グローバルIPアドレスを調べる

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パソコンを使ってWebサイトを運営していると、Webサイトへのアクセス解析をする人が多数だと思います。でも特定のIPアドレスからの接続が多くて調べてみると自分のIPアドレスでがっかりした経験はありませんか?

ここでは自分が使っているIPアドレスを調べる方法を説明します。

グローバルIPアドレスを使って接続するインターネットのイメージ
mohamed HassanによるPixabayからの画像
このページの結論
  1. あたなが使っているIPアドレスは18.217.84.171です。
  2. Webサイト上では環境変数 REMOTE_ADDR を読み取ることで、Webサイトに接続しているIPアドレスがわかります。

自分のIPアドレスを調べる方法

なぜ自分が使っているグローバルIPアドレスがわからないかというと、最近のネットワークはLANの中ではプライベートIPアドレスを使う形態しかありません。そのため、Webサイトにアクセスした時のグローバルIPアドレスは変わってしまいます。

グローバルIPアドレスを直接スマホやパソコンに使わせない理由は2つあります。一つはグローバルIPアドレスが足りないからです。もう一つ、セキュリティ上の理由があってLANにあるパソコンをインターネットから直接見せないようにするためにあえてプライベートIPアドレスを使っていることもあります。

特にIPv6であればグローバルIPアドレスが不足することは当分の間は無いです。現実的にはグローバルIPアドレスが不足しているIPv4を使うことがまだ多いです。そのためIT業界では、まだIPv4が現役でIPv6はおまけのような存在です。

具体的に自分が使っているグローバルIPアドレスが何かを調べる方法を3つ説明します。

ネットワークの管理者に聞く

ネットワークが複雑であれば、WebサイトごとにグローバルIPアドレスを変えている場合もあります。例えばマルチホームで接続している場合や、複数のプロキシサーバあり、用途に応じて振り分けている場合など、複雑なネットワークポリシーがあると複数のグローバルIPアドレスを使い分けていることがあります。

このような場合は、ネットワーク管理者が居るはずですので、ネットワーク管理者に確認した方が良いです。

Webサイトへアクセスして調べる

それほど大きなネットワークではない場合、グローバルIPアドレスが一つの場合があります。この場合には、大きなネットワークの時のように、WebサイトごとにグローバルIPアドレスが変わることは少ないでしょう。

Webサイトの接続して接続元(つまり自分になります)のIPアドレスを表示させることで自分が使っているグローバルIPアドレスを知ることができます。

Webサイトでは、アクセスログを見ると接続元のIPアドレスは載ってきます。もう少し簡単な方法では、PHP・Ruby・JavaScriptなどでWebコンテンツに表示してしまうのも一つの手段です。環境変数 REMOTE_ADDR を取り出すとIPアドレスが入っています

このWebサイトでもIPアドレスを表示していますが、PHPのgetenv関数を使っています。

ネットワーク機器を調べる

インターネットへの接続が1台だけなら、通常その機器を調べればグローバルIPアドレスはわかります。

ただし、インターネットへの接続にプロキシサーバなどを使っているとインターネットと接続しているIPアドレスが実際のWebサイトとの接続に使うIPアドレスと同じにならない場合もあるので、使っているパソコンやスマホの設定を確認することが必要です。

このサイトでも表示します

あなたが使っているIPアドレスは 18.217.84.171 です。IPアドレス以外にも有用な情報はありますでのいくつか掲載します。

項目名 対応する環境変数 取得した値
IPアドレス REMOTE_ADDR 18.217.84.171
ブラウザ HTTP_USER_AGENT Mozilla/5.0 AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko; compatible; ClaudeBot/1.0; +claudebot@anthropic.com)
どこから来たか HTTP_REFERER https://singomemo.com/%25E3%2582%25B0%25E3%2583%25AD%25E3%2583%25BC%25E3%2583%2590%25E3%2583%25ABip%25E3%2582%25A2%25E3%2583%2589%25E3%2583%25AC%25E3%2582%25B9%25E3%2582%2592%25E8%25AA%25BF%25E3%2581%25B9%25E3%2582%258B-4315.html

他にも取得できる値はありますが、Webサイト管理者に有用なのは上記3つくらいですね。JavaScriptだと画面サイズも取れるようです。

どこから来たかについては、直接URLを入力したり、ブックマークから呼び出したり、新しいタブや新しいウィンドウで開いた場合には記載されないので注意が必要です。

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