今回は、SEらしいテーマをあげてみました。古いCentOSを使う必要が出てきた場合にどこから手に入れたら良いかをまとめます。探してみるとCentOS6はどこからもダウンロードできないように見えるのですが、調べてみると見つかりました。
SEやっていると古いOSを使ったシステムで新しいOSへ移行するために検証環境が必要となることがあります。
インストール用ISOファイルが取得できれば、このサイトで紹介しているHyper-Vで検証環境が出来上がります。
目次
CentOSの旧バージョンをダウンロードする
CentOS 6 の最終バージョンのインストール用ISOを探す
旧バージョンのCentOSでよく使われているのは5.5や6系が多いと思います。でもCentOSの公式サイトではCentOS6のダウンロード先を紹介していません。CentOSのダウンロードサイトを辿って、CentOS6の最終バージョン6.10のフォルダにはreadmeファイルだけがあり、開くと下のように表示されます。

上のように「使うべきではない」と冷たいメッセージだけが表示されます。
このままではCentOS6の最終バージョンが取得できません。でも、よく見るとCentOS 2系からディレクトリはあります。そこで、一つ前のCentOS5を探してみます。
CentOS 5 の最終バージョンのインストール用ISOを探す
CentOSの配布サイトでCentOS5の最終バージョンを探してみます。readmeファイルだけがありますが、それを開いてみます。

CentOS6の時とは違って、CentOS5のreadmeでは配布サイトを紹介していますね。早速http://vault.centos.org/5.11/を開いてみます。

CentOS 5.11 用のファイルが見つかりました。isosのディレクトリを辿るとISOファイルをダウンロードできます。
CentOS 6 の最終バージョンのインストール用ISOをもう一度探す
CentOS 5.11 が、http://vault.centos.org/5.11/のサイトからダウンロードできることがわかったので、上の階層のhttp://vault.centos.org/を表示してみます。CentOS 2 から 最新版までのバージョン毎のディレクトリがありました。
早速CentOS 6.10のフォルダを下りていきます。

上の図のように、インストール用ISOファイルを見つけることができました。これでインストールして検証環境を作ることができます。
まとめ
CentOSのインストーラはhttp://vault.centos.org/から全バージョン取得できそうです。CentOS 6 だけリンクがreadmeファイルに書いていないのは少し不親切ですね。
Hyper-VでCentOSをインストールする方法は、CentOSのインストールを最短でにまとめていますので、参考にしてください。