つけると勉強内容の理解が速く、深く理解できるようになります。

勉強する目的を持とう

勉強することは良いことですが、長期視点で5年後や10年後にどのように自分がなっていたいかを想定して、そこから必要な勉強をしていきましょう。資格マニアのようにあれもこれも資格を取るのはダメです。時間がもったいないですし、アピールポイントになりません。逆に5年後、10年後に「〇〇になりたいから必要な資格を取得しています」と言えると計画性があってしっかりした考えを持っている人と見られます。

何のために勉強するかを常に考えて他人に説明できるまで目的を整理できていると良いと思います。

私の実績の紹介

私が取得した資格は以下の通りです。もともと通信技術者目指して、SEになったので、インフラやネットワーク系の知識が中心です。あまり関係ない資格は取得していないです。20年以上社会人やってますので、それほど資格は多く取得していないです。

  • ネットワークスペシャリスト
  • 情報セキュリティスペシャリスト
  • 情報処理安全確保支援士(登録セキスペ) ※経過措置で取得
  • Oracle Master Gole 9iと10g

他にもCCNAやMCPは取得しましたが、失効してるものは除外しています。でもその時習得した知識は新しいバージョンになっても差分だえ押さえるだけで済みますので、今までのところ困ったことはありません。

勉強したことは必ず役に立つ

最後に、まとめます。過去に勉強したことは必ず役に立ちます。無駄にはなりません。過去勉強したことは再掲になりますが、以下のように役に立ちます。内容を忘れてもすぐに思い出せます。

ポイント
  • 判断する時のヒントとして使う
  • 新しい知識習得時のハードルを下げる
  • 本質を理解できる

ただし、一夜漬けですぐに忘れるような勉強法ではダメですが。記憶に残る勉強は反復して勉強した内容を本当に理解していく必要があると思います。その上で過去の勉強した内容と新しい勉強する内容が関連付いて記憶に定着します。

社会人になっても勉強は必要です。自分に必要なスキルを見つけて習得していきましょう。

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